「もうひと味欲しかった。」ラーゲリより愛を込めて 2子5孫さんの映画レビュー(感想・評価)
もうひと味欲しかった。
良かった。
手紙は取り上げられても書かれている内容を記憶すれば記憶は取り上げられないの最後のくだり。
入れ替わりたちかわり訪れて伝えてくれる人達。
そのシーンが一番良かった。
欲を言えば、終戦になっているにも関わらず、極寒のシベリアで長年にわたり、捕虜を劣悪な環境で強制労働させる国の非道と敗戦国の日本だから抗議できなかったのか?の理不尽をもっと感情を揺さぶる描き方で表してほしかった。
悔しさ、怒り、苦悩、悲しさ、待ってる人に早く会いたい希望と焦り、死に至る時の絶望や諦め。
シベリアに送った国の非道と共にもっと心に突き刺さるように描いて欲しかった。
二宮は十数年前の硫黄島の映画の時より演技に深みが出ている印象を受けた。
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