「第一印象は(凝ってるな〜)」バイオハザード ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ maruさんの映画レビュー(感想・評価)
第一印象は(凝ってるな〜)
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もうゲームの一作目が1996年ですから、ライトユーザー=ほとんどの人が忘れている頃だろうし、98年発売の2の要素を入れ込むのもなんとなくわかります。ゲームでのバイオ1然り2のオープニングもインパクトもありますし、2つを合わせて展開するというのはアリだと思いました。
ミラジョボビッチやら3DCGやらゲームでのリメイクに次ぐリメイクで、さまざまなバイオハザードのいわば実写版を見せられてきているので、物足りなさやなんか違う?感は否めないかと思いますが、セットや1、2のゲームの世界観を表現しようとする様子には(凝ってるな〜)と素直に思います。洋館の建物・地下の列車・ヘリが落ちるシーン・振り返るゾンビ・登場人物で構築されたバイオハザードというゲームの「世界観」を見せたいはずなので、登場人物も世界観を演出するための一部です。主役は俳優ではなく「バイオハザードというゲームそのもの」として見ると、違和感なく見れると思います。
そこまで悪くはなかったです。(こんあシーンあったなぁー)と十数年以上ゲームをしていなくてもなんとなく思い出せるのですから、再現度は高いのだと思います。
世界観を表現するには時間をかける必要があるので、アクション重視ではない本映画は、割と敵があっさり死んでいくように感じられると思います。なので(…急に終わった!?)というオチになってしまっている。あと25分長くして、戦闘シーンを描くだけでもだいぶ印象は変わったのではないかなーと。終わりのアングルがちょっと…ダサかった。けど、見方を変えると、バイオハザード1の定点カメラの位置なのかなーとも思います(笑)。
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