「人間が生きるということがどういうことか」ラーゲリより愛を込めて よっしぃさんの映画レビュー(感想・評価)
人間が生きるということがどういうことか
第二次世界大戦後、厳冬のシベリアに抑留された方のお話。
収容所(=ラーゲリ)で、人としての扱いを受けず、気力も奪われている中、
周りのみんなに希望を持たせ、人々に生きようと思わせてくれた山本さん。
万葉集や俳句をみんなで勉強したり、一等兵呼ばわりに対しては、
「山本です」と抵抗して見せたり。
書き物を残してはスパイ行動とみられ没収、それでも希望を持って、
未来へ向かって、書き記す。
そして家族あての最後の言葉は・・・4人の戦友が記録ではなく記憶して・・・
時折目をそむけたくなるシーンもありましたが、いい映画でした。
そして、人間としてかくありたい、と思えるとても素敵な人物像でした。
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