「構成良し俳優さん良し」ラーゲリより愛を込めて じゅうさんの映画レビュー(感想・評価)
構成良し俳優さん良し
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お客さんの反応が良かったので観てきました。
まず、ストーリーの構成がうまいなと思いました。予想しやすい展開だけど、それをも気にしない迫真の演技及び伏線の出しかた、回収の仕方。良かったです。最後の遺書のシーンでは、遺書を受け継いだ4人が家に来ますが、4通あった手紙の担当の仕方が良かったです。奥さんを失った相沢さん(桐谷健太)が担当したのは奥さん宛の遺書。お母さんを失った松田さん(松坂桃李)が担当したのはお母さん宛の遺書。主人公(二宮和也)を父のように慕っていた新ちゃん(中島健人)が担当したのは子供たち宛の遺書。そして、上司である原さん(安田顕)が担当したのは冒頭の書き出し部分。これは、遺書を書かせることを決めた原さんだからだと思いました。それぞれ4人の状況に合わせたことで、より深い遺書になりました。とても良かったです。
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