劇場公開日 2022年12月9日

ラーゲリより愛を込めてのレビュー・感想・評価

全426件中、1~20件目を表示

3.5「ただ生きているだけじゃダメなんだ。それは生きてないのと同じことなんだ。」

2024年1月7日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

幸せ

自分の身の安全を得るために、道義を捨て、上官や相手国の言うとおりに振る舞う当時の軍人たちと、給料もらうために死んだ目でただ上司の言うとおりに仕事する現代のサラリーマンと被る。
真に生きるとは? 自問させてくれた映画であった。

「一等兵じゃありません。山本です。名前があります。」
「美しい歌に、アメリカもロシアもありません。」
「生きるのをやめないでください。」
「ただ生きているだけじゃダメなんだ。それは生きてないのと同じことなんだ。俺は卑怯者を辞める。山本さんのように生きるんだ。」
「我々は家畜じゃない。人間だ!」
「立身出世など、どうでもいい。最後に勝つのは道義だぞ。」

しかし山本さんの遺言を家族に伝えるために4人の仲間がとった方法は斬新!これは感動する!4人目の相沢が現れた時には山本さんの奥さんももう慣れた感じだったのがちょっとおもしろかった。(^^))
松坂桃季のおさえた演技がいい。本当の演技力があるからこそ。

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momokichi

4.0これでもかと泣かせにくるのに破綻がない稀有な良作

2022年12月10日
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鑑賞方法:試写会

辺見じゅん氏のノンフィクションを瀬々敬久監督のメガホンで映画化。
主要キャストとして、二宮和也、松坂桃李、中島健人、桐谷健太、安田顕、北川景子ら日本映画界を代表する面々がずらり勢揃い。史実を描いているだけに、そもそも説得力云々を言う次元の話ではない。
シベリア抑留って、日本史の授業を皮切りに何度となく聞いてきたワード。大変な経験をされ、命を落とした方が何万人もいるんだという事実を認識してこそいたものの、やはり本編を観るにつけ、あまりの残酷な抑留生活に言葉を失う。
ストーリーが進んでいくとともに、演出として「これでもか」と泣かせに来るのだが、そこに破綻がない。なぜなら、史実をもとにしているから。そして、俳優陣の芝居が芝居として際立っているのではなく、役どころに寄り添い続けたことで、それぞれの心情と同化することができたからではないか。
そんな事象はそうそうなく、そういった意味でも稀有な良作として多くの人に観てもらいたい作品である。

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大塚史貴

4.0あなたに逢いたくて生まれてきたんだよ

2025年9月17日
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もしも自分がこの時代を生きていたら逃げ出していたかもしれない。そんな今とは考えられないほど過酷な環境で生きる彼らの生き様を見た気分でした。戦争は忘れてはいけない。これまでもこれからも。

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HIRO

4.5無駄がない程に我らは尊い。

2025年9月7日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

戦争物は辛いですね…

どちらも正しいと思ってやってる、それが戦争なんだよ…(ドラえもんより)

ロシアに強制労働させられた二宮和也さん演じる山本が日本に帰るための奮闘する姿を描いています。

強制労働収容所(ラーゲリ)で出会った人達に手を差し伸べながら、戦犯としての酷い扱いをうけていても「希望」だけは捨てずに腐ることなく生きていく姿に心打たれました。

俳優陣も演技派を揃えており、泣かせるところでキチンと泣かせる演技をされていました。

ミセスグリーンアップルの曲も合っていたと思います。

観ていて少し辛くなったりもしますが、評価としては4.5とさせて頂きました。

追伸、調べたところ実際に居た方らしいです

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あの巨匠!安岡 遊次郎

4.0最後涙腺緩む

2025年9月5日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

悲しい

ドキドキ

ソビエト抑留者が彼の地で無くなるまでの闘いを描いたもの。
無念さがよく伝わる。
主人公が痩せ線が細くなるのは二宮和也さんによく合う。

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four7777

4.0気持ちは届いていても

2025年8月24日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

戦時中にシベリアにて捕虜として収容されていた日本人達。
ニノ演じる山本幡男さんの実話に基づいたストーリー。
今ではとても考えられない過酷な労働を強いられるが、諦めずに励まし続ける主人公。
病に侵されていく姿も流石の演技でした。
安田顕さん、松坂桃李くん、北川景子さん、それぞれが光る演技をされていて涙なしでは見られませんでした。
日本語が書いてあるものは全て没収されてしまう時代。
遠く離れた家族の声や近況が聞きたくても電話すらできない。
お互いに信じ合い気持ちは通じ合っているのに、こんなに辛い事ってあるのかなと。
右翼だとか左翼だとか関係なく、自分の国を愛するものとして戦争は絶対にしてはならないのだと再確認させてくれる作品でした。

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qq

4.5戦争の理不尽さを痛感しました。

2025年8月24日
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鑑賞方法:その他

泣ける

悲しい

知的

実話です。
終戦後のシベリア。
ロシアの捕虜となって、過酷な労働に耐えて生き抜いた山本幡男(二宮和也)の物語。
必ず生きて家族の元に帰るという、強い意志で生き抜いた彼の戦犯として25年の判決を受けた時の絶望。

それでも、なおかつ人間性を失わず生き抜く姿に心打たれました。
彼の遺書を意外な形で、家族の元へ届ける戦友達の気持ちも痛いほど伝わります。
本当に、戦争というのは理不尽です。
平和で文化的に生きていた、幡男のささやかな幸せをうばっていく。
二宮君の演技で、それが伝わってきます。
最後に、犬のクロが可愛くて皆の思いをのせて走る姿に涙が出ました、

Uネクスト、アマゾンプライムで見られます。

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たんぽぽ

5.0よかった。

2025年8月21日
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鑑賞方法:TV地上波

泣ける

難しい

ミセスのSORANJIは知っていたのですが、主題歌となった映画は観たことがなかったので地上波で観ました。戦争ものは全く観ないのですが、思ったよりニノの演技が良かったです。

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ぱでんとん

4.5戦争が終わっても、終わらない捕虜生活!

2025年8月21日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

イヤースゴイ!涙腺を波のように揺さぶられます!正直で真っ直ぐな山本さん。圧巻です。二宮さんの癌にかかり弱っていく演技。奥さん役の北川景子さん。明るく優しくモミジさん素晴らしい演技。中島健人さん、安田顕さん、松坂桃李さんと桐谷健太さん達の脇を支える優秀な役者さん達にはやられました。涙腺、崩壊です。本当に観て良かったです。しかも実話って!参りました。

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binn

3.5戦後でも終わっていない戦争

2025年8月16日
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鑑賞方法:TV地上波

シベリア抑留の過酷さはこんなものでは無かったでしょう
たくさんの人たちの無念を想い、ソ連の身勝手な日本人抑留の歴史に憤慨します
この10年余の事実の一部を山本演じる二宮和也さんを主人公に物語は進みます。

映画が進むにつれてなぜこのタイトルなのか、戦争物語と「愛を込めて」という結び付きが長々と見出せなかったが、後半畳み掛けるようにその意味が分かります。

終戦から80年というキリのいい年だからという事だけでなく、あの戦争の事実を風化させる事があってはいけないと思います

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零式五二型

5.0涙涙の作品

2025年8月15日
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鑑賞方法:VOD

構成が非常に好み。
2時間あっという間だった。
終戦の日に観て、なおよし。

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めぐろ

4.0泣かない訳がない。

2025年8月13日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

役者の演技は素晴らしい。物語もとても引き込まれた。エンドロールも素晴らしい。ただ、背景?セット?作り物感がすごくてそこだけ気になったので★5にはできませんでした。

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映画好きさん

4.0良作

2025年8月12日
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鑑賞方法:TV地上波

泣ける

悲しい

 大体の内容は他の方が書かれているから省くが俳優の演技もよく、泣けた。

 ただ、ソ連収容所内での過酷な描写があまり少ないから映画で衝撃を与えかねない過酷な現状などは上手く描けない点、及び満州引き揚げ者の苦悩(作品の主題でないが結婚式のシーンを入れるなら引き揚げ時の困難、どうやって隠岐までたどり着いたか)を描かなかった事で家族の哀しみが薄っぺらくなっていると感じた。このため、この映画単体だけでなく原作や関連資料を当たり見直すことが必要になると思う。

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yuu1883

3.0希望を持つということ

2025年8月11日
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鑑賞方法:TV地上波

悲しい

難しい

シベリアに拘留された日本人捕虜の話
途中で犬が助けられるシーンはどこかで…
目標と希望はどう違うの?と考えた半面、北川景子の衣装似合わね〜とか考えてしまった…
内容は良かったです

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ろくさん

3.0とても大切な題材ゆえ もう少し凝って欲しかった

2025年7月26日
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鑑賞方法:VOD

公開当時かなり話題になっていたし、周りからも賛否両論の声が聞こえてきていたので、季節がらもありどんなものかと鑑賞。
これは残酷でそしてとてつもなく切ないが、生きる意味を再考できるとても良いお話だ。ましてや実話だなんて…深く考えさせられる。
しかし何故だろう、このような作品にケチはつけたくないのだが、今一つ心の奥深くまでは染み入ってこないのが正直なところだ。セットがおもいっきりセットっぽいし、衣装もおもいっきり衣装っぽい。
そんな空気感の中では演技もおもいっきり演技っぽくなってしまうのでは。
人気のある主題歌もエンドロール時のみ流れるのでは、あまりにももったいない気がする。
この辺りの創りは狙いなのか現実問題予算の問題なのだろうか…。いずれにしても、もう少しディテールまで凝れなかったものだろうか。
そんなこんなで個人的には全体を通してうまく入り込めなかったが、キャストやラストシーンからすると主婦層には結構響くのかもしれない。
それでもこの作品は、戦争の無意味さを違った切り口で描いているがゆえ、後世に語り継ぐべき作品ではあるのだろう。

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いけい

3.0感動は悪くはない、本筋の労働の過酷さをもっと出した方が良い

2025年6月25日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

単純

戦争映画で「感動」を前に出す作品として
私が嫌いな部類の演出ではありました、、、けど、、、

日本映画で戦争物やると、
「感動」を優先し過ぎてアメリカ映画の様な「リアル」が皆無になる、
この映画もそんな映画です、

ですが、その「感動」の出し方が上手な映画でもあります、
私は辛口で映画を見る方で、
日本軍人がどれだけ過酷な環境に居たかをもっと出してくれと思っていましたが、
この映画の「感動」「お涙」を出す演出は上手でした。

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MIKI

3.5日本史の教科書映画NO1

2025年4月28日
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シベリア出兵
というなんとなく日本史の教科書で太字で載っていた言葉が立体的になった

初めて知ったこと

終戦時に満州にいた人が出兵させられた
マイナス20°で作業
1日パン一つ

いやあ戦争終わっても出兵ピンチが待ってるなんて地獄だね
戦争はクソだねやっぱり

どうせ出兵するなら南国とかがいいよな

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真平

4.0希望の火を絶やさなかった男「山本幡男」

2025年4月10日
iPhoneアプリから投稿

第35回東京国際映画祭のオープニング作品として選ばれた映画。
(自分は当時席が取れず、見れませんでした)

監督はヒトの深層心理や社会問題に鋭く描き、「護られなかった者たちへ」「友罪」を撮られた瀬々敬久監督。

主演は「硫黄島からの手紙」で衝撃的な演技力を見せつけられ二宮和也。
本作でも相変わらず見事な演技力で、見入ってしまった。
この人ゲーマーとか言いつつ、やはり俳優としては天才だって思ってしまう。

物語は・・・
第二次世界大戦後、終戦を迎えたはずなのまだ戦争は続いていた。終戦後にシベリアの収容所に迎留された山本幡男たちの半生を描いた話。

自分は恥ずかしいながら、終戦後にこんな悲劇が現実に起きていたことを知らなかった。

ノンフィクション作家の辺見じゅんさん「収容所(ラーゲリ)から来た遺書」が原作らしいが、
他の参考資料、特に写真の情報があまりになかったため画集「シベリア迎留1450日」を参考にしたらしい。

作品を見ている中で、いくつかこれはフィクションちゃうの?って思うくらい疑いたくなるシーンがあるが、ほとんどが実際に起きた出来事らしい。
まさに事実は小説よりも奇なり!

特に終盤に描かれるある手紙に関するやりとりも事実らしい。
仲間にそれだけの行動させた「山本幡男」という人物がいかに偉大だったかを痛感させられる。

山本幡男という人物の凄いところは、どんな状況でも人に優しさを、希望を与えられたことが偉大だ。
自分にある程度の心の余裕がある時、誰かに優しくできる人は一定数存在していると思う。
ただ、自分に余裕がない時、それこそ命を危機が迫っている時に人に優しくできることができるのは、生き様として立派過ぎた。
偉くなるよりも、誠実に生きることの素晴らしさを教えてくれる。
あらためて自分の生き方について考えさせられる素晴らしい映画だった。

戦争はなくなり現代は平和な世の中だ、って数年前まで思っていた。
しかし、現在ウクライナやパレスチナは戦争が行われている。
戦争があった時代が特殊で、平和な時代が当たり前と思っていたが、もしかしたら逆なのかもしれない。常に国は、人は争って生き抜いてきたと思うと、今の平和な時代こそ奇跡の日々なのかもしれない。
今はまだ平和な日々が存在する時代なので、1日1日を大切に、忘れずに生きていきたい。

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somebuki

4.0感動

2025年3月10日
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記録用

良い映画でした。

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もふもふ

3.5あなたに、会いたい。

2025年3月8日
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鑑賞方法:TV地上波

泣ける

悲しい

怖い

山本さんみたいな優しい人が不幸になるのが許せない。

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莉央茶ソ
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