「過酷な環境の中でも、希望を持つことが大切だと山本さんの生き様を通して気付かされた映画でした」ラーゲリより愛を込めて BANAO1975さんの映画レビュー(感想・評価)
過酷な環境の中でも、希望を持つことが大切だと山本さんの生き様を通して気付かされた映画でした
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以前から気になっていた、実話を元にした映画を鑑賞。
物語としては、第2次世界大戦後にシベリアの強制収容所に抑留された日本人捕虜が、零下40度にもなる過酷な環境の中でわずかな食糧だけで重労働を課せられ、命を落とす者も続出していた。
そんな中、この物語の主人公である山本幡男は日本にいる妻や子どもたちの下へ帰れると信じ、周囲にいる人々を励まし続けていくことで、多くの捕虜の心に希望の火を灯していく。
実話だけに、過酷で厳しい環境の中で主人公の山本幡男さんのように、希望をもって生きていく姿に感動しました。こういう生き方はとても大切だと、山本幡男さんの姿を見て感じました。
最後4名の方が、山本さんの遺書を覚え家族に伝えるシーンは、涙が溢れてしまったのと、ご主人が生きていると信じ気丈に頑張っていた妻が、ご主人が亡くなった電報を見て泣き叫ぶシーンも胸が締め付けられ、改めて戦争の悲惨さを実感しました。
こういう方々の犠牲の上で、日本は平和に過ごせているのだと思うと、戦争は絶対に避けなければいけないと痛感した映画でした。
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