ラーゲリより愛を込めてのレビュー・感想・評価
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戦争映画ではないかな
最後の結婚式シーンは必要だったのか?
殴られても蹴られても、ニノのメガネは割れないし、すぐ傷も治ってる、なのに唐突に末期がん、、、という流れ。なんだかなあ、、、
それにしても「クロ」のエピソードは演出として如何なものか〜、と思ったけど実はこれこそ事実だったとか。(エンドロールでアピールして欲しかった!)
庭土で泣き崩れる北川景子! もっとぶっ壊れそうな慟哭を期待していましたよ〜、
最後の結婚式のシーンは冒頭とのコール&レスポンス構造なんだろうけど、とってつけた感と軽い混乱が、、、
、、、などなど愚痴ってしまいましたが、原作になかなか手が伸ばせない中(単なる怠慢で)、2時間あまりで自分の「シベリア抑留認識」がアップデートされて感謝しています。強制労働という肉体的苦痛以外の哀しさである「裏切り」・「戦後なのに引きづられる兵隊内身分」・「帰国への確信からの大落胆」など、気が違ってしまいそうな中をくぐり抜けてきたサバイバーたちは、きっと長生きされたのではないかと思います。ずーっと口をつぐんで。
中島健人目当て?だろうか。若い女の子同士の鑑賞も目についたけど、近現代史を学ぶきっかけにはとても良いことだと思いました。
松坂桃李くんの冷静な目線と語りが映像全体を引き締めてくれていました。
元気が出る映画ではありません……
お正月に見なくて良かった…
ラーゲリ収容所の話が楽しい訳はないのですが
きつい厳しい ちょっと気持ち悪いくらいの暗い話なので
途中、これ以上観るのやめようかなと思ってしまうくらい 力作です。
熱演を観たい方はぜひ。
戦争映画は元気がある時に観ないと 落ち込むと感じました。
大抵の人は泣ける
シナリオに問題あり
日本映画の父・牧野省三が唱えた映画の三要素である、スジ(脚本)、ヌケ(映像表現技術)、ドウサ(役者の演技)の内の、スジとヌケが不十分な出来栄えで、残念ながら、大宅壮一ノンフィクション大賞を受賞した辺見じゅん氏の原作の持つ、崇高で荘厳な極限の同胞愛人間愛を表現できていないと思います。
主人公の山本幡男がなぜ収容所の捕虜皆から敬慕され、尊敬されるのか、互いの感情が一体化し同調していくプロセスの表現が不十分です。山本は、ただ奔放に思いついたこと、己の感じたことを、思慮分別なく子供のように言いまくるばかりのようにしか見えません。残念ながら捕虜の皆の眼差しや表情を見ても、彼ら全員が望んでいることを慮って代弁しているようには感じられず、そのために独房に拘束されるのも自業自得にしか思えません。
これは決して主人公を演じる二宮和也の演技不足ではなく、そもそものシナリオに問題があるように思います。収容所の過酷さ、そして捕虜の苦しみ、悲しみ、悩みを切実に具体的に描ききれていないせいでしょう。極寒の地で自由を奪われて心身ともに悲惨な絶望状態に置かれ、無気力にならざるを得ない酷い環境であることを映し出してこそ、皆を庇い皆の願いを代弁する山本の言動の崇高さ気高さが観客にアピールします。
しかしスクリーンでの収容所の空気は、何だか明るく希望的なように感じられました。
本作のモチーフが、山本の遺書を記憶して口述で遺族に送り届けるという、代償のない、ただ献身的な行動の動機がこの点に収束するだけに、このシナリオの欠陥は致命的です。
ストーリーが進行する視点の置き方にも問題があります。
収容所シーンになって以降は、てっきり松坂桃李演じる、傍観者と共鳴者の狭間で揺れ続ける松田一等兵の視線で映像が進行していると思っていましたが、どうも半ば過ぎてからは松田自身がストーリーから外れていき、安田顕演じる屈折し苦悩する元上官の目線に移ったようでいて、でもそうでもないようで、ともかくカメラの視座の所在がブレ続け、従い敢えて言えば“観客目線”の、誠に中途半端な映像になってしまった感がします。
ヌケ(映像表現技術)では、北川景子演じる山本の妻が典型ですが、殆どの登場人物に10数年のただひたすら耐える長く苦しい歳月が積み重なった加齢が全く見えません。容貌に老いが、動作に衰えが全く出ていませんので、物語に鬱屈した重圧感が出て来ず、スクリーンからは悲愴感や閉塞感が湧いてきません。
山本を、人間愛の権化とし聖人君子のように描くシナリオもあり得たと思いますが、それにしては、本作には徹底した悪人がいません。アクの強い、いかにも憎たらしい悪役がいてこそ正義が際立ち、観客に感動をもたらします。日本人の中で権威を笠に着た傲慢な言動を取るシーンはありますが、終始主人公と対峙するということにはならず、インパクトは弱いものです。
“悪人”を担うはずの監視者のロシア人は、理不尽な暴力的残虐性が異常に強調されますが、理屈や対話が全く通じない、いわば獣と同様に映されていて、憎悪の対象になりようがない描かれ方です。
ただ後半の見せ場である遺書を伝える4人の行為には素朴に感動します。見返りの全くない、ひたすら犠牲的献身的な行動には純粋に心を打たれます。
但し、役者自身が慟哭していては、観客は泣けません。役者の側は悲しみを押し殺して耐え忍んでこそ、観客の涙腺を刺激することになるのだと思います。
あくまで個人の感想
実話だし
自分の心の中だけは自由だということが素晴らしい
バランスがなあ
最後のほうは蛇足かな
こんなの泣いちゃうじゃん
めちゃくちゃ良くて最後らへんはずっと泣いてました。
テッシュも換えのマスクも持ってこなかった自分の低能さに呆れるほどびちゃびちゃです。
まず俳優さんたちと二宮くんの演技がとにかく最高でした、演技で泣いたまであります。
特に叫んだり泣いたり、感情がワッと出る瞬間がとても素晴らしかったです。
続いてストーリー、シナリオですが、先に言うとめちゃくちゃ泣かせに来ます。
観てる途中「あ、泣かせにきてんな。」ってちょっと頭の隅にチラつく瞬間はあります。
しかしストーリーとして破綻が無く、完成度が高い為、ちょっと悔しくなりながらも泣くしかないです、最後らへんの畳み掛けはもうやめてくれと思う程でした。
年末年始、涙と感動で感情のデトックスをしたい方にぜひおすすめしたいです。
追記(ちょいネタバレ)
動物が出てきますが、動物が痛い目にあうシーンはないので安心して見てください。
ナヴォイ劇場in ウズベキスタン
宣伝が下手なのか、良い映画なのにひっそりとしている。予告編で素敵な声の人がいて気になったので見に行ってみた。(安田顕さんでした)
日本人捕虜だった彼らの一部が建てた劇場は地震にも耐え、「日本国民がナボイ劇場の建設に参加し、完成に貢献した」と石碑が建っているそうです。実話という衝撃の内容に心打たれました。MVPは犬のクロ‼︎
後半から何回も泣かされました😭
いまいちな感じ
この時季に公開は偶然なのかベストタイミング!
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