ラーゲリより愛を込めてのレビュー・感想・評価
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良作なんだろうけど、、、
希望を捨てずに生きる
悲しみより戦争に怒りが沸いた
未来のために残すべき映画
教えてもらえないのなら自ら学ぶべし
自分の記憶では、太平洋戦争前後の歴史というのは、義務教育であまり学んだ覚えがない。学んだかもしれないが、あっさりしていたのは確かだ。試験とかでも重要でなかったわけだし─。だから、戦争の詳細や悲劇、現実などを知るのは、テレビや映画であることが多かった。それでも、それらを目の当たりにする辛さはかなりのもので、本当に知るのさえも嫌になる。だからこそ尚更にこういった作品は必要だと思うし、見て辛さを覚えると同時に感動するなら、それはそれで意義深い。そこから広がっていく知識や思いは計り知れないと思うからだ。
シベリア抑留については、学校で詳しく習わなくとも、あらゆるもので何度もその出来事を知らされているけれど、このような質の高い作品を見ると、とにかく何としてでもああいった愚行は避けなければならないと思い知らされる。もう同じようなものはたくさんあるから敢えて新しいものを作らなくても・・・と思うこともないわけではないが、これら日本の出来事は、時代を越えて幾重にも多くの人に届けられることを望みつつ、平和な世の中を少しでもいいので世界中の人たちと共有したいものです。
作品の感動を受けながらそんな思いが去来してきました。
大切
令和を感じる戦時中の美談映画
泣きを極めています
新春一発目の映画鑑賞でした!
今年この先、これより面白い映画にはたくさん出会うと思いますが、これより泣く作品は多分ない。
伏線回収が全て泣きに結びつくという凶悪さ。
どこかで見たいつものイケメン俳優たちばかりですが、一瞬誰だか分からないくらい泥に汚れていて頼もしかった。
この作品が素晴らしかったのは、上映後に顔を上げた人たちが一様に「泣き笑い」だったことですね。
これは中々出来ることではなく、とても尊い。
元旦からスクリーンと客席両方でいいものを見せていただきました。
ニノ! 嵐の神通力が切れてもまだまだいけるやん!
さらっと毒を吐くなら、ロシアがどういう国だったかを思い出すきっかけになります。
安西先生風に「何も成長していない」ことがよく分かるかと。
違和感
内容も役者も良かった
気になったのは
前半は汚い作業着で、捕虜には人権がないんだな、と納得してたのに
後半の衣装の白さ
どこかのCMを思い出して
内容が頭に入ってこない
桐谷健太は途中で良い人になるな、と思ったらそうなるし
もっと意外性のある配役にしてほしいなぁ
中島健人はすごく役柄にハマってて
清涼剤になりました
エンドロールの
いかなる動物虐待もしてませんって言うの
時代なんかな
必要なんかなぁ
真面目に、やはり戦争はいくら国際法あっても無法地帯、やったもん勝ちなんだな
根室の漁師まで捕虜にする
民間人への虐殺
捕虜の環境の悪さ
戦争は良くない、頭いい人が回避する案を考えられないんか?と常々思う
南京虫ってなんなんだろ?
ゾワゾワいまだにする
人間らしく
戦争自体を描くのではなく、その後戦犯として捕まった人々の姿を通して不遇の人生を送ることになるけど、人間らしく生きようとする姿を生き生きと描く。
山本さんを描くとき、その友人たちとの出逢い、そして共に歩んだ暮らしの中に人間の尊厳という自由を求め続けた姿に共感を禁じえない。
ただラストの(現在の)結婚式は不要だった様に思えた。
点数は3.2くらい
泣ける
間違いなく名画ではある
の、だが、私的にはあまり……。
俳優陣の演技は素晴らしいです。
ただあくまで個人的な意見ですが、演技がいいというのは当たり前のことであると思うんですよね。
ご飯屋さんで美味しい料理が出てくるのと同じことというか、そこは最低ラインで、そこをクリアして初めて評価の土俵上がれると思っていて、なので今回の星の付け方に俳優の演技力は関係していません。
星5ではないのは、あまりにストーリーがストレート過ぎて、面白味に欠けたように感じたからです。
たしかに感動的な物語ですし、上映中もあちこちから泣いている人の音が聞こえてきました。
ただ私はどうしてもストーリーに面白みを求めてしまう。
映画という映像作品にあまり物語性を求めること自体がナンセンスなのかもしれませんが……。
気を衒ってほしいわけではないのですが、ひねりが欲しいのです。
例えば、松田が山本の遺言ノートをソ連兵に奪われてしまうシーンがありますが、その前に、山本が俳句を没収されたしんちゃんに『頭の中で考えたことは誰にも奪えない』と声をかけるシーンがあるので、ノートを没収されても覚えとけばいいんじゃないの?と思ってしまうんですよね。
そして、実際に映画はその通りに進んでいくので、そうするとどこか冷めてしまう自分がいるんです。
これが例えば、俳句のシーンで、山本がしんちゃんに何か声はかけたようだが、なにを言ったのかはわからないままそこは終わってくれれば、遺言ノートを取られたシーンで存分にハラハラすることができる。
そしてその後日本に戻った4人が実は遺言を記憶していたことがわかり、そこで初めて山本がしんちゃんにかけた言葉の内容がわかる、という作りの方がより感動できた、とあくまで個人的見解ですが、そう思ってしまうのです。
映画としては、ということを偉そうにとやかく言いましたが、今の世界情勢に刺さる名作です。
多くの人に見てもらいたいと思います。
脇役たちも光ります。泣けます。
実話に基づいたノンフィクション小説をベースにしているので、こんなことが(これに近いことが)行われていたんだなという実感を伴うものがある。
二宮和也は「硫黄島からの手紙」でもそうだったが捕虜の元日本兵が適役。小柄で細くていかにも栄養が不足しているような印象をもつし、謙虚で道義に厚い男そのもの。
希望をもちにくい中で、同僚を励まし、前を向く姿に、周りが次第に求心されていく様子は感動する。特に、彼をもっと大きな病院に診断させる要求のストライキを、殺される覚悟で挑んだ一人に賛同していく姿は、ひとの団結って素晴らしいと思った。
俳優陣では、他に、桐谷健太は硬派で少し悪そうだが次第に道義を取り戻していく姿を熱演していてよかったし、松坂桃李は逆に内気なものの篤実な青年を好演してた。安田顕も熱くてよかった。北川景子は美貌そのもので、眩しい。それら脇役たちの各見せ場で思わず泣いてしまうような場面が随所にあって、心が少し洗われるような感覚がした。
あと、史実として旧ソ連の非合法なシベリアの強制収容と労働。もともとは旧ソ連が満州国を侵攻したことに端を発する。ウクライナ戦争を始めた国だけに、この意味でもリアルさが増し、侵攻のおぞましさを感じる。
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