「それでも生きて」ラーゲリより愛を込めて aさんの映画レビュー(感想・評価)
それでも生きて
余韻がすごくて眠れそうにありません。
希望と絶望に翻弄されながらも
微かな希望を忘れずに最後まで人間らしく生きた
愛に溢れた人
その生き方は多くの人の記憶の中に今も生きている。
しんちゃんに出会ったシーンがとても好きでした。
あの時は山本さんも絶望の中にいて
しんちゃんのハツラツとした笑顔や優しさが
一筋の光のようでした。
どんな絶望の日も空は広くどこまでも繋がっています。
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そして、心に刺さった言葉が
ただ生きてるだけじゃダメなんだ。
山本さんのように生きないとダメなんだ。
ただ息をして魂の抜け殻のように
人間を辞めて生きるのではなく
小さくても希望を持って人間らしく生きていくこと。
卑怯には生きない。強く生きていきたい。
愛する気持ちを忘れない。
人は誰しも尊い存在だから。
尊い存在であるように光を失わないで。
誰でも絶望から人間らしさを
失いそうになることはある。
優しい山本さんだって25年の強制労働といわれた後
クロにパンあげられなかったですもんね
あの時は絶望のあまりポリシーを忘れていたのかも
でも、そんな時救い上げてくれるのは
何ともない青空だったり隣にいた人だったり
私、ただ漠然と生きていないかな...
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ずっと色々しんどかったけど、
全体的に暖かい映画だったので
重たい気持ちにはなりません。
ただ余韻がすごいです。
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