「ラーゲリより愛を受け取って」ラーゲリより愛を込めて youmeさんの映画レビュー(感想・評価)
ラーゲリより愛を受け取って
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シベリア抑留によってラーゲリ(収容所)で強制労働を強いられた人々がダモイ(帰国)を願い、家族や故郷への愛を想う実話に基づくストーリー
詳細な背景は語られなかったが、歴史的な簡単な説明が導入されていた。そのため、恥ずかしながら教科書程度の知識しかなかったが、状況把握がしやすかった。
強制労働の過酷さは、人間らしい生活を奪い、絶望をもたらす。しかし、山本の「希望」を捨てずに生きる精神の強さ、妻・モジミの再会の約束を信じるという「希望」と愛の強さに感動した。
大切なものを失っても、希望が無くなっても、「生きろ」という言葉。希望が無くなったら生きる意味はないと思ってしまうが、生きていれば何かしらの希望を見つけられるのではないだろうか。
個人的に、相沢が山本から受けた「生きる」という言葉を返すシーンと、子供たちの前では泣くまいと強くあったが、外に出た途端に嗚咽するモジミのシーンで涙が止まらなかった。
私も山本のように希望や愛を誰かに与えたり、伝えたりできる人になれるかな、なりたい。
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