「生きる事死ぬ事」ラーゲリより愛を込めて ハンバーグさんの映画レビュー(感想・評価)
生きる事死ぬ事
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時代は、戦後間もない頃。
日本は、戦争に負けた。それでも日本に帰る事が許せない兵士達がシベリアの極寒の地で捕虜として働かせていた。そこには、ただただ毎日同じような労働を強いられ、苦しみ与えられ、人間としての人格を失いつつある環境だった。
そんな中でも小さな希望を捨てる事なく、誰かの笑顔を為に最後まで、最後まで、生きようとする男がいた。
そんな彼の生き方に最初は、反発するものもいたが次第に彼の真っ直ぐな姿勢に引き込まれていく。
誰もが人を殺したいなんて思うわけない。
とにかく死にたいと思うわけない。
そんな風にさせてしまう環境があるだけ。
そんな環境でも気持ちだけは、折れないで戦い続けた人物が実際にいたというのがすごい事だなと感じた。
自分なんかって思う事ばかりだけど、
自分なんかって思っているその時でも誰かは、希望を持ち続けているのかもしれないと思えると明日もまた、生きていたい!と思えてくる。
そんな希望を与えてくれる作品でした。
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