「タオルハンカチとティッシュは必須です。」ラーゲリより愛を込めて のりたまちびさんの映画レビュー(感想・評価)
タオルハンカチとティッシュは必須です。
第2次世界大戦後のシベリア抑留がテーマというだけで、暗くて観るのがつらそうと敬遠していました。
でも、この映画は映画館で観るべきで、終映も間近かもと思い、とうとう観に出かけました。
この映画のテーマは、「どんなにつらい状況でも、自分に恥ずかしくなく、希望を持って生きること」でした。
二宮和也さん演じる山本さんの希望は、シベリアから日本に帰還し、妻と4人の子どもたちと再び暮らすこと。
山本さんは、例えひどいめに遭うことになっても、仲間を励まし、自分らしく生きることを選択します。
ロシアでの過酷な生活で荒れていく仲間たちを照らす、温かい灯りのような人でした。
私自身も、周りの方々も、泣いている方続出でした。
どうぞ、大きな画面で、存分に涙活して下さい。
観終わった後も、温かい気持ちが続く映画です。
ああ、でも、ソ連からロシアに国名が変わっていても、約1世紀たっていても、ロシアって成長しない国だなとため息は出ました…。
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