ラーゲリより愛を込めてのレビュー・感想・評価
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久しぶりに心揺さぶられた
前半は今までもあったシベリア抑留、よくある捕虜の抑留生活の話なのに後半1時間泣きっぱなし。まわりの席の鼻水をすする音もホントに多かった。
主人公とその妻の心の強さや豊かさが心に沁みて明日からも頑張ろうと思えた。
みんなに薦めたい作品です。二宮さんと北川景子さんの演技もその他の俳優陣も演技素晴らしかったけど、北川景子さんの号泣シーンだけなけなかったのはなぜだろう。
希望を捨てない
劇場公開2日目。
久しぶりにこんなに多くの人がみにきている映画館で鑑賞した。老若男女、本当に様々な年齢層の人が集まっていた。それがなんだかとても嬉しかった。
1945年に、日本は戦争に負け、第二次世界大戦は終わった。
そこから77年しかまだ時が経っていない。
まだまだ”戦争"を経験した方は日本にも世界中にもたくさんいて、それがどんなに酷く、酷たらしいものであるかを知っているはずなのに、、、この地球上にはその"戦争"を続ける国がいる。手助けする国がいる。煽る、利用する国がいる。
人間というのは本当にどうしようもない愚かな生き物なんだなぁと、戦争映画を観るといつも思う。
今作は実話を基に作られたとのこと。
戦争を経験したことのない私には、この映画ですらショックなのに、実際の戦場は映画にはできないようなことが山程あるんだろうなと想像する。
人が人でいられなくなるようなことを経験して、人間としての尊厳も奪われる。
それでも、この映画の主人公のように、希望を捨てずに、ひたすら前を未来をみて生きた人がいたのかと思うと、人間の強さを感じずにはいられない。
人が頭の中で想像することは、誰にも奪われることはない。
想像だけで、信じる気持ちだけで、誰かを想う気持ちだけで、人は生きる希望を見いだせる。
主人公が病に伏せてしまうまで、彼はずっと笑顔を絶やさず、そして、彼の妻もまた、遠く離れた夫を想い笑顔で子どもたちと生き抜いていた。
そんな夫婦がそれぞれ涙するシーンはあまりに残酷で、涙が止まらなかった。
悔しいという一言に尽きる。
シベリア抑留という言葉を、正直初めて聞いた。どうして今まで聞いたことがなかったのか不思議でしかないけれど、こんな悲しい歴史を日本人が経験し、58,000人もの方が亡くなったことを本当に悔しく思う。
この映画を見て、戦争についてまた新たな知識を得ることができた。
主演の二宮くん。彼にとってこの作品はとても大きな経験になったように思う。子供を持つ父となった彼が今、こんなふうに強いメッセージを持つ映画に出てくれたことがなぜかとても嬉しい。
希望を見つけ、信じ続けること
ひとりの生き方に周りが影響を受けていく話。
実話ベースの話だから、説得力がある。
生きていくためには希望が必要。
その希望はどんなものでも良い。
些細なことから希望を見つけられる生き方をしていきたいと思わせてくれる作品だった。
考えさせられたがチグハグさも感じた作品
ラーゲリは収容所のこと。シベリア抑留日本人の話。色々と考えさせられた。戦争映画はもし自分がこの場にいたらどうなるかと思い描きながら観ると改めて戦争の悲惨さ、怖さを痛感させられる。実在する人物がいた事と実話ならなおさら胸が痛む。同時に物足りなさも。まず、ストーリーがどこかチグハグ、に終盤のシーンはチグハグさを感じたし、ロシア人将校のロシア語セリフがなぜ一部しかなかったのか。しっかり入れてほしかった。また、主演俳優だが山本役の二宮和也はよく演じた反面どこか演技に物足りなさを感じる。ファンの方には申し訳ないが。むしろ原役の安田顕と山本の妻役の北川景子の演技が良かった。かつて太平洋戦争が始まった週でのロードショー、今のご時世、昨今の日本の防衛費増税問題がニュースで報道された最中での上映は良かったのでは。私が観た日の映画館は何故か女性の方が多かった。二宮和也ファンの方だろうか?この映画を観て何を感じただろう。
よかったと思います
ニノさん、熱演されてましたが迫力に欠ける。
どうしても子供っぽくみえてしまう。
背が低いというのもありますね。
手紙暗記するのはいいアイデアでしたが、口頭で伝えなくても。
最後の寺尾さんのシーンは不要。
多くの人に見てもらいたい映画
全ての俳優さんの演技が上手い。
シベリア抑留がこんなにも悲惨で過酷なものだったのか、現実はもっと過酷だったのだろうと思うだけで自然と涙が溢れる。この映画が実話だということに本当に胸に込み上げてくるものがある。戦争の悲惨さではなく戦後の後遺症、、本当にそうだと思った。
特に若い世代の人に見て欲しい。
道義に生きる人VS卑怯もん
今の日本で日本人として人生を悔い無く生き抜く大きなヒントがあります
そうですニャ🐈あくまでヒントだと思う
それを与えてくれる、間違いなくくれます。
ひたすら映画館の床に涙の水たまりをこさえながら、素直な心で偏屈、頭でっかちにならずにココロ打ち震えられた人だけにご褒美
素直に素晴らしい作品だと思ったわ💩
観る者の感性や歴史の教養の深さは問われるはずだが、与えてくれるものは途轍もなく大きな愛そして希望❤️🔥
ありがとうございます🫶
「記憶」する事がとっても素晴らしいと思える作品。 本年度ベスト!
泣ける映画と思いきや全く泣けずと思ってからの終盤!
怒涛の様に流れる涙が止まらず(笑)
実話ベースの作品との事だけどメッチャ素敵な作品だった。
二宮和也さん目当て。
相変わらず素晴らしい演技。
特にベッドに入ってからの演技に圧倒。
周りを固めた安田顕さんや桐谷健太さん。松坂桃李さんや中島健人さんも良かった!
この4人のポイントがメッチャ高い!
ってか、この4人が影の主役だった印象。
そんな中でも安田顕さんに一番泣かされた感じ。
強い母を演じた北川景子さん。
泣きの演技の迫力に圧倒される。
あのテンションにどうやって自分を持って行ったのか興味あり(笑)
本作のタイトルの「愛を込めて」とは、そう言う事だと鑑賞して知るんだけど本当に愛が込もってた感じ。
前情報は一切遮断しての鑑賞を推奨。
シベリアでの強制労働のシーン。
極寒の吹雪の中での労働で次々に倒れる日本人。
氷点下でも作業させられるシーンが観ていて辛い。
そんな中、河原での水遊び。
収容所でのスポーツ。
所々で安堵出来るシーンも良かった。
特に犬(笑)
まさかの寺尾聰さんの登場。
ちゃんと受け継がれて行く感じにも感動。
上映後、30分位でまさかのハッビーエンド?と思ってしまいました( ´∀`)
ラーゲリよりの愛を受け取って
戦後のシベリア抑留を描いた本作。重い内容ですが、ただひたすらに家族を想う一人の日本人の愛と希望の物語として、戦争やシベリア抑留の知識皆無でも全く問題なく、観る者の心に強く響きます。
ストーリーは、第二次世界大戦後、シベリアに抑留され、強制収容所(ラーゲリ)の過酷な環境下で重労働を強いられていた日本人捕虜たちの中、愛する家族の待つ日本に必ず帰ると、希望を捨てずに信念を貫く山本幡男の姿が、諦めかけていた仲間たちの希望の支えとなっていくというもの。
実在の日本人捕虜・山本幡男を元にした作品ということですが、彼の生きざまがただただすばらしかったです。どんな逆境にあっても決して希望を失わず、笑顔を絶やすことなく前向きに生きる彼の姿が、観る者の感動を誘います。それは、収容所にいた山本の仲間たちにとっても同じです。必ず生きて帰って愛する家族に会うという希望、それを決して諦めないという強い意志、いつでも穏やかに仲間に接する彼の姿が、周囲に笑顔をもたらし、生きる支えとなり、シベリアの大地で凍てついた仲間の心を緩やかに溶かしていきます。仲間たちにとって山本の存在は、いつしか生きる希望そのものになっていったのだと思います。
そんな彼らが、病気に倒れた山本にきちんと診察を受けさせようとソ連軍に直訴するあたりから、涙が止まりませんでした。単に山本のための行動というだけでなく、卑怯者と自らを責める松田、戦争で人の心をなくした相沢、兵士でもないのに囚われた新谷、保身のために仲間を売った原たちの変容を絡め、重層的に描き出します。山本のまいた希望の種が、仲間たちの心で芽吹き、大きな力となったことが伝わる印象的なシーンでした。
それが、さらに引き揚げ後のシーンに収束する展開に激しく心揺さぶられ、嗚咽しそうになりました。四人の仲間たちがそれぞれに山本の言葉を家族に届ける姿、それを受け取る家族の姿は、今思い返してもまた泣けそうです。この「愛」と「希望」のバトンリレーは、山本から仲間へ、仲間から家族へ、家族から次代の家族へ、そして本作から観客へと、確実に引き継がれたように思います。私もラーゲリよりの愛を確かに受け取りました。
主演は二宮和也くんで、穏やかながら芯の通った山本幡男を好演しています。妻・モジミ役は北川景子さんで、戦後の混乱期でさえ困窮した様子のない美しさに神々しさを感じるほどでしたが、夫の帰りを待つ姿、その訃報に慟哭する姿が胸を打ちます。脇を固める、松坂桃李くん、桐谷健太さん、中島健人くん、安田顕さんらも渾身の演技で盛り立てます。
ソビエトロシアの蛮行を忘れてはならない。
シベリア抑留を実際に経験した方のお話しを
聞くことが難しくなったいま、この事実を後世に伝えるという意味で意義ある映画。舞鶴の引き上げ記念館にも以前いきました。実際の抑留生活はこの映画でみる何百倍、何千倍も過酷だったと思います。その筆舌に尽くし難い辛苦に耐えて帰国を果たした方、望郷の思いの中、極寒のシベリアに倒れ今もシベリアの大地に眠っている方々を想うとき、言葉が出てきません。日ソ中立条約を無視して、国際法を踏み躙って、己の欲望のために国家ぐるみで行われたこの犯罪を、ソビエトロシアを許すことは出来ません。更に樺太、8月15日が過ぎてからソ連軍が蹂躙し奪った北方領土、そこで行われたソ連兵による掠奪、暴行、性的暴行、殺人を許すことはできません。日本も悪かった?馬鹿な!この件に関して非はロシアにのみ存在します。そして、同じことを21世紀の現代でもウクライナで行っているロシアとは何なのか。日本に連帯の意思を表明し、北方領土問題に言及したゼレンスキー大統領に対して、迷惑だみたいなことをいう政治家がいることにも怒りをかんじます。
20年前根室を訪ねて、北方領土の元島民の方のお話しを伺ったことを思い出しました。国後島から樺太の強制収容所に連行され強制労働を強いられた、当時小学生だった彼女の話は衝撃でした。映画の感想ではなく、ロシアへの怒りを
吐露する文になりましたが、史実を忘れない為にこの映画は必要です。
シベリア抑留で亡くなられた全ての方々に黙祷。
あっだめだあと3回泣くところある
2022年劇場鑑賞289本目。
予告でなんとなく展開はわかるし、戦争の話の割に北川景子は小綺麗で違和感あるし、二宮和也もそんなに好きな俳優じゃないし戦争の話だし全然期待できないなぁと思って鑑賞。
なるほど、山本さんの人間として大事なものを守りつつ希望も持ち続けるその姿が周りにも希望を与えていく姿は胸を打ちます。まぁでも大体ラストに向かって道筋ができたかなと思ったところで想像を超えた、しかししっかり伏線が張られていた展開に涙があふれ始め、止まった頃にいよいよ泣き所がスタート、しかもその頃には後3回この後泣くのが分かっているという、あまり体験したことない予告泣きをくらいました(笑)
しかしソ連の時代から根拠なき抑留という戦争犯罪をおかし、今またウクライナに戦争犯罪を犯して新たな犠牲者を出し続けているロシアはこの映画を観て恥を知って欲しいですね。
戦争とはこんなにも理不尽なのか
ものすごいキャンペーンというか番宣出演をニノや松坂桃李が頑張っていたし、予告だけでも撮影の過酷さも感じられたので観てみたのですが、感情を揺さぶられました。
収容所の酷さ、シベリアの酷寒、ソ連軍の日本兵捕虜への態度は想像はつきますが、日本兵の中で軍曹と一等兵の階級がまだ続いてたり、帰国したいがために仲間を売るようなこともあったのですね、多分本当にあったことなんだろう。
想いやりや赦しで仲間と関係を築いていく山本は最後、こんなにも仲間から思われるようになる。
妻に何も伝えられなかった元軍曹、手紙を書けるとなった時にそれまでどこか冷めていたのに急に必死にものすごい勢いで母親に手紙を書いた一等兵、自分を敵に売ってしまった同じロシア文学を愛する恩師、文字を覚えて初めての手紙が収容所からの手紙という青年捕虜、彼らの思いと山本の遺書に込められた思いに観ているこちらの涙腺を崩壊された。
北川景子の慟哭も、夫が遺してくれた言葉が癒やしてくれる過程の描き方も感動的だった。
最後に
ほぼセリフもない捕虜にも名の知れた俳優さんがいたり、収容所のメンバーの皆さんの姿が作品に与える影響も大きくて、それだけに寒さや泥、痩せたりすることも本当に大変だっただろうな、だから映画を観るのはやめられない。
演出過剰だしあり得ないことの連続で
何で遺書をリレー朗読するのか?
あの披露宴のコロナ対策は必要なのか?
何で捕虜の歯が真っ白で健康的なのか?
なんかもう全部が作り物。実話をファンタジーにして大失敗した悪い例。
引いて見てた。特に演出が過剰で押しつけがましいにもほどかある。
これジャニヲタが高評価付けてるだけだよ。
終わってからも戦争は続く。
終戦時、硫黄島にいたニノが、実は満州にいてソ連の捕虜になってたのかぁ〜。なんてね。
これ実話が元の話だったんですね。本当にシベリアに抑留されて10年以上も?あんな寒い所でずっと労働なんて無理〜!逃げたくなっちゃうし、死にたくもなっちゃうよな。途中、帰国できそうになって、こりゃ何にかあるなと思っていたら案の定。
それにしても山本さん、かなり変な人だと思う。だってシベリアに連れて行かれる貨車の中でアメリカの曲を歌ってんだよ。いくらいい曲でも敵国の曲だよ。周りの人間はイラッとするでしょ。それからのブレない生き様がカッコいい。人の生きる理由とは?自分の哲学を信じて貫き通す。本当に凄い。自分としては周囲とぶつからない様にしたくなるはずなので、松坂桃李君演じる松田の目線に大共感でした。他にも出てくる人達は皆んな重要な存在。最初は軍隊らしい縦社会の人達がジワジワ変化していく。
ちょっとお涙頂戴的な流れだったので、ウルウルしない様に頑張って観てましたが、北川景子演じるモジミが旦那を待ち続けるシーンになるたびにウルッ。長い時間を2時間ほどに詰め込んでいるので、少し違和感があったのと、ワンコのクロの存在の必要性が疑問でした。
とにかく戦争はやらない方がいいよ。
泣けた!
“エンドロールまで泣いた”という実際は大して泣けない映画にありがちなCMだったので、内容は期待してたものの泣く程ではないのかと思って見たらしっかり泣かされました!
特に手紙の返信と母に宛てた遺書のシーンで泣きましたが観る人によって子供宛てだったり妻宛てだったりが響くだろうと想像できました。
戦後の理不尽な境遇を描いてはいるものの、今の時節に反して無駄に反ロシア感を煽る作品になってないのが凄くよかったと思います。
北川景子さんの手が普通に美しいのがちょっとリアリティーに欠けると感じたのですが演技はさすがで見事に泣かされました。
『二宮和也』と「手紙」とのかかわりについて
冒頭、「事実を基にした物語り」であるとの提示が。
原作は『辺見じゅん』による
〔収容所(ラーゲリ)から来た遺書〕で
「大宅賞」と「講談社ノンフィクション賞」のダブル受賞と聞く。
映画化にあたってのタイトル変更は
そのままだと主人公が帰国できるかも
との、サスペンスの一つの可能性を潰してしまうことから
これはある種の見識であると思われ。
自分達の世代に照らし合わせれば、
小学校の教師に一人シベリアの抑留者が、
また実際に戦地に赴いた人も一人居た。
肉親でも、
叔父は「満蒙開拓」に行っていたし、
父親は軍属ではないものの南方に派遣されていた。
現地でマラリアにも罹り、
戦後暫くして幽鬼のような姿で帰国した際には
母親(つまり私の祖母だが)に
抱きつかれおいおいと泣かれたと話していたことを思い出す。
安堵とその身体のあまりの情けなさが
ない交ぜになった感情の発露だったのだろうが、
そうしたことがまだまだ身近に有った時代。
主人公は実在の人物で
望郷の念虚しく、シベリアの地で没す。
そこでの艱難の日々に描写は多くの抑留者と同様且つ
幾つかの他作品やドキュメンタリーでも
触れることはできるので、既視感には溢れている。
ただ彼が自身の希望を無くさぬため、
或いは周囲を鼓舞するために取る態度は
信念に満ち溢れ、次第に多くの人々を感化。
それが終章での「遺書」に繋がる。
戦後十二年も経ってから、
しかも厳しい監視の中をかいくぐり
どのような方法で六通(劇中では四通)の遺書をシベリア帰還者達は
遺族の元に届けたのか?
それがもう一つのサスペンス。
兎に角、脚本の出来が素晴らしい。
先に挙げた収容所での日々はやや冗長にも映るが、
主要な登場人物達と『山本幡男(二宮和也)』との関係性を示す重要なパート。
何故多くの仲間達がそれほど彼を慕ったのか、
そして労力を払ってまで、遺書を届けようとしたのかの。
主人公以外で鍵となる四人の性格と背景をしっかり作り込み、
役目を全うすべき理由を付与。
各人と遺書の内容が綿密に絡み合い、
遺族、とりわけ『山本』の妻『モジミ(北川景子)』と対峙するシーンでの落涙は必至。
また役者の起用も
『松坂桃李』は長回しにも耐え得る安定感のある演技、
『安田顕』であれば燻し銀のような渋さの光る演技、
『桐谷健太』には感情が爆発する演技、
『中島健人』の天真爛漫さが冴える演技、と
適材適所が嵌っている。
まさに映画は
監督・脚本・俳優の三位が揃った時に完遂される総合芸術との醍醐味を
存分に堪能させてくれる一本。
『二宮和也』の極限状態での「手紙」とのかかわりは
〔硫黄島からの手紙(2006年)〕に次いで二度目かと
(奇しくも、そこでも「一等兵」役)。
その時の演技でも
『クリント・イーストウッド』が彼を起用した慧眼に刮目したわけだが、
本作では更に磨きがかかり。
希望を持ち、絶望し、しかし
最後は諦念に達し筆を執る。
その一連の流れの表情にこそ
彼の真価が発揮され、
なんとも素晴らしい。
ただの「悲しい映画」ではない
豪華俳優陣が揃いに揃った作品で、とにかくキャスト発表から楽しみにしていましたが、やはり全員に魅せられ、一瞬の2時間、暇にならない2時間でした。
原作のタイトルを思い返すと「ただ悲しい映画」なのかなと思いきや、映画のタイトル通り「愛が込められた」映画で
もちろん「悲しく」見えれば、焦点を変えると意外と「普遍的な物語」であったり、「愛に溢れた物語」であったり、「人間らしさ」を感じられたり、何度か見て自分なりに色んな角度から作品を見たいと思いました。
年齢問わず、後悔せずに見られる作品だと思います。
全397件中、321~340件目を表示