ラーゲリより愛を込めてのレビュー・感想・評価
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戦争は残酷
山本の人間性が素晴らしい。あんな辛い状況でも笑顔で、他者を励まし勇気づけ、気遣うことができる。
そんな山本にだんだんと心を開く仲間たち。松田が山本を病院に連れて行ってほしいと座り込みを始め、みんなも一緒に座り込む場面は感動もの。
やはりいちばん感動した場面は遺書を届けに行った4人が、自分たちで書き起こした遺書を手渡し、暗記していた遺書を涙ながらに語る場面。役者陣の演技が更に感動させる。松坂桃李、安田顕、桐谷健太はもちろん、中島健人が想像以上の演技で見直しました。
鑑賞出来て良かった
リアタイでは観れなかったので
劇場で観たいと思い待っていたら
県民共済シネマホールで上映されるのを見て
132席と小ぶりながらも、音響も良く
混雑していなかったのが良かった😅
最優秀主演男優賞取った2人の共演
推しの松坂桃李くんに二宮くん
他のキャストさんも豪華✨
どんな過酷な環境でも仲間を励まし
人間らしく生きようとする山本
山本の帰りを待ち続ける妻・モジミ。
この運命に翻弄されながらも夫の帰りを信じて
再会を願い続けた2人の11年…
収容所での出来事は過酷で
あの時代はそんなのが当たり前だったのかと思うと
自然と涙こぼれます😭
やっぱり劇場で観れて良かった✨
二宮くんの病床での芝居は言葉に出来ない程👏👏
トーリくんも変わらず素晴らしい演技👏👏
今回初めて演技をみたケンティー(中島健人)も
素敵な役どころで輝いて見えた✨
収容所での犬のクロが実在していたという…
希望を見いだせない中でのクロの存在
ラストの場面は涙なしでは観れなかった😭
「氷の海を追ってきたクロ」として
書籍化もされているらしい
戦争のない世界であって欲しいと
心から思えた作品でした🥺
記憶で遺書を届ける、なんというラスト、名ラスト
シベリア収容所の絶望が重くて辛くて録画を一旦止めて翌日に持ち越したんだけど、山本氏が病に倒れてからの展開に涙が止まらなかった。まず最初の山場がクロの生還、その後の遺言の伝達に戦争の悲惨さを伝えるだけの映画ではない深い感動を止められない涙と共に見終えた。二宮和也を筆頭に北川景子、松坂桃李、安田顕、桐谷健太、中島健人らの縁起が光る。こんな泣いたのは久しぶりだ
終戦後のソ連による日本人シベリア抑留の話。 現実にあった話。 終戦...
終戦後のソ連による日本人シベリア抑留の話。
現実にあった話。
終戦してもなお国交が回復されるまで強制労働を強いられていた現実。戦争の歴史として忘れてはならない。今も戦争をしているロシア。人間はどうして学べないのかと悲しくなる。
思いのほか中島健人の演技が良かった。
山本さんの遺言を4人で記憶し、伝えた事実に感動しました。松坂桃李の松田の母親と重ねて伝えるシーンは良かったです。
衛生的にきれいなど微妙なシーンはあるものの、当時の事実を伝える映画として良かったと思います。
現代の私たちにも刺さる『希望を持つ』という言葉
お涙頂戴の映画は失礼ながらも苦手な方で、予告を見て気になったので配信で観ました。
戦争が終わってもなお、自国に帰れない方々の本当に悲痛なストーリーでした。
豪華な俳優陣の演技が本当に素晴らしく、自然と涙が出てきました。
日々生きていてネガティブになることもありますが、山本さんのように希望を忘れずに慕われる人間になりたいと思う素晴らしい作品でした。
家で観てよかった そう言えてしまうくらい、ラストが泣けて泣けて大変...
家で観てよかった
そう言えてしまうくらい、ラストが泣けて泣けて大変だった
映画館だと、やはり遠慮なくは泣けないところがあるので
これが実話が基になっている、と思えば、さらに泣けてくる
仲間たちのとった行動、そしてその実行の時
本人の状況もあって、あなたがそれなのか!と思えば、さらに泣けてくる
ひたすら、胸を打たれ続けるのは、それまでの山本さんと仲間たちを見ているからかもしれない
てっきり戦時中の話かと思っていたが、終戦後11年間もソ連に捕らえら...
てっきり戦時中の話かと思っていたが、終戦後11年間もソ連に捕らえられていた捕虜がいたとは知らなかった。
気丈に振舞っていた北川景子の号泣シーン、山本の遺書が4回にわたって遺族の元に届けられるシーンは泣けた。
2度目の鑑賞。一生胸に残り感じた想いを大切にしたい映画
“戦争の後遺症”というにはあまりにも理不尽で無情な出来事だと感じずにはいられない。
特に冒頭約30分間は体感以上に長く重い時間に感じます。
今回この映画を鑑賞するのは2回目になりますが、このリアルな残酷さがあるからこそ後の過酷な収容所生活での僅かな希望やラストシーンの感動、この映画のメッセージが胸の奥に届くのだと思います。
二宮さんの演技は言わずもがなですが、今まで仲間を励まし続けた山本幡生が訪れる死を目の当たりにし放った叫びの声、表情、強い目全てに絶望感が溢れた演技は圧巻の一言です。
主要キャストの方々だけではなく出演されている皆さんの演技がとにかくもう素晴らしいです。
ラストはやはり“泣く”ではなく“泣き続ける”の表現が適切。
私自身、初鑑賞の際は苦手な描写も多く「見続けられるかな?」と多少不安にかられたりしましたが、それでも昨今の時代ここまでストレートに戦争における悲惨さを伝える映画はとても意味があると感じます。
今の世の中、世界情勢における重要なメッセージを受け取りました。
きっと何度観ても胸打たれ、勝手に涙が溢れる映画だと思います。
だから生きて、生きてて欲しい。
シベリアの強制収容所で捕虜にされた主人公。いつか日本に帰れる日を思いながら仲間達と小さな希望を信じ、生きていく話。
収容所での日々はほんとに過酷で見てて胸が痛くなるシーンが多かった。でもこの話はノンフィクションだからこういう事を二度としちゃいけない。忘れてはいけないと思いました。
主人公がずっと希望を抱き続ける姿や仲間たちを励ます姿をラストシーンで思い出すとマジで感動します。映画中で何回泣いたことか。。。
主題歌のSoranjiもまじでいいんよな。。この曲を聞いてこの映画を見ようと思い、鑑賞してみましたが映画を知る前と後では歌詞の意味が100倍も伝わってきます。
瀬々さんらしくない凡庸故残念
2022年劇場鑑賞100本目 良作 62点
個人的に世間の評価高過ぎな作品
2022年劇場鑑賞103本で今作が記念すべき100本目で、生涯で100本超えたことが無かったし、瀬々さんの作品は好きなのでそんな中での鑑賞だったのですが、期待外れでしたね〜
瀬々さんの他の作品のレビューにも書いていますが、瀬々さんって作品ごとの熱量や作家性の入れ具合の差が激しくて、世間での評価が高いのはどちらかというと熱量低く作家性も高くない、世間に媚びた売名(?)目的で受けた作品で、個人的に好きなのはちゃんと瀬々さんを感じる作品で、楽園とか明日の食卓です
多分瀬々さんが有名監督に仲間入りした作品の64より前は社会風刺×ピンクの作品が多くて、有名になる前にピンク映画を撮っている方は多いですが社会風刺は瀬々さんの個性で、楽園や明日の食卓はそれを感じるけど、今作やとんび、糸はそこの強みがあまりない(護られや友罪、64は個人的に微妙)
まあ今作も歴史を描いているのでどちらかというと得意なジャンルだと思うけど、発揮しきれていなくてそのままお利口に作ってしまったというか、味付けがなくて瀬々さんである必要が感じられない
物語の展開はまあ当たり障りない現実的なドラマで、語り手の松坂桃李は演技力や風貌含め適任で、個人的にはもっと松坂桃李の映画にしたほうが瀬々さんの映画になった気がします
消化不良の脚本
日本映画の父・牧野省三が唱えた映画の三要素である、スジ(脚本)、ヌケ(映像表現技術)、ドウサ(役者の演技)の内の、スジとヌケが不十分な出来栄えで、残念ながら、大宅壮一ノンフィクション大賞を受賞した辺見じゅん氏の原作の持つ、崇高で荘厳な極限の同胞愛人間愛を表現できていないと思います。
主人公の山本幡男がなぜ収容所の捕虜皆から敬慕され、尊敬されるのか、互いの感情が一体化し同調していくプロセスの表現が不十分です。山本は、ただ奔放に思いついたこと、己の感じたことを、思慮分別なく子供のように言いまくるばかりのようにしか見えません。残念ながら捕虜の皆の眼差しや表情を見ても、彼ら全員が望んでいることを慮って代弁しているようには感じられず、そのために独房に拘束されるのも自業自得にしか思えません。
これは決して主人公を演じる二宮和也の演技不足ではなく、そもそものシナリオに問題があるように思います。収容所の過酷さ、そして捕虜の苦しみ、悲しみ、悩みを切実に具体的に描ききれていないせいでしょう。極寒の地で自由を奪われて心身ともに悲惨な絶望状態に置かれ、無気力にならざるを得ない酷い環境であることを映し出してこそ、皆を庇い皆の願いを代弁する山本の言動の崇高さ気高さが観客にアピールします。
しかしスクリーンでの収容所の空気は、何だか明るく希望的なように感じられました。
本作のモチーフが、山本の遺書を記憶して口述で遺族に送り届けるという、代償のない、ただ献身的な行動の動機がこの点に収束するだけに、このシナリオの欠陥は致命的です。
ストーリーが進行する視点の置き方にも問題があります。
収容所シーンになって以降は、てっきり松坂桃李演じる、傍観者と共鳴者の狭間で揺れ続ける松田一等兵の視線で映像が進行していると思っていましたが、どうも半ば過ぎてからは松田自身がストーリーから外れていき、安田顕演じる屈折し苦悩する元上官の目線に移ったようでいて、でもそうでもないようで、ともかくカメラの視座の所在がブレ続け、従い敢えて言えば“観客目線”の、誠に中途半端な映像になってしまった感がします。
ヌケ(映像表現技術)では、北川景子演じる山本の妻が典型ですが、殆どの登場人物に10数年のただひたすら耐える長く苦しい歳月が積み重なった加齢が全く見えません。容貌に老いが、動作に衰えが全く出ていませんので、物語に鬱屈した重圧感が出て来ず、スクリーンからは悲愴感や閉塞感が湧いてきません。
山本を、人間愛の権化とし聖人君子のように描くシナリオもあり得たと思いますが、それにしては、本作には徹底した悪人がいません。アクの強い、いかにも憎たらしい悪役がいてこそ正義が際立ち、観客に感動をもたらします。日本人の中で権威を笠に着た傲慢な言動を取るシーンはありますが、終始主人公と対峙するということにはならず、インパクトは弱いものです。
“悪人”を担うはずの監視者のロシア人は、理不尽な暴力的残虐性が異常に強調されますが、理屈や対話が全く通じない、いわば獣と同様に映されていて、憎悪の対象になりようがない描かれ方です。
ただ後半の見せ場である遺書を伝える4人の行為には素朴に感動します。見返りの全くない、ひたすら犠牲的献身的な行動には純粋に心を打たれます。
但し、役者自身が慟哭していては、観客は泣けません。役者の側は悲しみを押し殺して耐え忍んでこそ、観客の涙腺を刺激することになるのだと思います。
ラーゲリだけに、ただのゲリです。一つも面白くない。
あまりにも内容が浅くて10分でまとめれるような内容をだらだら長くしてるだけで
緊張感も何もなく、泣かせにこようと必死なのが透け透けな全く心に刺さらない映画。
何を伝えたかったのかがわからない、低予算のドラマレベルの出来でした。
こんなの見るくらいなら時間勿体無いから、
ヒトラーの忘れもの、1917 命をかけた伝令、アメリカンスナイパーを見たほうがいい。。
役者さんが凄い
全体的に役者さん皆が凄かったです、二宮和也さんは硫黄島同様違和感なく(二宮和也さんに見えないくらい)当時の兵士でしたね。今回驚いたのが中島健人さんがいつもの王子様感が全くなくて別人にみえます。それと北川景子さんはレベルが上がったと感じるほどでした。佐久本宝君やカロリーメイトの子とか推してる俳優さんもいて良かったです。主題歌は皆さん合うと言われますが僕はなんか合わないなって感じました。
希望と道義は大切
希望と道義は大切だなと思いました。
子どもたちへ、出世しなくて良いから道義を守れと。
妻への労いの言葉も良かったなー。
北川景子が子どもたちにはあくまでも強い母親で、土にひれ伏して泣くシーン以降は涙が止まらず。
犬のクロが船目指すシーンはヴァイオレットエヴァーガーデンのラストシーンではないですか。
どちらも涙溢れるシーンです。
遺書をソ連兵に取り上げられても分割して記憶して届けるのはまさに道義ですよね。
文字の書けなかった漁師が遺書を書き写したのですよ。
説明セリフがないのもほんとに素晴らしかった。
100点満点あげたい映画でしたが、惜しむらくはエンドロール。
もう、エンドロールクレメンタインでいいじゃない。
なんであんな曲流すかな。余韻に浸れやしない。
曾孫のコロナ禍での結婚式は良かったなあ。
妻があの時帰国しなければ命のバトンは繋がれなかったわけだから。
いい映画でした。
骨折🩼のため久々の劇場。2本立て、1本目。 ソ連、ムカつく。勝敗の...
骨折🩼のため久々の劇場。2本立て、1本目。
ソ連、ムカつく。勝敗の趨勢が決まってから日ソ不可侵条約という約束を破り参戦。なんて汚い。まあそれは今の某国を見ても分かるでしょう。返せ!北方領土。
ところで本作、ちょっと期待し過ぎたようだ。
・家族の別れがあまりに不自然
・北川景子が綺麗すぎ、戦中にあんなのいない
そして物語は既定の泣かせ路線へ。遺書の伝え方のみ驚かされた。しかしそれは原作、事実の良さ。
・キャスティングが軽い。松坂桃李のみ合格
・ラストの蛇足感
贔屓の引き倒しのアイドル好きの高評価がかなり入っていると思います(笑)
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