「平凡で偉大な全てのお母さんへ」こんにちは、私のお母さん あささんの映画レビュー(感想・評価)
平凡で偉大な全てのお母さんへ
主人公は1982年生まれで、1981年の自分が生まれる前にタイムスリップし若かりし頃の母に出会う。
中国では80後(バーリンホウ、80后)と呼ばれる1980年代生まれ。一人っ子政策の状況下で生まれたこの世代は一人っ子が多く両親の愛情を一身に受けて育ち、市場経済とともに育った世代でもある。
1980年のテレビを見るために集まる人々やカラーフィルムが普及したとか、この40年で中国経済が急成長したことも本作で改めて思い知らされる。
やはり所々に出る中国らしい“ダサさ”は健在(辛口ですみません)、昭和のメロドラマ見てる気分にもなる一方で、大笑いするシーンも盛り沢山、途中までは“笑えるタイムスリップ”ものでストーリー的にはありきたりなのかもしれない。
しかし侮ってはいけない。ラスト20分、まさかの種明かしと伏線回収にものの見事にやられて涙腺崩壊。母を、子を想い涙する人が多いのではないだろうか。エンドロールのメッセージにも感動した。親の願いは、、、皆一緒だね。泣ける作品が見たいというのにおすすめの一本!
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