劇場公開日 2022年12月9日

「実話の重み でも映画はちょっとずつズレててビミョー もったいない」ラーゲリより愛を込めて nakajiさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5実話の重み でも映画はちょっとずつズレててビミョー もったいない

2023年12月17日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

そりょあ泣きますよ
いい話だから
でも
怖くて辛くて悲しい
映画の出来云々より、実話の重みですね
映画はもっとシンプルでいい
ラストはいらないだろ
ドラマ主演の寺尾聰を出すなら他でもなんとかなったろうに

そして、日本人は肝に銘じておかなければならないのは
すぐ北に、隙あらば領地を広げようとする旧ソ連のロシアがいると言う事です
実際、攻めてきた国です
他にも、北朝鮮や中国
のほほんとはしてられない

戦争なんて旧時代の遺物の無い世界を真剣に目指さないといけない
言うは易し行うはがたしだけど

シベリア生活はたくさんの人が死んで行く過酷な環境だったんだけど、リアリティがなく、飢餓感などの死の切迫感を感じられない
演出が軽いというか、泣かせる話に持っていく過程にしかみえなかった
塚本晋也の”野火”のような背中に冷たい物が走るような演出が無いと戦争の悲惨さがでない

ついでに言うと、エンディング曲
わけの分からないポップ調の歌より”いとしのクレメンタイン”でよかったんじゃないかな
オーマイダーリン、オーマイダーリンってね

それと
二宮和也のメイクはなんだろう
著名人でもないんだから、似せる必要は無いと思うんだけど
最初、誰かわからなかったよ

nakaji