「日本の扉をたたく人」マイスモールランド J417さんの映画レビュー(感想・評価)
日本の扉をたたく人
川口で暮らすクルド難民の女子高生の物語。
ハッピーエンドで終わることを祈りつつ・・鑑賞。
あの終わり方が一番ハッピーなのかもと思わせるほど、現実はもっと冷たく、厳しいのだろうなぁ・・。17歳の女の子が背負い込むにはあまりに重すぎる・・・難民問題。特にクルドに関しては・・異質を嫌い、排除しがちな日本社会にあって、ネガティブなニュースばかりが耳に入ってきて・、悪印象ばかりが社会に蓄積されている様にも思える・・。生きずらいだろうなぁ・・。
訪日する難民、善意の人もいれば悪意の人もいるだろう・・・
私たちの先祖が、島国の中で築き上げてきた、繊細で穏やか、安全な社会も、外来種に淘汰される在来種のようになってしまうのではという懸念、危機感もあるだろうし・・。
ヨーロッパの難民の治安問題に接すると・・なかなか一筋縄ではいかず悩ましい・・。
ただ、困っている人々に素直に手を差し伸べる、そんな強い善意が社会に満ちれば、悪意は消滅しないにしても・蔓延らず、悪意には居心地が悪い社会になるのでは・・と理想論者は思ってしまう。
嵐莉菜が美しい♪
※以前、移民難民問題を扱った「扉をたたく人」という、名作がありましたが・・やはり、切ない終わり方でした・・。
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