ラーゲリより愛を込めてのレビュー・感想・評価
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【リアル主人公と仲間たち&原作は星5つ満点】だが率直にいうと普通の作品。
イヤイヤ山本幡男さんと仲間達の意気や良し。満点。相違ない
その物語を紡ぎ出した原作も満点。星5【明日Amazonで原作届く】
ただ本作【泣かせどころ】は良いのだが
個人的な感想としては 良いところ、悪い所が極端で、星は平均点。【あくまで個人的】
最後の仲間達の心意気には胸打たれた。それは認める。素晴らしい。あっぱれだ!
【本作の良いところ】
・二宮和也 が好演。最後の病床の作り込みも素晴らしい。
・桐谷健太の、過去の栄光で威張り腐る、たかだか下士官の軍曹、桐谷さん力が入りすぎて
違和感MAXなのだが、逆に最後の【実はライバル強敵が、豹変、涙する】というクライマックスに向けての伏線十分
このあたりは、物語の王道中の王道で観客の心の琴線に触れ、素晴らしい
・中島健人の役の純粋さ と犬の🐕クロが物語の良いアクセントになっている。
・進行がスムーズで場面展開が良く、飽きさせない。
・主人公の婚約の場面の描写、海がCG使ってると思われるが美しい、実に美しい
・なんと言っても実在した山本幡男さんが、ケレン味のない誠実さ溢れる人物。
【本作のイマイチなところ】
・最初の満洲かなんかの、山本さんと妻子との別れがアッケラカンと不自然すぎる。「再会しよう❗️」じゃなくて、・・旦那、埋もれて身動き取れないんだから、後ろ髪引かれる思いが当たり前だろよ。往生際が悪いのが当たり前と思う。
・北川景子が、現在の女優でトップクラスの美人だとは認める。しかし人間の顔は時代により骨格が進化してるのだ。戦前の人で北川景子の顔、しかも今風の小綺麗なメイクはあまりにも不自然。「スパイの妻 蒼井優」を見習ってほしい。
・山本幡男さんの収容所での素晴らしい行動と信念がイマイチ伝わってこない。セリフが上滑り。
・野球の場面 甲子園=平安中学のはすが「平安商業」と架空の呼び名なのに、六大学野球のKOはそのまんま
明らかにイヤらしいKOのスタッフの学校宣伝洗脳。イヤらしいことこの上ない。仮に事実だとしても、そのセリフ要るか❓❓仮に原作にあったとしても「六大学の四番」でいいと思うぞ。スタッフさん。洗脳はやめてほしいと切に願う。
・よって安田顕の流暢に聞こえるロシア語も、鬱陶しいものだった。「ホントにそのセリフ要るかい❓」
・戦場の戦闘描写がチープ。
・ロシアの冬の労役の厳しさもイマイチ伝わらない、丸太運びもなんだか軽そうだし、「八甲田山」映画作品見てる人間からすると物足りない。
イヤイヤ、戦争映画だけはひたすら観まくっている経験値の人格のひねくれたジジイのワシからするとイマイチなのだ。
ただし、ワシ、有料パンフは勿論、クリアファイル、緑の筆入れみたいなマルチケース、ブックカバー等秀逸な
グッズは購入したこと報告します。有料パンフも出来が良い。善良な市民の方は、涙すること必至でございます。オススメ。
冒頭からずっと泣ける
久しぶりにこんなに冒頭から泣ける映画に出会いました。
恥ずかしながら私は戦後こんな事があっとしりませんでした。実際はもっと残酷で辛い話なんだと思っています。
些細な幸せは今も昔も同じだと、生き続ける事の方が大変なんだと感じました。
音楽の使い方も良かったなと思っています。
キャスト陣の演技力も凄まじものかありました。
二宮和也くんの演技はもちろん、安田顕さんに、松坂桃李さん、桐谷健太さんの迫力ある演技にとても惹き込まれました。北川景子さんの泣いてるシーンが、本当に悲しくて一緒に泣けました。
戦争は決して忘れてはいけない事だと思っているので、若手のキャストによって沢山の方に届けばいいなと思っています。
4通の遺書を届けてくれてありがとう
「頭の中で考えていることは誰にも奪えない」
聞いたことのあるフレーズですが、改めて納得。
終盤で、いきなり2022年の孫の結婚式。
寺尾聰の登場で「あんただれ?」と(笑)
長男のケンイチが孫の結婚式でスピーチする場面ですが、時間が何の前触れもなく進みすぎて、少しわかりにくかったです。
無事に4通の遺書を届けてくれてありがとうという気持ちです。
北川景子の演技を上手と思ったことがなかったのですが、今回はさすが女優だなと感心しました。
二宮くんはどんな役でも「ニノ」が前面に出ますね。
映画として中途半端な気がしました
事実に基づいた話らしく、シベリア抑留の細かいエピソードが入るが、それがきれいに回収されるわけでなく淡々と進む。
しかし後半になるにつれて演出が過剰に。
エンタメに振りたいなら序盤のエピソードをもっと整理した方がよかったのでは?
リアリティに寄せるかエンタメに振るか中途半端に感じた。
感動的な話ではあるが「シンドラーのリスト」はじめ似たような話を知っているので、後半はどこかで見たような展開で新鮮味に欠けた。
実在のモデルの方がいるので悪くは言えないのですが・・・
実在のモデルの方がいるので作品を悪くは言えないのですが、はっきり言って話のバランスが悪いです。
〇主人公たちがどうしてあのような目にあったのか、社会的な背景がほとんど描かれていません。
(日ソ中立条約破棄後のソ連の参戦と朝鮮戦争についてごく簡単に触れてありましたが不十分では。中国東北部の状況(日本による鉄道支配とか満州国設立とかノハンモン事変とかソ連との対立関係とか)や冷戦の影響について説明が必要だったのでは。あと、日本の戦後の状況とか描くべきだったのでは。
〇その一方で、黒犬の扱いはありえないでしょう。意図はわかるけどリアリティがなさすぎて醒めてしまう。
〇10年たっても皆さん容姿が変わらないのに違和感あります。惨憺たる苦労したはずなのに。
主人公の奥さん役の北川景子さん、相変わらず綺麗ですね。ただ、綺麗のままで変わらないのはおかしいです。苦労したとは全然見えない。老け役嫌がったんですかね。役より自身の見た目を優先したのですかね・・・
ほかにも気に入らないことありますけど、実話ベースなのでこのくらいで・・・
製作は瀬々監督。やっぱり自分とは相性よくないです。点数は甘目です。
ニノは何やってもニノ
史実に基づいた脚本なのとロケ地のチョイスがいいのか、過酷なシベリア抑留で悲運に翻弄させられることを実感できる作品でした。
後半のシーンでは泣かせにきてるのは理解しつつも泣くまではいかず。
ニノが山本さんに見えず、そして過酷な状況に痩せ細っていくようにも見えず、ニノのままで、なんか、まぁこれはこういうものなのだと割り切って見ました。
ただケンティは、ケンティでなく、いい感じの脇役を演じてるなぁと思いました。
見てよかった!見ようか見まいか迷っていた作品
今回、この作品を見ようと思ったのはミセスの曲を聴いてからでした。
戦争ものに近しいのは、辛い描写や残酷なものが多いので見終わった後、感情を引きずってしまう私はみることを避けていました。
しかし、戦後のソ連による収容所の話は私の頭に情報が全くなかったので気になって見に行きました。
まず、言いましょう、終戦したのに約12年間も辛く苦しい日々を送っていた人々がいたことを忘れないで頂きたい。
てっきり、私は戦争中の話しか知らなかったので今回の映画でびっくりしたのと、なぜ今まで知らなかったんだという後悔?のような感情になりました。
ラーゲリー(収容所)に入ってからは、労働の統制を取るため、戦争時日本兵の中で、上の位にいた人を監督とし、一等兵はずっと働かされていました。
渡される1日の食料は、黒パン(現在でいう食パン一枚)とかゆ少量のみ。耳が多い部分をもらったひとは幸運なことでした。みみの硬い部分は腹持ちが良いためです。しかしながら、それも上の位の人に無理やり交換されたりしていて…労働しない人が食うな!って見ながら思いました。
山本さんは、同義を忘れない人そしてまごころを忘れない人。日本人なら鏡とは正にこの人を言うんだろうなと感じました。
そして、妻のモジミさん、信じて待ち続ける姿はとても強かった。戦争当時は女が家・家族を守るのが第一夫と別れた後も1年くらいは満州を出れなかったみたいですから、今の人には考えられないような境地を掻い潜ってきたと思います。
本当はいっぱい書きたいけど、感情がまとまらない!とりあえず見てきてほしい!お願いです!終戦後のごたごたに巻き込まれてしまった人々がいたことを。
ラーゲリーより愛を込めて
この世のあらゆる生物は、計り知れないものを宿している人もまた然り
希望が無ければ生きていけない‼️❓何者も希望を奪うことは出来ない‼️❓
絶望の淵に立たされてながらも、人のことを気遣う人たち、これが実話。
どんな時も希望を捨てず、明るく、みんなを鼓舞する主人公。
生きるだけでも大変なのに、遺書を命懸けで護り伝える人達。
二宮の祖父はシベリアに四年抑留されたそうだ、この映画こそ宿命なのだ。
この映画で戦争の理不尽さ残忍さを痛感するとともに、日本人の優しさに心を打たれてました。
安田顕や松坂桃李やニノが最高の俳優であることを再認識しましたが、北川景子をはじめて名女優だと思いました、ダイゴが慟哭するはずです。
何度も泣いているうちに、いつのまにかエンドロールです、エンドロールが涙で霞んでみえました。
最高の映画でした🎞🎟🎬ありがとうございます😭
全ての日本人に是非。
予告の音楽に不安があったけど
途中で知ってるな、、、この話と気が付き、終わりも分かっていたのだけど、泣けるね、、、これは。
何ヶ所か嗚咽レベルでやばいな。
思っていた通りのストーリーなんだけど、6人の役者の演技にたまらないね。
中でもやっぱりヤスケンですね。ひとつの映画でカメレオンですね。
知識としてシベリア抑留は知ってるけど、ようやく理解できた感じがします。本当は11年ですから、2時間では理解出来ていないのだろうけど。
戦争関連の映画観ると、この方たちの未来が私たちなのだと思い知らされます。もちろん日本にも戦争犯罪はあったとしても、未来=私たちのために犯したことたのだと理解する必要がありますね。
エンディングで流れた曲は、予告の曲??
感じ方が全然違うので。
予告の曲では、お涙ちょーだい!感動強要って感じがしたけど、エンドロールではこの曲いいなと思いました。不思議。
とにかく北川景子か美しい
やや丁寧に長く描き過ぎている気もするがいい作品だと思う。もちろんシベリア抑留をテーマにした作品も少ないし丁寧に描くことも大事だと思う。メインキャストの演技もみな秀逸、ニノと松坂桃李の役作りのための減量は凄い。そして何より北川景子の美しさといったら…
希望が文字となり、文字が希望を伝える
予備知識なしで見たもんだから、ラスト30分は涙が止まらない。帰国後のシーンは、安田顕に松坂桃李でしょ。絶対、ヤバイよね。想像しただけで目が潤んでくるのに、実際にスクリーンに映し出されると、もうダメ、堤防が決壊したごとく涙が押し寄せてくる。
5万8千人が死亡したソ連によるシベリア抑留。実際の抑留者の証言からすると、実態はもっと過酷で残酷だったと思うが、国際法に反した非道な行為をソ連が行なっていたことは、十分に描かれている。
南京虫が巣食う棺桶のような営倉(懲罰房)は、想像するだけでぞっとする。肉体的にも精神的にも人間を追い詰める残酷な仕打ちだし、上官クラスの捕虜を使って下士官クラスの捕虜を間接支配する様子は、見ていて気分が悪い。
ニノは、相変わらず上手い。上手いなんて言ったら失礼にあたるね。傑出した俳優であることは間違いない。
ちょっと残念なのが、最後に説教臭さが出ちゃったとこ。こんなこと言われなくたって、山本幡男さんの思いは、痛いほど伝わっています。My edition ではカットしました。
蛇足を吹き飛ばすくらい、本編の出来栄えは、素晴らしい。過酷な環境において、わずかな楽しみが、かすかな希望が生きる力を与えてくれる。自分が、辛いときは山本さんの言葉をよりどころにします。
希望が文字となり、文字が希望を伝える。
生と死の狭間ラーゲリで、人間という存在の中にある闇と光を見た!
ラーゲリでは、人間の心に潜む「闇」の部分が露わになる
生き残るため捕虜たちは、
仲間を敵に売る、立場の弱い者を痛めつける、
食糧を奪う…
ソ連兵は無慈悲で残忍に、捕虜を家畜扱いする…
そんな、世界で人間のもつ「光」の部分を
見せ続けたのが山本さんだった
極限状態でも、人間としての尊厳を捨てない強さ
絶望しか見えない中で、希望を見失わない精神力
そこには、離れていても絶え間なく注がれる
家族への愛情があった…
そして、何よりこの作品が素晴らしかったのは
その山本さんのもつ人間としての「光」が、
少しずつ闇にのみ込まれていた人々の心を、
明るい方へと導いていくところ
「人間」って、捨てたもんじゃない…と思えた
泣きどころ満載!
なのに、犬まで登場させるってあざといよね
凍った海の上を走って、船を追いかけてくる犬なんてありえないーと、心の中で叫びつつも
号泣ー!!
まー、山本旗男役は二宮和也しか考えられないわ
彼の人柄的なところと、ぴったりはまってました
ただ一つ…
現在、ウクライナを侵攻しているロシアと
この作品でのソ連兵がリンクされ、
ロシア人ヘイトみたいにならなければいいなぁ…
と思いました
ずっと映像と主題歌が頭から離れない良作
より多くの方に観ていただきたい。そのために会員登録してのコメントです。
主人公の山本さんによって、生き方が変わる…その前と後の演技に圧倒されました。ラストに起こる出来事にはさらに胸…打たれます。そして主題歌の曲名につながっていたことを知り、鳥肌が立ちました。必ずまた観に行って、一場面一場面噛みしめたいです。
役者の見事さ、伝える、泣ける作品でした。
見てよかった、と思える作品でした。
第二次世界大戦後のシベリア抑留の話で重いかと思ったら、確かに重さはある。でもそれ以上の物を伝える作品でした。
館内が、途中から鼻をすする音が聞こえ始め、嗚咽する人や、北川景子さんの慟哭で、館内一斉に泣き声が響き、途中から最後まで泣かせられました。
俳優人に実力派を揃えたことも、作品にいい命が吹き込まれた。
戦争映画としてでなく、人としてどう生きて、希望や未来を願うのか、教えられる作品でした。
史実であり、シベリア抑留は過酷さのあまり、多くの方が亡くなった。作中もそのシーンが何度も流れ、これだけいい作品なら世界でもみて欲しい、とも思いました。
二宮くんは、見事に主人公「山本」を演じきりました。最初のアップの顔がニノだと判らない程、別人だった。また、一段役者の階段を上ったな、と感じました。
文句なしの高評価!残酷さの中で紡がれる「希望」
単なる悲惨な歴史の伝承かと思いきや、その考えを容易く越えてきた。
酷く暗い歴史の闇を紐解くのとは違い、常に「希望」が溢れていた。どんなに苦しくても、どんなに価値を見失っても、それでも「希望」という、この二文字が常に彼等を支えていた。
収容される絶望、恐怖、不安、そして日本へ帰りたい思い。
降り掛かる理不尽さに抗いながら、丁寧なヒューマンドラマを描き、かなり多かったキーパーソンにもきちんとスポットを当てていた。ここにはかなり驚かされた。
単なる泣かせるものではなく、伝えたい事がハッキリとしていた分、より感情移入出来た。
これはハンカチ無しで見ることは出来ない。
初めて泣きすぎて頭痛を引き起こしたが、回想シーンに入る度に終始涙腺がボロボロになった。
まじで見てくれ、これはマジだ…愛を込めて。
後世に伝えるべき話
戦争の悲惨さを訴える中で、このシベリアいやソ連抑留の話はこれまでも題材にされてきた。
虐げられた生活の中で同国民同士が殴り合い地位を持たされた者が同国民を虐げる。
この逆境の中では狂ってしまうのは仕方がないのかもしれない。
その中で我を忘れず人道的に行動する山本さんは、やはり皆んなの心に刻まれた。
この人の言葉を家族に!と。
感動的で涙が滲みました。
ラスト、最初に流れたシーンではなんとも思わなかった言葉が最後に流れた。
よく覚えておきなさい。こうして家族が揃う事、美味しいご飯が食べられる事、空が綺麗な事。(少し言葉が違うかも)
この言葉を聞いた途端、ドッと涙が溢れて来た。まさに今の私達、恵まれた環境でこれが当たり前に過ごしている自分が、どれだけ幸せで恵まれているのか。戦争は絶対に起こしてはいけません。
二宮和也さん、北川景子さん、安田顕さん、名前を挙げればキリがないですが俳優の皆さん素晴らしかったです。
教養は裏切らない
戦争の不条理を一身に受けた人々がどう過酷な運命を乗り切るか。ん?と思うところも多々あるけれど、思わず落涙してしまう場面も。主演を張れるひとたちの交通整理もできていて、見応えは充分でした!クロは賢い!
考えさせられる映画
シベリア抑留時に実在された
日本兵、山本幡男さんの物語
初めは第二次世界大戦末期の満州
ソ連の侵攻で逃げ惑う人々
山本家の家族も日本へ避難を始めるが、
途中で幡男だけ負傷し
家族だけ先に日本へ
幡男だけは満州でソ連軍に虜留され
鉄道でシベリアへ送られるシーンから
シベリア編はスタート
車内で英語で歌を歌う兵士がおり、
「ヤメロー!」と言われながらも歌い
途中からハーモニカの伴奏を受け
ムードメーカー兼ロシア語通訳として
山本幡男が兵士達にも認識される。
1年、2年と虜留生活が長引き
ダモイ(帰国)に向けて
と言う流れ
次々と倒れる仲間達と幡男は
無事にダモイ出来るのか?
周りからは啜り泣く声が
聞こえました。
泣ける映画か。
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