「やや数学・物理的な知識、京都の地理や国語力が要求されるが高評価。」四畳半タイムマシンブルース yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
やや数学・物理的な知識、京都の地理や国語力が要求されるが高評価。
今年288本目(合計563本目/今月(2022年10月度)2本目)。
「それがいる森」が極端な地雷だったのもあって、お口直しで0分差でこちら。
元のアニメがあることは知りませんでした。ただ、未見の方でもはいっていきやすいように配慮(登場人物の自己紹介など)はあります。
元ネタは知らなかったとはいえ、いわゆる「四畳半もの」(四畳半でなくても、趣旨的にこの映画のネタと同じになるものを含む)という類型って存在するんですね…。
あえて難点をあげるとすると、元映画の趣旨的に数学・物理的な内容が多く(表立っては出ないが、結局は学部レベルのそれらの知識が裏にかくれている)、一方で、表現(この映画、主人公の「一人語り」が結構多いです)が、そこそこ国語力を要求される(センター試験レベルの現代国語の国語力はないと詰まります)上に、そうかと思えば京都の地理を前提にしたセリフも出るので、ややそこは知識が必要(アニメ版をみていれば不要?)かな…というところです。
そうした点で引くとしても0.2とまりであり、切り上げても5.0あるので特に減点対象はなしにしています。「独特な国語力」は、大学レベルの国語力くらいは要求されますが、京都の地理については(ただ、京都市内の特定の場所しか出ない)予習があると有利かも(関西圏では、大阪と「その場所」をつなぐ京阪電車がありますが、そのサイトを見ているだけでもだいぶ違う)という印象です。
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