ウィドウ 怪物の森のレビュー・感想・評価
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怖い森
オープニングで「この映画は事実を元に製作された」と表示、悪霊が住むと言われるロシア北西部、レニングラードの森、悪霊とは昔、村人に惨殺された未亡人の霊らしい、毎年300人以上が消息を絶つらしいがロシア人でないので、どこからどこが事実なのか分かりませんが、2017年末、救助ボランティアチームが消息を絶った事件はあったらしい。
遭難者の救助隊が森の近くで新人訓練途中に、森で少年が行方不明と捜索依頼の無線が入り森に向かうが、見つかったのは少年ではなく全裸の女性、意識は無いが死んではいなかった、女性を病院に届けようと車で走り出すが、ぬかるみにはまったり、倒木に道を塞がれたりとトラブル続出。
捜索犬が居なくなり数人が森の中に行っている間に車が暴走し川の中に転落。運転手は死亡、何故か救助した女だけが生き残っていた。森の中を彷徨い歩く救助隊に次々と恐怖が迫る、ただ、真っ暗闇の森の中なのでさっぱり見えない、ホラーだから暗闇にしたいのは分からないではないが見えなくては映画にならないでしょうに・・。最後まで観ても何が何やら意味不明なロシア製ホラーでした。
動機の同期
何十年もの間毎年300人以上が消息を絶ち、その内の何人かは変死体で発見されるという、街と言えるほどの集落の見当たらない総人口何人なのだろう?な、それはそれは恐ろしい村で人命救助に尽力する救助隊員たちが見舞われる摩訶不思議アドベンチャー...
新人隊員の訓練の様子から、帯同している取材クルー(1人)の鬱陶しさから、森林地帯(山間部?)における救助活動の一連の工程をかいつまみ、彼らは技術的に何ができて規則や法律上何ができないのかといった諸々の概要及び流儀を把握させることで、そんなプロフェショナルな者たちですら、とする実践へとその状況へと陥った際の対応への疑問の噴出を最小限にした不穏な雰囲気作りは妙。故に退屈とも。
一刻を争う人命救助という状況において、助けないという選択肢はあるはずもなく、助けることができないという事態は一番に避けたい救助隊員たちの不可避な境遇を、巻き込まれることとなる呪いの起点にしているのも面白く、
救助した女性の不可解な行動による、目的を同じにするはずの両者の乖離から、彼女に呪いの動機十二分であるとする道筋を築き上げた先に、当事者と部外者とで事情を知る者と知らない者とで全く異なった真実が形成され得る可能性を1つ映像記録によって示唆し、彼女もまた救助隊と同様の動機で尽力していたとする繋ぎは、反転と連鎖へのオトシは実に見事だった。
ただ...、映像が綺麗な割には暗いシーンが多く、ここを観てくれといった惹きのある映像も乏しいため、所々何に着目し何に驚けばいいのか、何を恐がればいいのかわからないのが難。...人によるだろうけど。
また詳細を詰めていないというか、おそらく意図的にボカしているのだろうけれど、扱っている呪いが別段法則性があるものではないので、見終えてみてもイマイチピンと来るものがないのもまたアレで...
「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」シリーズ...「REC」(2007)...「ジェーン・ドウの解剖」(2016)...「ドント・ノック・トワイス」(2016)...
あらすじくらいは載せてほしいが…内容は
【あらすじ】
サンクトペテルブルクの北の森林地帯では、30年で何百もの失踪者が出ている。
見つかった死体は裸にされていると言う異常さ。
そんな所に、訓練で少人数の救助隊が、行方不明の男の子を探しに森に入る。しかし、彼らが森で発見したのは裸の女だった。
奇異な言動の女性と共に救助隊は森を捜索するが、森は異様な様相となり、救助隊は森に封じ込められていく…。
まぁわざわざあらすじ書いといて言うのも何ですが、面白味が少ないです。
未亡人も直接的な恐ろしさは少なく、怖さが伝わらない感じ。
ロシア映画なんだろうけど、独特の展開なら良かったが、何か他のホラー作品を模倣し、それを小さくした感じ。
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