劇場公開日 2022年12月9日

「戦争の理不尽さを痛感しました。」ラーゲリより愛を込めて たんぽぽさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5 戦争の理不尽さを痛感しました。

2025年8月24日
PCから投稿
鑑賞方法:その他

泣ける

悲しい

知的

実話です。
終戦後のシベリア。
ロシアの捕虜となって、過酷な労働に耐えて生き抜いた山本幡男(二宮和也)の物語。
必ず生きて家族の元に帰るという、強い意志で生き抜いた彼の戦犯として25年の判決を受けた時の絶望。

それでも、なおかつ人間性を失わず生き抜く姿に心打たれました。
彼の遺書を意外な形で、家族の元へ届ける戦友達の気持ちも痛いほど伝わります。
本当に、戦争というのは理不尽です。
平和で文化的に生きていた、幡男のささやかな幸せをうばっていく。
二宮君の演技で、それが伝わってきます。
最後に、犬のクロが可愛くて皆の思いをのせて走る姿に涙が出ました、

Uネクスト、アマゾンプライムで見られます。

たんぽぽ
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