「音楽が良いが演出は非常に悪い。観る価値はある。」BLUE GIANT 白魚さんの映画レビュー(感想・評価)
音楽が良いが演出は非常に悪い。観る価値はある。
悪い日本映画の特徴は?
…感情全部、口で言えるんだ。
と言いたくなるほど演出は酷い。
えっ(驚き)、はっ(気づき)を始め、モノローグも独り言も、何もかもすべて大袈裟な表情付きで口に出す。
控えめな演技、演出で視聴者にそれとなく伝えるような表現方法でいいじゃないか。その方がずっと上品だよ。
モノローグでいいようなところを、わざわざ口を動かして陳腐にしなくていいじゃないか。視聴者はそんなにバカじゃないぞと言いたい。
尺が無いのは仕方ないとはいえ、余韻や間の使い方も本当に下手くそ。
また、いくら何でも登場人物を泣かせ過ぎで、とにかくくどい。
大事なところで、堪えきれず流すからこそ涙の価値が尊くなるんだよ。安っぽい演出。
全て邦画の悪いところを煮詰めた感じ。
声優もメインの3人ともまぁ演技が下手。
良かったのは平さんくらい。
ここまで不満ばかり書いて、間違いなく星1つレベルの評価なのだが…だが、本当に音はいい。ピアノの上原ひろみさんをはじめ、サックスもドラムも素晴らしかった。それだけで1800円出して観に行く価値はあった。
音楽だけは星5つ。トータル星3つ。
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いぱねまさんのコメント
2023年2月17日
失礼します
思い切ってサイドストーリーとしてのメンバーのピアニストにフォーカスした内容にしたほうが面白かったかも知れませんね 中途半端感が否めないかなぁと勝手に思いました
失礼しました