「日本人捕虜の山本幡男さんの生き様を描いた作品です」ラーゲリより愛を込めて The_Winnieさんの映画レビュー(感想・評価)
日本人捕虜の山本幡男さんの生き様を描いた作品です
終戦後も、捕虜としてシベリア抑留された、山本幡男さんを描いたノンフィクションの映画作品です。
二宮 和也さんの演じる山本幡男さんの姿を通して、捕虜として生きることの辛さ、いつ殺されるか分からない恐怖、日本に残した家族に会いたいという想いが、大スクリーンから強烈に伝わってきました。
山本幡男さんは上級の士官では無く、「普通の兵隊さん」だったそうですが、この普通の人の感情を、二宮 和也さんが見事に好演しています。
上映終了後、私の両隣の観客はハンカチで目を押さえていました。
現在、ウクライナ、そしてロシアの両国の捕虜にも、山本幡男さんのように、歯を食いしばって生きようと、辛い毎日を送っている人がいるのでしょうか。
悲しみの映画ですが、山本幡男さんという人が居たことを知り得たので、この映画の鑑賞は貴重な体験でした。
コメントする