劇場公開日 2021年12月11日

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東洋の魔女のレビュー・感想・評価

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3.5日紡貝塚と大松監督の凄さ堪能

2022年5月30日
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鑑賞方法:映画館

単純

幸せ

1964年、戦後復興として日本で開催された東京オリンピックにて、圧倒的な実力で金メダルを獲得した女子バレーボール代表を追ったドキュメンタリー。大松博文監督率いる代表チームのメンバーは、ほとんどが日紡貝塚の社員で、連日深夜まで特訓を受け、欧州遠征でみせた圧倒的な実力から、東洋の魔女、と呼ばれ東京オリンピックを迎えていた。彼女たちの活躍を当時の映像やアニメも入れ、日本人じゃない監督が作った作品。
ユニフォームがJAPANじゃなくてNIPPONなんだなぁ、とか、日本人監督じゃ無いからこんな素敵な編集ができたんだろう、とか、色々感じながら観てた。
当時の日本女子バレーボールの実力は世界でもぬきん出てたのがわかった。14対9から1時間近くソ連に粘られ15対13で勝ったんだと知った。
歴史と当時の貴重な映像が観れ、アタックN o 1の歌も聞け、喜びを感じる作品。
良かった。

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りあの

2.5なんか変

2022年3月17日
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鑑賞方法:映画館

フランス人監督が“東洋の魔女”という素材をどういう風に料理するか興味深かったのですが、ちょっと期待はずれでした。

いろいろな工夫を凝らして作っているのだけれど、それがあまり効果的に機能していないように感じました。というか、むしろ素材の良さを殺しているようなところも多々あったのではないかと思います。
とくにBGMはちょっと合っていないというか、まったく合っていないと感じるシーンも多かった。ああいう音楽が監督の趣味なんでしょうか?

全体のテンポも良いとは言えないような気がして、とにかく「美味しい料理」ではなかったなぁ。

いかにして彼女たちが頂点を極めたか。そこのところをもっと突き詰めて欲しかったのですが……。
僕が以前から興味を抱いていた「大松監督はビルマ戦線(インパール作戦)の生き残り」という件(くだり)も軽く触れる程度だったし、残念です。

退屈ということはなかったけれど、なんか変なドキュメンタリー映画でした。

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peke

3.0自分が四歳の時に…

2022年2月6日
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鑑賞方法:映画館

彼女たちは、東京五輪の女子バレーボールで優勝した。

その彼女達がどんな練習をしていたかを、彼女達が生きている間に取材しようという作品。

日本人だと何らかの番組で一度くらいは聞いたことがあるエピソードをまとめて、当時の映像と共に見聞きできる。そういう映画。

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CB

5.0この時代にこういう映画が見られることが貴重。

2022年1月7日
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今年6本目(合計283本目/今月6本目)。
大阪市では3週間遅れ。

他の方も書かれている通りバレーボールがテーマ。かつ、あの有名なバレーアニメを重ね合わせたというある意味斬新な作り(日本では作らなさそう…)。一方で日本では世代の方も世でない方も多くのことは知っていることで、特に新しい発見は多くはないと思うので(連勝記録の件は私も知らなかった)、そこをどう取るかな、と思います。

バレーボールの競技そのものについてはルールの初歩くらいは把握していないと詰まりますが、現在(2021~2022)と当時とではルールが違っていたようで(特に「サーブ権(の移動)」に関しては知らないと確実に理解が詰まりそう)、そこは要事前知識かな、と思います。

今週はスパイダーマンやマークスマン等大作が多い一方できらりと光るドキュメンタリー映画で、この手のドキュメンタリー映画が好きな方にはお勧めかな、というところです。

採点は下記のみ気になったのですが、大きな傷ではないのでフルスコアにしています。

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(減点0.1)この映画はフランス映画です。ドキュメンタリー映画かつ日本が舞台なので、会話は日本語で、彼女たちの活躍の流れの途中途中にまとめ的な文章がフランス語で入ります(フランス語はほぼ話されず、字幕のみ出てくる)。

 問題はこの字幕の日本語が妙にこなれていない点で、何を言いたいのかわからない(が、かなり固めの国語表現が多用されている)点で、「バレーボール部の女子中学生・高校生」の方がいくと若干きついかな…」という点はあります(センター試験の現代文レベルの国語の語彙がバンバン出てきます/もっとも、そういう層を想定しているかも謎)。

 すると、フランス語を知っていればそれ、知らなければ英語から類推することしかできないのですが、それもなかなか問屋がおろしてくれないので、「要国語力」といったところは確かにあります(意味としては理解できても、なぜそこまで硬い表現をするんだろう?という部分は多いです)。

  ※ 英語から類推が利く語(カッコ内、英語)
   exploiter(exploit)→「利用する」「使用する」、あるいは「(鉱山などを)経営する」の意味ですが、この語は英語でもフランス語でも「搾取する」の意味があります(通常はこの「搾取する」の意味で使用するのが普通)。映画内では「利用する」のほう。

   provoquer(provoke)→「(感情などを)引き起こす」の意味で使用されていますが、「挑発する」の意味で用いられるほうが多いです(英仏共通)。
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yukispica

3.5美智子さんが見ていた。

2021年12月26日
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鑑賞方法:映画館

 ドキュメンタリーとしての価値は、魔女たちの現在を取材できたことだと思う。未だに雨のの中自転車にに乗って向かう先は筋トレのためのスポーツクラブだなんて、すごいなあ。
以前から個人的に興味のあった題材だったので「新たに知った事実」は特になかったと思う。フランス人の監督のせいかわからないけど、鋭い考察も特になかった。逆に押し付けがましさもなくてよかった。見る側が感じればいいのだ。「アタックナンバーワン」と連動させた編集は白眉だったと思う。
 印象に残ったシーンは、、、
・もしも大松監督があれほどハンサムじゃなかったら、魔女たちはあそこまで従順でなかったかもというあるメンバーの発言(なるほど確かに)。
・東京五輪の決勝戦、何度もカットインされた美智子妃殿下の匂い立つような美しさ・そして隣に皇太子はいなかったこと。
・子どもの頃あれほど夢中で見ていた(年がバレバレ)「アタックナンバーワン」。あれほどパワハラ案件であったとは(私は何を刷り込まれてしまったのだろう、とちょっと怖くなった)との再発見。

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Kumiko21

4.5まさかアタックNO1の歌が聴けるなんて。

2021年12月25日
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鑑賞方法:映画館

金メダルだけでも偉業と思ってたけど連勝記録とかもっとすごいこと成し遂げてたんだなー、と。大松監督の優勝後の呆然とした記録映像も印象深い。選手達の当時のプレッシャーもひしひし伝わってくるし時代背景も絡めてて興味深い。何よりドキュメンタリーは単調になりがちだけどアニメとミックスした展開は飽きさせない。いろんな面で楽しめた。

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peanuts

5.0知ってる人にはたまらない

2021年12月16日
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役者を使ったモデルドラマではなくドキュメンタリーなので安心して観られます。
どの映像もあちこちで見たことのあるものばかりなので目新しさはないですが、アタックNo1のマンガ映像と実写をうまく融合させてなかなかのセンスです。
インタビューも特にスクープもなく平々凡々ですが、さんざん魔女を見てきた者は、何度も泣きそうになります、
しかしこの監督、自分が生まれる10年以上も前の、フランスでは人気もないバレーボールの、遥か遠い東洋の選手たちの映画を作ろうと思った動機は何なんですかね?そっちが気になりました。
東洋の魔女自体を殆ど知らない若い人達が観たらどうなんでしょう?やっぱ退屈なのかな?

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越後屋

4.0すげえ良かった。

2021年12月15日
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鑑賞方法:映画館

自分の生まれ年って言うこともあるけど。
あの時代に、世界に追いつきつつあるニッポンがこんなにすごいことができた。
その裏でこんな人達が頑張っていた。
そして、こんなに映像資料が残っていたことに感謝。
帰りの昼食も、初めてのベトナム料理屋さん、ホアングンでフォー・ボーを食べたら美味しくて、それもまた良かった。

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けにあ

4.0フランス人監督による日本人とは

2021年11月13日
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鑑賞方法:映画館

数少ない資料をアニメーションと融合させ時間軸を上手く活用しながら編集されています。

バレーボールだけじゃなく当時の日本の町並みや文化、歴史背景にも触れていて、フランス人視点での差詰日本人論ってところでしょうか。

日本人が作るそれとは一味違って面白い。

見る価値ありです。

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ちゆう