「想いの帰国(ダモイ)」ラーゲリより愛を込めて しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
想いの帰国(ダモイ)
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通常スクリーンで鑑賞。
原作(収容所(ラーゲリ)から来た遺書)は未読。
ラーゲリでは、極寒の環境と過酷な労働によって多くの日本人捕虜が命を落とした。自身が祖国に戻ることは叶わなかったが、想いだけは帰国(ダモイ)していたんだな、と…
その想いが未来に繋がり、今を生きる私たちに命の大切さや生きることの意味を問い掛けている。このようなことが二度と繰り返されてはならないと訴えているようにも思う。
若い世代に訴求し易いキャストや主題歌アーティストを起用して、日本人ならば決して忘れてはならない歴史であるシベリア抑留を描いた本作の意義は、とても大きいと感じた。
[余談]
山本が家族ひとりひとり(子供たちはまとめて)に宛てた遺書を、ラーゲリで山本に影響を受けた者たちが監視の目を盗んで記憶し帰国する展開は、遺書を届けたことでその者たちも同時に救われると云う構成になっていて感動的だったものの、涙の押し売りをされている気がして少々シラケた。
※修正(2025/08/11)
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