「想いの帰国(ダモイ)」ラーゲリより愛を込めて しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
想いの帰国(ダモイ)
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通常スクリーンで鑑賞。
原作(収容所(ラーゲリ)から来た遺書)は未読。
シベリア抑留は日本人ならば決して忘れてはならない歴史であり、若者に訴求し易いキャストや主題歌アーティストを起用してそれを描いた本作の意義はとても大きいと思いました。
ラーゲリでは多くの方が命を落としました。自身が祖国に戻ることは叶わなかったけれど、想いだけは帰国(ダモイ)していたんだな、と…。その想いが未来に繋がり、今を生きる私たちに命の大切さや人として生きることの意味を問い掛け続けているのだと思うと、自然と涙がこぼれました。
[余談]
山本が家族ひとりひとり(子供たちはまとめて)に宛てた遺書を、ラーゲリで山本に影響を受けた者たちが監視の目を盗んで記憶し帰国する展開は、遺書を届けたことでその者たちも同時に救われると云う構成になっていて感動的だったものの、涙の押し売りをされている気がして少々シラケました。
※修正(2024/03/02)
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