劇場公開日 2022年5月13日

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「甘利田先生のような先生に出会っていれば人生変わってたかもな∙∙∙∙∙∙」劇場版 おいしい給食 卒業 甘酒さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0甘利田先生のような先生に出会っていれば人生変わってたかもな∙∙∙∙∙∙

2022年6月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ドラマから始まり映画化され、その後season2まで続き、
そして再びの映画化!!
前回の映画時はコロナで打ち切りになった館も多かった。

1980年代の中学校を舞台にした給食をテーマに繰り広げられる
給極のヒューマンコメディ。
給食が大好きで、全ての情熱を給食に注ぐ
数学教師の【甘利田幸男(市原隼人)】と
給食を究極においしくする事に強いこだわりを持つ
生徒【神野ゴウ(佐藤大志)】との、
「よりおいしい給食を食べる」男と男の戦い

ドラマのおいしい給食から観ていたファンの方は言わずもがな
とにかく甘利田先生が、顔からも全身からも給食愛を噴出させているのを
あの大きなスクリーンいっぱいに見れるだけで愛おしさが募る(笑

昭和真っ只中の時代背景、給食メニューは勿論のこと、
教職員さんのファッションなどの時代再現性のこだわりや、生徒たちの制服の着こなしなどもエモーショナルでお見事!

古き良き時代の昭和の
大人と子供の関係性が滑稽ながらも愛情たっぷりに描かれ、
神野ゴウと甘利田の関係性<教師と生徒>、そして<大人と子供>
そして時に<給食を愛する同士> として。
その距離感と信頼関係がとてもストレートで本当に心がぎゅっと愛おしくなる。
それこそがこの作品のパワーポイント。
コメディではあるがウルっとくる人間愛も描かれているのが
「おいしい給食」なのだ。

子供の頃には何も思わず食べていた給食。
でも、確かに人生で初めての家族以外との会食であり、
誰かと何かを分け合って食事をするという行為は、
忘れ難き共有共通の思い出。

甘利田先生 のように、『好きなものを好き』に。
その好きなものに真っ直ぐに情熱を注いで生きて行く事って、
やっぱりとっても素敵だ。

甘酒