劇場公開日 2022年12月9日

「日本人捕虜の山本幡男さんの生き様を描いた作品です」ラーゲリより愛を込めて The_Winnieさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0日本人捕虜の山本幡男さんの生き様を描いた作品です

2022年12月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

終戦後も、捕虜としてシベリア抑留された、山本幡男さんを描いたノンフィクションの映画作品です。

二宮 和也さんの演じる山本幡男さんの姿を通して、捕虜として生きることの辛さ、いつ殺されるか分からない恐怖、日本に残した家族に会いたいという想いが、大スクリーンから強烈に伝わってきました。

山本幡男さんは上級の士官では無く、「普通の兵隊さん」だったそうですが、この普通の人の感情を、二宮 和也さんが見事に好演しています。

上映終了後、私の両隣の観客はハンカチで目を押さえていました。

現在、ウクライナ、そしてロシアの両国の捕虜にも、山本幡男さんのように、歯を食いしばって生きようと、辛い毎日を送っている人がいるのでしょうか。

悲しみの映画ですが、山本幡男さんという人が居たことを知り得たので、この映画の鑑賞は貴重な体験でした。

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The_Winnie