「生と死の狭間ラーゲリで、人間という存在の中にある闇と光を見た!」ラーゲリより愛を込めて ぴーちぱいさんの映画レビュー(感想・評価)
生と死の狭間ラーゲリで、人間という存在の中にある闇と光を見た!
ラーゲリでは、人間の心に潜む「闇」の部分が露わになる
生き残るため捕虜たちは、
仲間を敵に売る、立場の弱い者を痛めつける、
食糧を奪う…
ソ連兵は無慈悲で残忍に、捕虜を家畜扱いする…
そんな、世界で人間のもつ「光」の部分を
見せ続けたのが山本さんだった
極限状態でも、人間としての尊厳を捨てない強さ
絶望しか見えない中で、希望を見失わない精神力
そこには、離れていても絶え間なく注がれる
家族への愛情があった…
そして、何よりこの作品が素晴らしかったのは
その山本さんのもつ人間としての「光」が、
少しずつ闇にのみ込まれていた人々の心を、
明るい方へと導いていくところ
「人間」って、捨てたもんじゃない…と思えた
泣きどころ満載!
なのに、犬まで登場させるってあざといよね
凍った海の上を走って、船を追いかけてくる犬なんてありえないーと、心の中で叫びつつも
号泣ー!!
まー、山本旗男役は二宮和也しか考えられないわ
彼の人柄的なところと、ぴったりはまってました
ただ一つ…
現在、ウクライナを侵攻しているロシアと
この作品でのソ連兵がリンクされ、
ロシア人ヘイトみたいにならなければいいなぁ…
と思いました
コメントする