「夢に生きる全ての人へのエール」tick, tick...BOOM! チック、チック…ブーン! チキンリトルさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0夢に生きる全ての人へのエール

2021年11月26日
iPhoneアプリから投稿

アンドリュー・ガーフィールドが演じるは、名作ミュージカル「RENT」を生んだ作曲家ジョナサン・ラーソン。
自身が30歳になる節目を前に、ブロードウェイに進出するための講演会を控え人生の帰路に立たされるジョナサンの物語。彼を取り囲む環境が、彼の将来の選択肢に何度も影響を与えていく。
講演会前に、遠方で仕事に就きそこで一緒に暮らすことを望み決断を迫る恋人。
夢半ばで、大手企業に就職しお金や安定を手にした同世代の仲間。
HIVの感染により将来の時間が限られた友人。
もし、講演会が失敗したら次はあるのか?
30歳にもなるのに、まだ夢を追い続ける自分は正しいのか?
本当に作曲の才能が自分にはあるのか?
特別そうに見えて、胸に秘めている夢を追う者の葛藤と苦しみが感じられ、夢を叶え、成功を望むという誰しも共感できる内容になっている。
映画館でも上映してると観賞後に知り、そっちで見ればよかったと後悔。

チキンリトル