「だいぶ前に原作を読んで、」ラーゲリより愛を込めて ゆうたさんの映画レビュー(感想・評価)
だいぶ前に原作を読んで、
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なぜ、こんなにも高評価が多いのか疑問です。
確かに泣けてくる部分はたくさんあると思いますが、小説の中の山本氏は秀才であるにも関わらず、そんなことを表に出そうとはせず、自分の得た知識をみんなと共有していくそんな姿でしたが、なんか映画はとりあえず頭が良いんだよみたいな押し付けがあった気がする。
そして、小説の大部分はアムール句会という俳句を作って読む、そして山本氏が寸評をするという娯楽をメインに展開して、山本氏を慕う人間が周りに集まってくるストーリーです。
映画ではその部分がほんの数分あったか?くらいで、辺見じゅん氏の原作を元にしているとは考えられない。
だから、私は観ていてどこに山本氏への感情移入が出来るのか、山本氏に希望だ!と言われても、全く感じるものがなかったです。
小説はものすごい感動をしましたし、色々考えさせられるものがありました。
しかし、役者安田顕さんは良かった…
この映画で唯一良かったのは安田顕さんが遺書を届けた場面と思います。
意外に犬の話は本当のことで、実際に写真もありました。
しかし映像ではCGが下手で興醒めしてしまいました。日本人にはトップクラスのCGクリエイターが多数居るのに…
そういう細かなところ、勿体無い映画。
残念な映画でした。
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