劇場公開日 2022年1月29日

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テレビで会えない芸人のレビュー・感想・評価

全20件を表示

4.0独演会をテレビで観た気分

2024年2月3日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

怖い

単純

幸せ

ヒロ松元は一度ステージを観た事がある。
風刺漫談がメインだが、なかなか面白い。
今回の作品は独演会をテレビで観た気分
だった。面白かった。
こういうドキュメントはこれからも観たい。

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ナベウーロンティー

4.0理想と現実

2023年3月22日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 『誰がために憲法はある』(2019)を映画館で観てから松元ヒロに興味を持った。漫才ブームの初期の頃、お笑いスター誕生サバイバルシリーズでも前身である「笑パーティ」で優勝経験もあり、「ザ・ニュースペーパー」になってもTVで活躍した松元ヒロ。忖度の多いテレビ局に嫌気をさしてスタンダップコミックで舞台活動を中心とする。

 意外だったのは、ザ・ドリフターズの弟子として活躍していたこともある鹿児島県で同級生だった「すわ親治」も参加していた経験があったこと。懐かしい!ブルース・リーのモノマネをしていたすわ親治が東京に住む松元を訪ねてくるシーンでは驚き。彼が出演していた「8時だよ全員集合」をもう一度見てみたいものだ。

 日本ではTVは政治ネタが敬遠される。今も騒がれている政治家がいるが、放送法を無視して強要する姿は許されるべきものではない。でも、つまらないテレビ番組(特にバラエティ)は見なくなったから、現状はわからないなぁ。

 とにかく信念を持った芸人・松元ヒロの生き方に感動。反骨精神を貫いてもらいたいし、個人的にも参考にしたい生き方だ。永六輔が松元に残したメッセージ「九条をよろしく」が心に残る。

 もう一つ興味深いエピソード。憲法記念日に護憲のための講演を行った際、隣のビルでは改憲派の右翼が講演してたところ、笑顔で彼らに挨拶すると、向こうも笑顔で返してくれたというもの。同じ人間。いがみ合う必要なんてないんだなぁ~松元ヒロの人柄も滲み出ていた。

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kossy

3.0メディアは頼りにならない

2023年1月15日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

政治風刺が強烈なため、テレビには出ず、ライブで活動を続けている芸人、松元ヒロに迫る。
この程度の風刺で腰が引けるマスメディアは、社会のせいにしたり責任回避の姿勢がある。
権力者を甘やかすと、いいことはないと思う。

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いやよセブン

4.0僕らはバトンを託された

2022年10月9日
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本日、江戸川区のメイシネマで拝見しました。
私は50代ですが、永六輔さんとか、立川談志さんらのような戦後民主主義の良心のような人たちから私たちは託されたものがあるのだと感じました。
現在、ウクライナの情勢などに触れると、憲法9条などはきれいごとのように感じられるのでしょうが、そもそも憲法9条は理想であり、現実を理想に近づけるのがあるべき姿だろうということは、今更その通りだと思えました。
途中、舞台で披露された日本国憲法前文には、あまりの美しさに涙が流れました。
スポンサーに気を遣い、言いたいことを言わないサラリーマン芸人ではない、芸人として本来あるべき姿が示されていたと思います。
いい歳になった大人が、それぞれの持ち場でサラリーマン的ではなく振舞うことが重要なのだと感じました。

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respectkunie

4.0芸人・松元ヒロのいつも風刺の効いた笑いにホットする。

2022年3月24日
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鑑賞方法:映画館

芸人・松元ヒロを追ったドキュメンタリー映画。ところどころにステージでのお笑いが挿入されて、この風刺の効いたユーモア「これこれ。いいな」とうなづきながら見ていました。政治話題が中心ですが、特に定番の「憲法くん」と憲法の前文のシーン。ウクライナとロシアの戦争が進行している中、改めて心揺さぶられるものがありました。
台本作りや練習での葛藤、妻との会話、生い立ち、永六輔など彼の人生でのターニングポイントの事もいくつものエピソードが紹介されます。
自由に声を出して言う事ができない空気。テレビもそれを加担しているとも言えるのでは。

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M.Joe

5.0いい顔してる。

2022年3月23日
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ヒロさん、いい年の取り方してるね。
『男の顔は名刺』ってホントだ。若い頃よりずっといい男になってる。
鈴木邦男さんとおんなじタイプの優しいお顔。
生き方や心根が顔に出てくるのね。

奥さんも素敵!!(強くて怖いとこがまた素敵!!)
すごくいいカップル。

知ってるふりしてたけど、ホントはほとんど読んだことも聞いたこともなかった憲法前文。
ヒロさんが舞台で語ってくれた憲法前文を聞いて、その理想の崇高さと素晴らしさに胸がいっぱいになって涙が止まりませんでした。
なんてすごい憲法なんだ!
日本が世界中に誇れる一番のものは、この憲法前文に違いありません。

ロシアがウクライナに攻めいってる今だからこそ、この憲法前文を世界中の国々の為政者に読んで欲しいと思いました。

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ちこどん

千円払うよ、領収書は俺がもらうけどね。

2022年3月19日
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鑑賞方法:映画館

言いたいことを自由に言える芸人の話

松本ヒロさんのことは全く知りませんでしたが、映画を通してなんとなく人となりがわかった気がします。
作中で出てくるライブ映像の風刺ネタは痛快だったし、良い事言ってるなって思える事柄が多々ありました。

現在ライブだけで生きていく芸人が何人いるだろうか?
言いたい事を言える芸人が何人いるだろうか?
本当の芸人とは何なのか?

同調圧力、不透明な政治、強者と弱者などなど考えてこなかった事や目推そらしてきた事が松本ヒロの言葉で心に刺さりました。

全ての事に白黒つけないといけないほど潔癖ではないけれど、正直でいることは大切だと思いました。

ドキュメンタリー映画として面白かったけれど、少し残念だったのは会話の途中で音声がカットされてる点が多かった事ですね。
見ていて気になるほどカットや音声が無くなるシーンが多く、他意はないのだろうけれど、もろに編集してるな~って感じた。
使えないシーンだとかテンポが悪くなるからの編集なのだろうけれど、それこそ忖度や都合の悪い言動があったのかもとちょっとだけ思ってしまった。この作品が取り上げているテーマ上、疑念を感じてしまうような編集にならない様もっと丁寧にしたほうがよかったかも。
ドキュメンタリー作品は製作者の主観がはいるから仕方ないのだけれど、公平さや透明性、ありのままをもっと映してほしかったです。

永六輔さんの「九条を頼む」とか立川談志さんの「俺はお前を芸人と呼ぶ」ってエピソードはカッコよかった。
劇場のお客さんが今の松本さんを作った。
求められ、ソレに答える互いの関係がさらなる芸に磨きをかける。
人間、互いを尊重し切磋琢磨することの大事なんですね。
いい映画でした。
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劇中セリフより

「水さしますよ」

仲良く、楽しくやってる連中に空気を読まない人が入るのは難しいし勇気がいる。
馴れ合いも大事だけれど苦言を発する人がいないとウクライナに進行してる国みたいに日本もなちゃうかも知れない。

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フリント

3.0芸人としてあるべき姿

2022年3月19日
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鑑賞方法:映画館

芸人・松元ヒロの生き様を描いたドキュメンタリーで芸人としてあるべき姿を上手く描いている。恥ずかしながら松元ヒロの存在はこの作品で初めて知りました。ドキュメンタリー映画になるだけあって魅力的な芸人でありユーモアセンスが素晴らしい。
2022-55

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隣組

1.0テレビ局が作った左翼芸人PR映画

2022年3月9日
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テレビに出られないのはニーズがないからと面白くないから。松元ヒロが一番面白かったのはザニュースペーパー時代。ザニュースペーパー自体も各メンバーもバリバリの左翼だがザニュースペーパーが面白かったのは単なるプロパガンダにとどまらず多くの人を笑わせるユーモアに昇華していたから。ソロ公演の松元ヒロは単なるプロパガンダで団塊世代のジジババしか見に来てない。テレビに出られなくて当たり前。ザニュースペーパーは松崎体制が全盛期でオリジナルメンバー大量離脱後の渡部体制はかなりレベルダウンしたが蘭丸と濱田が復帰して持ち直し少なくとも現在の松元ヒロよりは面白い。全盛期のザニュースペーパーはスター揃いで光っていたがその中で松元ヒロは地味だった。さも、このドキュメンタリーではザニュースペーパーがテレビに出るようになって言いたいことが言えなくなり松元ヒロとすわしんじが脱退したことになっているが、実際は渡部以外のほぼ全員が脱退している。左翼芸人でも太田光のように視聴率バリューがあればテレビに出られる。松元ヒロが面白いと思うなら鹿児島テレビがレギュラーで使えばいいではないか。

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へけもそ

4.0タイトルなし

2022年3月8日
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鑑賞方法:映画館

すごく魅力的な人だった

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むぎゅ

3.0全国高校駅伝で区間賞は凄い

2022年3月5日
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鑑賞方法:映画館

笑える

社会風刺コント集団、ザ・ニュースペーパー、のメンバーだった芸人・松元ヒロが、テレビから舞台に活動を移し、政治や社会問題を題材にする芸風を確立してきたドキュメンタリー作品。

テレビから去ったというより、テレビでは言えない話をするために出ないらしい。が、そんなにきつい事を言っている様には聞こえなかった。
年上の奥さんが魅力的だった。
鹿児島実業陸上部で全国高校駅伝最終区区間賞は凄い。調べてみると1969年に確かに松元広人が区間賞を取ってる。次の年も走ってるから、2年生だったのかな?
どハマりではなかったが、そこそこ面白かった。

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りあの

4.5笑いのめしてやる。

2022年2月26日
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鑑賞方法:映画館

芸人ってこういうもんだったのに、
何故こんな形で取り上げられる位に、
この人だけになっちゃったのでしょうね??
というTVマンの疑問を、TVマン自らの手でテレビというメディアに対して問題提起している素晴らしい作品。
地方TV局のドキュメンタリーは素晴らしい作品がまだまだ多いし、こういう人達に是非踏ん張って風穴を開けてもらいたいものだ。
当然生で観たくなった。

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胃袋

4.0その毒は誰かのブレーキになる

2022年2月21日
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鑑賞方法:映画館

平日日中というのに座席が満員御礼状態でした。全然無知だったのですが、この方、舞台をすればチケットが即完売するほどの芸人さんなんですね。ネタを拝見して納得です。
昔はテレビ芸人だったが、ある日息子が放った一言をキッカケに舞台芸人へと舵を切った松元ヒロ氏の半生を追う作品。
なんでテレビから去ったのか=スポンサーの顔色を伺うのがちょっとね、という。要するに政治風刺的ネタを扱ってる訳ですが。
初めて拝見しましたが、ヤバいくらい面白い。政治風刺のやつではないですが、優先席で電話するJKに「あなたは新宿から池袋まで5分耐えればいいけど、私はこの人(松元氏)と一生一緒にいなければいけないのよ」という電車内の奥様の言葉(多分ネタ)が鑑賞後も記憶に残りました。

印象的だったエピソードはいろいろありましたが、今の世の中は誰も何も言えなくなっているような時代なので、誰かが代わりに言わないと……ということを仰ってました。ニュアンスですが。
言いたいことを言えない人の言葉を代弁するのが芸人で、そうでない人は皆サラリーマン芸人。なお、サラリーマン芸人というのは立川談志氏が遺した言葉のようです。

なるほどなあ。
ちょっと実際の舞台を観に行きたくなりました。チケット即完売ですけど。

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BONNA

4.0テレビNGなネタしかない、とは思えない

2022年2月13日
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テレビでよく見る漫才コンビのファンで、寄席やワンマンライブをよく見に行く。
そんな彼らもテレビでやるときと舞台とでは、ネタを明確に区別している。

松元ヒロのネタの中でも、映らなかったものの中には際どいものもあるのだろう。

しかし、映画に出てきたレベルでテレビNGなものがあるとは思えない。
特に、憲法くんは完成度も高くすばらしいと思う。

バラエティ番組の、人権を無視した芸能人のいじめにもにたスキャンダル特集の方がよほどNGではないか。

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Tom

4.5爽やか!

2022年2月9日
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素晴らしい芸人。素晴らしい映画でした。
松元ヒロさんの飄々とした佇まい、軽やかな権力批判、その裏の地道な努力、魅力的なご家族。すべてに魅了されました。

権力批判と言うと、つい青筋立てて怒りを表明したくなります(それだけの腐敗した政権でもあるわけです)が、それを絶妙な笑いにして表現している所に芸の妙味があります。その芸は、どれほど腐敗していても選挙では自民党が圧勝するという絶望的社会状況をしなやかに生き抜くサバイバル術となり得るようにも思われました。

映画の冒頭でテレビ局の幹部の人たちが松元ヒロをテレビに出せないのは「今は気楽な内容が好まれる」「クレームが怖い」からと語っている音声が流れますが、視聴者に責任転嫁するのはやめてほしいです。この素晴らしい芸人をテレビに出せないのはテレビ局の〝人〟が出さないからです。しかし、この映画も、映画の基になった番組もテレビ局の〝人〟が作っているのですから、やはりテレビの存在意義は、視聴者・スポンサー・政治家よりもテレビ局の〝人〟次第なのだと思います。そうした作り手の葛藤や苦闘はパンフレットにしっかりと書かれていました。

映画の要所要所で挟まれるヒロさんの舞台は、ワイドショーのワザと急所を外した忖度的政権批判ではないし、単なるガス抜きでもありませんでした。それは、権力の急所を射ぬきながら、観ている人を明るく前向きな気持ちにさせる、人間への愛情に裏打ちされた〝芸〟でした。尊敬します。

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taro

5.0心温まり、震え上がる映画

2022年2月5日
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鑑賞方法:映画館

松元さんもスタッフに心を許し、スタッフも松元さんに敬意を払うからこそ、日常をそのまま切り取り、積みかねられたのだと思う。テレビが松元さんに捨てられたのだと感じた。真の情報は電波でもネットでも得られず、生なんだなーと思った。ニュースペーパーを離れた理由も映画の中で初めて理解。そして杉さんの逝去も。これからも応援します。

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umeume

3.5松元ヒロを知る、国の異常を知る

2022年2月2日
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鑑賞方法:映画館

「さよならテレビ」の阿武野プロデューサー制作作品。期待しましたよ。テレビに出なくなった松元さんの状況を媒介しテレビ界の闇、、、政治や行政の監視、番人の役割ができていない、、、という問題提起と現実を見せる雰囲気もありながら、結果松元さんのネタ紹介、人物紹介、生き様紹介に終わっちゃったかなー?って感じ。

なぜテレビに出られない?出なくなった?なぜ敬遠される?スポンサーや政府ひの忖度。そんなのわかりきってるやん。もう一つ深掘りしよ!今、番組を作ってる人は何考えてるか?声はあったけどね。だけど、えぐり方が甘い印象。

けど、無理か、社会派ドキュメントじゃないもんね?松元さんのネタ、彼のネタをつくる理由が我々が何処かに置いてきた気持ちであり、見て見ぬふりしてる現実。政治風刺ネタで笑って満足か?笑われる政治を変えて満足するか?結局僕たち国民次第なんだよな。少なくとも、松元さんは闘ってる。僕たちはどうか?(本作直後に鑑賞した「香川1区」で保守日本の底力を見て絶望を感じもしましたが)

あと、ネタ作りの裏見たかった。特に政治風刺のネタの。秀逸かつ情熱が注がれているであろう「憲法くん」のそれが。芸人だから、舞台裏は見せちゃだめなんだろうけど、笑いに換えるネタ作りにこそ松元さんの想いが集約してると思うから。その気持ちは共有したいなって思ったのです。その点でも一歩足りなかったんじゃ?って思うのです。

本作は一人の芸人の存在を知らしめる目的が全てなんでしょう。あくまで「気付きをあたえる」ってことかな?
ネタが最高に面白く胸に迫り考えさせてくれる彼のステージを見に行きたい!って気持ちになりました。そんな思いの人が増えていってほしいと思うし、そして本作が大河の一滴になり、国民が次第に考え始め、動き、今と違う社会になっていれば良いなぁと思うのです。できるんじゃないかな?(本作直後に鑑賞した「香川1区」で日本人の底力を見て希望を感じちゃうのです)

良い作品でした。

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バリカタ

4.0奥さんとの掛け合い

2022年1月31日
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鑑賞方法:映画館

とても面白かった。
初対面の人にもそっと寄り添う、何だろう?親和力?すごいな、さすがだな。
憲法の前文改めて聴く。私への問いかけのようだった。理想を諦めていないか? 世界から戦争、飢餓、差別をなくすためにできることはあるのか?
稽古場で隣りに止まっている車をみて、がんばろう!の件は良かったです。

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Momoko

3.5風刺し続ける芸

2022年1月29日
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のっけから公明党(の車)と並ぶシーンから、彼の芸らしさ、明るい人柄、真面目さとかが見えた。奥様お強い。おにぎりが食べたくなった。

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kawa