四畳半タイムマシンブルースのレビュー・感想・評価
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あー、京都での大学時代って楽しかったなあ。そうだ!タイムマシンがあるじゃないか!
最初は退屈だったが、物語が加速するにつれ自然と笑みが多く。。
少しの違和感も全てが伏線なのね!すばらしい。
鴨川デルタ、下鴨神社の古本市、大文字、吉田山、京大の時計台、鴨川の亀石、、、
どうして「京都と大学生活」ってこうもマッチするのだろう?
原作者の森見登美彦や「鴨川ホルモー」の万城目学が京都を舞台にした大学生の小説を世に出したから? それもあるだろうが、むしろ「京都は大学が多く学生の街である」「歴史ある京の街並や逸話(天狗・妖怪も)が清貧でアカデミックな学生に合う」「特に京大にユニークなやつ(=変人)が多く発生する」こういう要素がああいう小説を生む土壌になっている、ということだろう。
・体育会系の先輩
・皮肉屋の先輩
・何年もいる主のような先輩
・悪友
・美しいが少しぬけたところのある芯の強い乙女
・翻弄されるメガネ主人公。。。
居た、こういうの居た!(笑)
個性ある人間が集まって織りなす馬鹿馬鹿しいエピソードが、如何にも大学時代らしくて楽し!
あー、タイムマシンねえかな。物置漁ってみるか!
※この映画だけは京都の出町座で観るべし!
夏目真悟がノッている
湯浅政明監督によってアニメ化された『四畳半神話大系』の自由闊達なアニメーションセンスを引継ぎ、『タイムマシンブルース』のダイナミックな物語展開を掛け合わせて絶妙なエンターテインメント作品に仕上がっていた。くだらない理由でタイムスリップしてはどんどん歴史が改変されてしまい、帳尻合わせに四苦八苦なキャラクターたち。まさか、そんな方法で帳尻を合わせてくるとはという意外性、というかあれは帳尻があったことになるのかという気もするが、強引さも含めて面白い。
夏目真悟監督がこのところノッているなーと感じている。『Sonny Boy』につづいてクセの強い絵柄の作品を見事に料理していて、今の日本アニメ界で鬼才とか異才とか言われそうなポジションになってきた。次回作はなんだろう。
やはり、中村佑介のキャラクター原案なので、横顔がキレイ。
「四畳半神話大系」×「サマータイムマシン・ブルース」という、まさかの合体をしたら、非常に面白いアニメーション映画が誕生した!
フジテレビ系列で2010年に放送されたテレビアニメ版「四畳半神話大系」は見ていませんでした。
ただ、テレビアニメ「四畳半神話大系」の制作陣が再集結した、湯浅政明監督作「夜は短し歩けよ乙女」は見ていたので、何となく作風はつかめました。
今回は、実写映画化もされた、劇団ヨーロッパ企画の「サマータイムマシン・ブルース」との合体で、とんでもないモノが出来そうな予感はしていました。
そして、見てみると、個人的には「大好きな作品」となっていました!
まず、作画のクオリティーは独自性も加わってイイ感じでしたし、何といっても物語が面白かったです。
本作は「ペンギン・ハイウェイ」の森見登美彦の小説がベースとなっているので、若干、SFの部分は説明のスピードが速いのかもしれませんが、まぁ雰囲気で十分だと思える心地よさです。
本作の面白さは、言語化するようなものではないので、とにかく気になったら見てみてください!
青春SFコメディの傑作
目黒シネマさんにて
劇場アニメ『夜は短し歩けよ乙女』(2017)、『四畳半タイムマシンブルース』(2022)鑑賞。
2023年一番面白かった『リバー、流れないでよ』で原案・脚本の上田誠さん(劇団ヨーロッパ企画)が手がけた劇場アニメ作品が3日間限定(24年8月1日(木)~3日(土))二本立てとのことで、いざ劇場へ。
『四畳半タイムマシンブルース』(2022)
森見登美彦さんの原作小説『四畳半神話大系』と上田誠さんの戯曲、2005年本広克行監督で映画化もされた『サマータイムマシン・ブルース』とのコラボレーション作品
『サマータイムマシン・ブルース』はドタバタ青春SFコメディの傑作でしたが、
森見登美彦さんの世界観、中村佑介さん原案のキャラクターとこちらも上手く融合してましたね。どんどんと複雑怪奇化していくストーリーが最後にすべて一本の時系列になる伏線の回収はお見事でしたね。
『夜は短し歩けよ乙女』同様、こちらも最後にきちんとボーイミーツガールしてホロリとさせられましたね。
3日間上映と極端に短い上映期間にもかかわらず、目黒シネマさんのインシアター展開も凄かったですね。
空前絶後の悪魔合体!!!
Disney+で鑑賞(連続シリーズ版)。
原作は既読。
「四畳半神話大系」の世界観が大好きで、アニメももちろん観ていましたが、まさかこれまた私の大好きな「サマータイムマシン・ブルース」とコラボしてしまうなんて。しかもこの組み合わせがこんなにしっくり来るだなんて!
主な筋書きは「サマー~」とほぼ同じですが、四畳半の登場人物たちがその中で躍動して見事な化学反応を引き起こし、奇天烈に事態を掻き乱していくのが面白くてたまらない。
「サマー~」からのゲストであるもっさりくんが、四畳半の世界観に違和感無くハマっているのもいい。声優を務めているのが映画の「サマー~」で同役を演じた方なのも最高でした。
[鑑賞記録]
2024/01/25:episode1
2024/01/31:episode2~4
2024/02/07:episode5~6(最終話)
割と平凡じゃない?
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主人公は貧乏学生。酷暑の中でエアコンのリモコンがつぶれた。
そんな折、25年後の未来から別の学生がタイムマシンで来る。
主人公らはそのタイムマシンで前日のリモコンを取りに行く。
でもよく考えたら、過去を変えると世界が消滅するかも知れない。
ということで何とか変えないよう辻褄を合わせながら行動していく。
でよく考えたら前日は、変な出来事や噛み合わない会話が頻発してた。
それらは未来の自分達が来てたからということで、順次伏線回収。
で最後は「未来の自分が誘った」ことと辻褄を合わせるために、
主人公がヒロインをデートに誘う。こうして成功する。
未来から来てた学生は、彼らの子供だった。ちゃんちゃん。
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ここの評価がいいから見に行ったが、割と平凡に感じた。
今の自分と過去の自分が同時に存在するせいで矛盾が生じるパターンも、
辻褄を合わせるため、未来に起きる事実に合わせて行動するパターンも、
ドラえもんで何度か見てるパターンそのものなんよな。
物語としては辻褄が合ってるし、シナリオもまとまってると思う。
でもドラえもん効果で既視感ありまくりやったのが残念。
未来人が2人の子供だった、ってオチもほぼ読めてしまってたわ。
さすが劇団ヨーロッパ企画‼️
劇団ヨーロッパ企画の人気舞台を映画化した「サマータイムマシン・ブルース」は傑作だった‼️タイムスリップものとして伏線が見事に回収されていく様は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」にも匹敵‼️脚本が素晴らしいと本広克行監督作でも傑作になるという証‼️それで今回の「四畳半タイムマシンブルース」‼️基本的なストーリーは同じなんですが、森見登美彦さんの小説「四畳半神話大系」とコラボしてるとあって、登場人物たちの設定が違っていたり、舞台が四畳半の下宿になっている‼️ベースとなる舞台「サマータイムマシン・ブルース」が素晴らしいので、このアニメーションもかなりの傑作で、楽しく観れて一時間半がアッという間‼️ただ物語のテンポやキャラクターたちの躍動感は、映画「サマータイムマシン・ブルース」の方が上かな‼️
好みはこっち
猛暑の京都。大学生が住む下鴨園水荘で唯一のクーラーが、リモコンが壊れて使えなくなってしまう。そこに突然現れたタイムマシンで私は昨日に行き、無事のリモコンを今日に持ってこようとする。しかし、過去に行った小津たちが過去を変えてしまい。そして私は、後輩の明石さんの動向が気になる。
以前「サマータイムマシンブルース」は観賞済み。設定は違うけど、あらかたは同じ。伏線回収が楽しいのも一緒です。本作の明石さんの抜け加減が好みで、こちらの方が好きですね。「私」と同様、私も彼女を気に入りました。あの形をタイムマシンと思ってしまうのは、日本人ばかりでしょう。
明石さん・・・魅力的です。
酷暑の学生寮で、タイムリープパラドックスに右往左往する主人公達学生を描く物語。
サイエンスSARUが製作する一風変わったアニメ映画ですね
TVアニメ「四畳半神話大系」のリブート作品の位置づけようですが、TVアニメと比較して主人公キャラのアクが薄まった分、とても観やすくなったように思えます。
物語はバンカラな学生生活を基調としたドタバタ劇。タイムリープパラドックスを防ぐために右往左往する学生たちに、主人公の明石さんへの想いを絡めて進みます。
作画は劇画調で紙芝居のよう。そして主人公のモノローグを中心とした朗読劇のよう。その二つに「バンカラな学生生活」が上手く絡み合ってとても味わい深く、飽きずに鑑賞することが出来ました。
人を選ぶ作品だとは思いますが、私的評価4は付加出来る作品だと思います。
夏は短し誘えよ青年
『夜は短し歩けよ乙女』『ペンギン・ハイウェイ』の森見登美彦の小説をTVアニメ化した『四畳半神話大系』。
映画化もされた劇団“ヨーロッパ企画”の舞台『サマータイムマシン・ブルース』。
この2つが奇跡の…いや、禁断のコラボ!?
『サマータイムマシン・ブルース』は昔見た事あり。大学生たちがタイムマシンに乗って壊れる前のエアコンのリモコンを取りに昨日へタイムトラベルする…というおバカな設定ながら巧みな伏線や展開が見事なSF青春コメディであった。
『四畳半神話大系』は未見。が、作風もキャラデザインも『夜は短し歩けよ乙女』まんまなので、この独特の世界観は抵抗なく受け入れられた。見ていく内にクセになっていく。
全く別の作品なのに、これが驚くくらい何の違和感もなく合わさっている。タイトルもズバリ。
森見世界にあのタイムマシンがやって来たような、あのタイムマシンは森見キャラを乗せる日を待っていたような…。
開幕20分くらいは初見の人の為にこの世界観やキャラの紹介。
廃墟寸前の“下鴨幽水荘”に集う一癖も二癖も三癖もありすぎの面々。“一刻荘”なんて比じゃない…?
主人公“私”の悶々憂鬱さも分かる。“私”の一人称で語られる。この言い回しが落語を聞いているようで面白い。
そんな彼らの前に現れた、誰がどう見たって“アレ”。
実動したら、どうやら本物。
定番の未来へ恐竜時代へ行こうと議論になる中、安全パイとして“昨日”へ。壊れる前のエアコンのリモコンを取りに行こうとするのだが…。
過去を変えたら宇宙滅亡の危機…!
たかがリモコン一つで…? 『ザ・フラッシュ』だってトマト缶一つで全マルチバース滅亡の危機。
小スケールなのに大宇宙の大ピンチ…!
このおバカさ緩さが最高。
メインストーリーは『サマータイムマシン・ブルース』まんまなのだが、それでも大変面白く見れる。
自主映画撮影中に映った“もう一人”の小津。
噛み合わない会話。
銭湯の3人の客。
消えた樋口氏のヴィダルサスーン。
誰…? 謎の田村くん。
河童の石像は何故あの人そっくり…?(←ここ、一番笑った)
そもそもリモコンは“何処から”やって来た…?
明石さんを誘った馬骨野郎とは…?
“私”は一体どうやって…?
これら伏線と回収も巧み。分かった上でまた見てもまた違った面白さがある。
昨今のアニメのような実写みたいなリアル映像ではないが、夏の京都の雰囲気が風情感じさせ、ノスタルジーくすぐる。
ドタバタだけど、しっかり思い出深い青春してる。
明石さんに淡い想い抱く“私”。だけど不甲斐ない…。
ところが最後も最後に。明石さんを誘った馬骨野郎は実は…。初めて明石さんと話した時彼女が持っていたゆるキャラアクセサリー。“彼”も持っていた。ひょっとしたら“父親”は…そう想像してしまう。
成就を予感させ、実はラブストーリーとしても素敵。
いや~面白かった!
困ったのはレビュータイトル。
“時をかけるリモコン”にしようと思ってたんだけど、明石さんに先に言われてしまったので、このタイトルにしました。
タイムマシンで過去を変えてしまったために起こる騒動。 主人公の理屈...
タイムマシンで過去を変えてしまったために起こる騒動。
主人公の理屈っぽいナレーションがいちいちおもしろいし、妖怪のような顔をした後輩のキャラも際立っている。
ヒロインの女学生は決してお姫様タイプではなく、サバサバしていて時にコミカルな雰囲気なのもよかった。
過去を少しでも変えたら宇宙が消滅するという心配は行き過ぎのような気もするが、つじつまを合わせるために奔走する若者たちの姿がおもしろかった。
マスコットの熊が引き寄せた2人の出逢いと 思わぬ産物?にサプライズをイメージした作品
古き良き日本の京都が舞台。
夏の思い出、ノスタルジー!
ストーリーのなかでポンコツ映画なんて
台詞があったけど個性豊かな表情に魅了されました。
銭湯のシャンプーにヴィダルサスーン!
愉快な気分を満喫できました。
タイムリープして意外な真実を知りました。
大学生が住む古い建物、外の世界にも
未来が広がる青春がつまった作品でした。
気になる質問の答えを聞くことは
出来なかったけど、
未来は自分で切り拓くもの☆
と言う田村くんの言葉にすべてを感じることが出来ました。
アニメ放送見ずに初めて観たのですが
楽しめるストーリーでした。
爽快な伏線回収で夢中にさせる
2022年劇場鑑賞83本目 傑作 78点
食わず嫌いで鑑賞を避けた未来にならなくてよかった作品
当方鑑賞するジャンルが邦画が8割でその中でも実写のサスペンス、ヒューマン、ハートフル、が多く洋画やアニメはまあ観ないのですが、当サイトの高評価とSNS等で目に入り、さあ期待を裏切ってこいのスタンスで足を運んだらそれはそれは満足な時間でした
終始主人公のナレーションボイスも心地いいし、ヒロインに向けた心描写もすごく規模感が丁度良い。他のキャラクターの個性やストーリーは勿論、絵のタッチが普段アニメを鑑賞しない当方が入り易い雰囲気なのが良かった。
確か劇場上映も期間限定で、配信もディズニープラス限定⁉︎だった気がするので、本当にあの時食わず嫌いせずに劇場に足を運んで良かったです
是非
良いなぁ青春!
バラ色の大学生活に憧れる主人公とスネ夫をさらに腐らせたような奴など個性豊かな面々によって巻き起こされる騒動。
タイムマシンを使ってしたいことの規模の小ささと、それがもたらす規模の大きさの対比、必死な主人公に対してどんどん事をややこしくする登場人物たちが面白い。
伏線も気持ちよく回収してくれてハッピーエンド、超良作。
くすぶっていた大学生活を送った身としては、主人公の姿は非常に共感して応援しながら観ていた。
出町座の椅子が痛いのだ〜‼️❓
はるばる遠くまで、観に来ました。
似た前作のテイストが好きで、テイストは同じでした。
でも、なんだか、くどい。
最前列の椅子で見上げてると、なんだか変なループに眠くなる。
良い雰囲気なんだけど、惜しい。
暇ならどうぞ。
明石さんに心癒されます
四畳半作品が映画化されると聞き、初日に観に行きましたが、観客は数名。
キャラデに好き嫌いが出たからなのでしょうか。
私はこの作品には、このキャラデがベストと思います(小津のデザインはどう見ても人間じゃないよね)。
謎だらけのキャラクター達の中、一人まとも?な明石さん(坂本さんの棒読み的な喋りもスキです)の存在が、今回も心癒されました。
次回作があれば、また観に行きたいです。
主人公の語りが許せれば
テレビシリーズ未視聴
オンボロ下宿に個性的な仲間たち、地味な主人公がヒロインを口説こうと思案しているなど、キャラの関係性は『めぞん一刻』っぽい。
ただ、この主人公、めちゃくちゃ喋る。ここで好みが分かれそう。
主人公の語りが許せれば、コメディ、タイムトラベルものとして楽しめる。
周囲の人間が自由すぎる!でもなぜか憎めない!
タイムトラベルものとしてはものすごくスケールが小さいが、それが返ってリアルでもある。
ビジュアル、キャラクターとも個性的だが、テレビシリーズ未視聴でも楽しめる作品。
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