「面白かった!」ラーゲリより愛を込めて ゆさんの映画レビュー(感想・評価)
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ストーリーラインがとても綺麗。
冒頭の数分でストーリーライン「戦禍により家族と生き別れ、収容所に送られた主人公が、苦しい家族のもとに帰り着く話」がぱっとわかる。
その後の展開がなんとなく読めるな…と思いつつ話を追っていくと、ミッドポイントのあたりで主人公の死。せめてこれだけでも…と仲間たちが必死に守ろうとした遺書のノートもロシア兵に没収されてしまう。おいおいどうするんだよ…という絶望のなか、主人公の死から2年後にやっと解放の日が訪れる。無機質な電報の数文にて主人公の死を伝えられる家族。主人公の生還を信じて待ち続けた妻は「嘘つき!」と泣き崩れる。
安心してほしい。結論として、主人公はきちんと家族のもとに帰ってきた。
主人公の誠実さ、ひたむきさに感化され、なんとしても主人公の夢を叶えようとする収容所の仲間たちの奮闘する姿がよかった。
なおラスト、長男の結婚式での長尺のスピーチがくどかった。冒頭の結婚式につながる演出は良いが、スピーチの内容はばっさり切って数分短くしたほうが絶対に美しい。ということで〆のキリの悪さ分-1して、それでも大満足の⭐︎4つ。
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