ラーゲリより愛を込めてのレビュー・感想・評価
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ファミリー映画の家族愛がつまった良い映画です。 戦争ものとしては、...
ファミリー映画の家族愛がつまった良い映画です。
戦争ものとしては、どうだろうか、ちょっとファンタジーというか甘いと感じてしまい、泣けませんでした。でも人間の愛のつまった優しい良い映画です、構成やカメラなども概ね良いかと思います。
私の祖母の兄がシベリアに抑留されて帰りませんでした。ところが死亡者名簿には載っておらず、ずっと祖母の兄弟達と、祖母の兄の奥さんは不思議に思っていたそうです。
後に現地で一緒だった人の話で分かったのですが、収容所で同じ日本人からいじめられ、食事を盗られていたそうです、立ち向かうにしても体格や力の差もあり難しかったようで、最後は弱って亡くなったそうです(死因としては栄養失調とか病気なんでしょうけど)。最後に泥水をすくって飲ませてあげた、と生きて帰った人が話してくれたそうです。きれいな水も無い環境だったのでしょうね。
死亡者名簿に載らなかった理由は、日本の恥(戦争が原因ではなく同じ国民の間で起こった事件が原因)なので、関わった人が死亡者名簿に載せないと決めたのではないか、とのことでした。
20年以上前に奥さんと娘さん会う機会があったのですが、どちらも優しい雰囲気の人でした。旦那さんが亡くなった後は、奥さんの実家の東京へ戻ったそうです。
祖母の兄は人格者で優しい人だったそうで、戦地から戻ったら町長になることが町で決まっていたそうですが、戻ることはありませんでした。
祖母が生きていたときに、「戦争のおかげで何でも食べれるようになった」とよく言われました、「好き嫌いは良くない」との意味だと思います。小学生だった私は今は戦時中じゃないから嫌いなものは食べなくても良いのに、と心の中でよく思いました。
この映画を見て、(好き嫌いをしてもいい)食べれる状況というのは本当にありがたいことなんだな、と改めて思いました。平和な生活のありがたみを改めて感じました。
戦争は本当に嫌ですね。国家の命令で戦争に参加して戦犯にされても困ります。
亡くなった祖父は戦地で人を殺したことをとても後悔していて、自分への戒めのために当時の勲章や賞状(より数をこなした人が賞状などをもらえます)を飾っていました。私に「おじいちゃんも被害者なんだ」と言ったことがあり、それも忘れられません。
国家の命令って何でしょう。
その時代の集団心理なんでしょうか。
選挙はよく考えて投票しないとな~、とか、いろいろ考えてしまいました。
シベリア抑留にしては地獄が足りないと思った
涙腺崩壊😢
朝イチから涙腺崩壊でした。
嵐ファン、ニノファンではありませんが予告を見て観に行きました。
山本さん(ニノ)が良い人で回りの荒くれた人達がどんどん笑顔になり
人間性を取り戻してく細かい繊細な描写、演技引き込まれ、涙、涙💧ハンカチビシャビシャ、鼻水啜りながら観てました。嗚咽出そうでしたが堪えました。北川景子さんの芯の強い母親ひたむきに家庭を守ってる姿にも泣けました。最後4名が遺言を暗記って命懸けの使命にも深く感動し涙、涙でした。環境てきには過酷な撮影だったでしょうね。
実際は戦後10年、たくさんの人々が命を絶たれてしまい、かわいそうすぎます。想いを伝えられないまま、ひどい話し。
戦争は絶対、起こしてはならないし子供たちの未来をつぶしてはならない、誰も幸せにはならない戦争なんてしてはいけない。
ラブアンドピース、もう戦争は終わりにしてほしい。
世界平和を願います。
国の領土拡大より世界平和を!
映画観てあらためて思った。
追加の一言
ケンティーさん、川でのシーン
セクシーサンキューでした😆
笑顔にキュン😍
とても泣きました
クロのエピソードは全て史実なのはやばい
これは1989年の原作を知らない人にこそ、刺さるんじゃないでしょうか。
確かに「山本幡男さん」は生きていてその収容所にいて、どんなにエグい扱いを受けても人としての尊厳やどう生きたいのか、希望を捨てないよう勇気を与え続けて、思いやりを持って存在していた。
でも、あくまでそれは客観的に収容所の捕虜仲間たちから見た「山本幡男さん」であり、彼の頭の中ではどうだったのだろう。劇中で「頭の中は自由です」と彼が語っていたように。
病床の場面で「絶望しないわけがないじゃないか」と絞り出すように伝えた、あの気持ちをずっと見せないようにして仲間に「希望を捨てるな」と伝え続けてきたんじゃないだろうか。
それでも、収容所で見た彼は人間らしく生きることの大切さや帰国することを諦めようとする姿は見せなかった。
そういう彼を語るために大切な客観性が重要な演技というのは、二宮和也さんの演技にピタッとハマっていて、自分も話が進行するにつれて捕虜の中で自然と増えていく「山本幡男さんファン」の1人になって見ていた。
ラーゲリから届く「愛」なんですけど、松坂桃李さん演じる松田くんのところではもう劇場内から啜り泣く声があちこちで上がるくらい、号泣。
クロのエピソードは完全に史実通りっていうのも含めてこの映画やばかった。
自分の人間性や人望について、改めて考えさせられる映画でした。
見て損はないと思うけど、デート向きではないかもな…
泣かせの一発に見事成功。巧い。
日本中が泣いた…
というコピーが合うんじゃないかくらいの涙腺崩壊映画でした。映画館で、あんなに泣いたのは久しぶりかもしれません。
極悪非道なソ連の地獄のラーゲリ収容所で、よく11年もの歳月を捕虜として、生き抜いてこられたなぁとあの三重苦(-40°の寒さ、飢え、重労働)にも関わらず、人の心を持って生きるなんて到底出来ないだろうし、また11年の間で絶望的になり死んだ方がマシだと思うこともあっただろうに、山本幡男さんは心を失った人に心を取り戻させて、皆に希望を与え続けた。
にも関わらず、最後家族に会えずに亡くなってしまうなんて、もう涙なしには観られませんでした。
私は今まで、ソ連(ロシア)と北方領土が返還されるまで、国交断絶でもよかったんじゃないかとずっと思っていました。ですが、国交を回復したことによって多くの命が救われていたことを知りました。そのことを知ることが出来たことに、この映画に携わった方々全ての人に感謝したい‼︎
また、最後のエンドロールのMrs.Green appleの曲が映画にとても合っていて、もう号泣でした。
本当にありがとう…この映画を制作してくださって、ずっと心に残っています。
生きてる幸せ
2月1日、小さなスクリーンで見ましたがほぼ満席でした。
終盤は涙が止まらず、館内から涙をすする音がいたるところから聞こえてきました。
人はなんのために生きているのか、幸せとは何かを考えさせられる作品で、モジミと自分の妻を重ねながら見ていました。
自分が今幸せに生きていられるのは、凄惨な戦争の時代を生きた先人達が築いた今があるからこそだと、改めて思いました。
戦後、ソ連が日本に対して何をしたのか。
そこにいた一人一人にダモイ(帰国)を願う理由があり、虚しくもダモイが叶うことなくシベリアの大地に伏した日本人が何万人もいることを、この作品を見てたくさんの人に知ってほしいです。
俳優としての二宮和也の演技も素晴らしく、その他の俳優も役柄とマッチしていました。
空襲や銃撃戦のシーンとかはちょっと安っぽいなと感じました。また、最後の結婚式のシーンもあまり必要性を感じなかったです。
映画鑑賞を楽しめる有り難さ
ラーゲリの収容生活の過酷さを映像にして、リアルに味わいました。
極寒の辛さ、わずかな食事、身を粉にしての労働、罰として虫だらけの部屋に入れられる、、、など11年もの間、耐え抜かれた現実を突きつけられました。
ソ連の共産主義の姿も垣間見えて、支配される人たちの姿に、人間の恐ろしさを痛感させられました。
日本の兵士たちには、伝統的な上下関係が厳しく根付いていたのも時代を感じました。
そんな中でも道義を大切に仲間を思いやる山本の姿に、どんな状況でも忘れてはいけないことを教えられました。
戦争映画だけでなく、生きるうえでの希望や人への道義の大切さを感じました。
良かった。
二宮さん・中島さんの演技と筋の通ったシナリオ
実話だけあって、生きることに対する主人公の一貫した考え方の筋の通った作品です。その哲学は希望。人生は希望があってこそ初めて人生であるという哲学。では希望の無い人生にどう立ち向かうのか、という問いも映画に込められており、深みのあるシナリオだとおもいます。
また二宮さんの演ずる平凡な人間、中島さんの演じるちょっと足りない感じの捕虜青年など、有名タレント・俳優であるにも関わらずそのオーラを消し、新たな人格を乗せた演技が秀逸です。
あと最後に余談ですが、戦争に負ける、降伏するということはこういうこと(降参すればそれで終わりでは無い。あらゆるものを奪われる。)だと理解する意味で、ロシアのウクライナ侵攻を経験している今こそ、見るに大変ふさわしい映画であると思います。
それでも生きて
余韻がすごくて眠れそうにありません。
希望と絶望に翻弄されながらも
微かな希望を忘れずに最後まで人間らしく生きた
愛に溢れた人
その生き方は多くの人の記憶の中に今も生きている。
しんちゃんに出会ったシーンがとても好きでした。
あの時は山本さんも絶望の中にいて
しんちゃんのハツラツとした笑顔や優しさが
一筋の光のようでした。
どんな絶望の日も空は広くどこまでも繋がっています。
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そして、心に刺さった言葉が
ただ生きてるだけじゃダメなんだ。
山本さんのように生きないとダメなんだ。
ただ息をして魂の抜け殻のように
人間を辞めて生きるのではなく
小さくても希望を持って人間らしく生きていくこと。
卑怯には生きない。強く生きていきたい。
愛する気持ちを忘れない。
人は誰しも尊い存在だから。
尊い存在であるように光を失わないで。
誰でも絶望から人間らしさを
失いそうになることはある。
優しい山本さんだって25年の強制労働といわれた後
クロにパンあげられなかったですもんね
あの時は絶望のあまりポリシーを忘れていたのかも
でも、そんな時救い上げてくれるのは
何ともない青空だったり隣にいた人だったり
私、ただ漠然と生きていないかな...
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ずっと色々しんどかったけど、
全体的に暖かい映画だったので
重たい気持ちにはなりません。
ただ余韻がすごいです。
隣の歌や楽器の演奏が度々うるさい
反戦映画ではなく、政治的対峙の怖さを知る映画
日本人として、観るべき映画だと考え、鑑賞しました。
東京外国語大学で ロシア文学 を学び、満鉄調査部そして、陸軍の"特務機関"に勤務した人間なのだから、
どうみて、スパイです。捕虜になった段階で、裁判なしで、死刑に成ってもおかしくないのですが
捕虜になった時点で 国民服や私服ではなく、きちんと正規の軍服制帽姿だったので、
即死刑にはならずに、一般的捕虜相応として扱われたのだと思われます。
戦後のソ連にとって、日本以上に危険国扱いであっただろう アメリカ唄「いとしのクレメンタイン」を英語で歌っては、
捕虜の立場としては、相当マズいだろうと思うのだが
更に、その英語唄を 周囲に教えているのも、輪をかけて大問題。。。
この部分だけで、とにかく反骨精神が強い男な事は解るが
ソ連捕虜がアメリカ唄を"なぜ!"歌うのか、今までアメリカに関与したことがないロシア好きが
どうして、このアメリカ田舎唄を歌うのか?
その辺の生い立ちを映画の中で きちんと示して欲しかった。
それがないのならば、事実はどうあれ、映画中で唄う歌は ロシア民謡 の方が、映画的にはしっくり できたと思う。
民間人の中島健人さんが軍服でなく、国民服の制服制帽 であったり
軍装が 昭和5式軍服 から 98式軍服 に史実通りに変化していたり、
収容所内では、制服の再配布があったのだろうか?途中から階級章や帽子の星をちゃんと剥がした跡があるし、
各所の考証はしっかりしていた。
終後7年で、手紙のやりとりが始まるのだが、「主人公死亡」に関しての公式報告は日本の家族に元に きちんと、知らされている筈なのだが。。。
それさえも 信じない 帰りを待つ家族は。。。
ならば そういった家族の葛藤シーンを改めて もう1度映画中に入れるべきでしょう。
ストーリーは明確で解りやすいが、
「夫の帰りを ただ信じて待つ」けなげさ! 以外
この映画を通しての 言いたい事 が他にもあるのかが不鮮明
二宮和也さんの役作りと演技はたいへん素晴らしかった! 主演賞級でした。
北川景子さんは いつ見てもお美しい!
収容所で、野球をするなら「大脱走」を観て欧州収容所と比較してみたいと思う。
シベリア抑留の現実、考えさせられました
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