シルクロード.com 史上最大の闇サイトのレビュー・感想・評価
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デジタルvsアナログ
デジタル人間とアナログ人間の
戦いをえがいたクライム映画。
アナログがデジタルを追い詰めていく中で、
お互いが感情の面から追い込まれてしまい、
人間臭い一面を出してしまう。
どんな人物も追い込まれると・・・
面白くなかったわけでは
面白くなかったわけではないけど、「ダークウェブ」と「ビットコイン」だけで、こんなにうまく行くの??って思いました。
あと、
娘の学費は没収されなかったのか? とか、
おとなしく年金をもらってた方がもっと得だったんじゃないの? とか、
主犯の終身刑に比べ、警官の6年って軽くない? とかと思ってしまいました。
(ヒロイン役、そんなにかわいくないじゃん!とも思いました。)
オッサンのPCスキルUpと、人間の脆さ。
タイトルで少し損してる気がするが、欧米では有名なサイトで事件だった様だからわかる人居るんだろうな。
麻薬のAMAZON(最終的には銃も扱ってたらしい)を立ち上げたアホな理想に燃える若き起業家と、それを追い込むpcスキルの無いオジサンの話。実話ベースのフィクション。
ネット上の話しだから派手なアクションとかありません。警察も犯人も朝から晩までパチパチkeyを叩いてる、、、ちょっとあのPCの前でどんどん追い込まれて行く身体に悪い感覚は仕事で思いあたる。株とかやってる人もわかるんじゃないかな、、、。
そんな中、定年も近いオッサン刑事の台詞で
「でもPC使ってるのは人間だろう」というのが個人的に刺さった。やっぱり人間って脆いよね。そこにオッサンが手練手管でねじ込んで行くところが面白い。
最後の黒いバック大丈夫だったのは何故だろう?
無い事になってるお金だったのかなぁ。
ストーリー展開
は面白いですが、現実にあった話をある程度忠実に再現しているのか、なんと無くサラッと流れて行った感じです。もっと劇的な展開を加えても良かったかも?あと、主役級の二人が悪党になり切れていない所が平凡さを生んでいる気がします。
これは" 道 "の物語
実話を元にしたクライムサスペンス!としては「うん、そうね」って感じでしたが、道を探し道に迷い道を見失う人達の物語としては非常に刺さりました。
奇しくも捜査官がボソッと呟く「キーボード叩いてるのは人間だろ?」が最後までエッセンスとして効いているというか、むしろそれが伝えたかったんじゃないかと勝手に痺れる位に、「人との距離感」の対比が素晴らしかった。「人は間違える」を前提に描いたドラマとしては、"画面越し"よりも"呼吸"を大事にしてるアナログ人間としては、広く感じて欲しい作品だなと思いました。
もう少し丁寧さがあれば
神経戦に持ち込むとベテラン刑事に一日の長があるのはわかりますが、そこに至るまでの展開が雑な感じがして物語に入り込めませんでした。
展開にもう少し丁寧な説明が盛り込まれていれば評価が違う作品になったと思います。
素材としては面白いだけに残念です。
デジタル対アナログ・・・人間の苦悩
今や、ネット世界のサービスを利用して生活するのが当たり前の時代。 PCやスマホを使って便利を享受している人間とアナログ人間との間には、はっきりとした格差が生まれようとしているかのようだ。 この作品を観に行く人は、どちらかというと後者寄りの人が多いのではないかと思う。
かくいう私も、日常生活で仕方なしに使ってはいるものの、ますますデジタル化が進む社会に、正直ウンザリしているひとりだ。 だから、アナログ刑事の活躍を期待して観に行ったのだが、物語は思った通りには進まなかった。
どんなにデジタル化が進もうとも、結局、社会を動かしているのは人間なのだ。 物語の中で取り返しのつかない犯罪を犯す若者の無謀な野心も、家族のために犯罪を犯してしまう刑事の愛情も、結局は生身の人間の仕業なのである。
IPアドレスだけを追うIT専門の刑事に対し、アナログ刑事が 「キーボードを打っているのは人間だろう」 というシーンがあるが、 この一言にすべてが凝縮されていたと思う。
私も、あと10年弱で年金暮らし。 パソコンやスマホとお別れして田舎に引っ込もうかと考えていたのだが、 この映画を観て決意が固まった次第である。
犯罪者っぽいベテラン刑事とごく普通の青年にしか見えない天才犯罪者
アナログのベテラン刑事が昔ながらの捜査方法で犯人を捕まえる話かと勝手に思っていたが、自分自身でもネットやチャットを駆使し、時にはサイバー犯罪課が得た情報をも利用しながら犯人と接触を図るという内容だったので若干拍子抜けした。
刑事は子供のために犯人を利用し娘の学費を手に入れるが、自分が奨学金の審査面談を忘れた事が原因であり、全く同情の余地は感じない。
また、最終的に娘は学校に入学したようだが、実際にその金を使ったかどうかを奥さんは少し濁したように見え複雑な気持ち残す。
犯人の青年は子供の頃からそれなりに様々な能力 (ルービックキューブとか)があった天才肌だが、執着がなくあっさりとした性格の持ち主で父親にもその辺りを事あるごとに窘められ、本人も自覚がある事からも完全犯罪にのめり込んで行く。
ベテラン刑事は典型的な悪人顔で最後には金欲しさに罪を犯し、サイバー犯は普通の青年で金というよりは絶対に足が付かない方法を完成させ世界を変えたいだけという面白い構図だが、事実だけに劇中で起こるイベント一つ一つの抑揚がさほど大袈裟なものではなく終始盛り上がらないままだったのは残念であった。
実話なら仕方無い
2022年劇場鑑賞25本目。
サイバー犯罪者をユーチューブで薬物の売買が出来ると思っているレベルのアナログ左遷刑事がバカにしてくるサイバー課の同僚を出し抜いて犯人に近づいていく・・・というストーリー。途中までは痛快だったのですが急展開に。映画のカタルシスとしては一気になくなってしまったのですが実話だから仕方ないですね。
先見の明
天才的な頭脳を持つロスは、自由な世界を作るため、表では絶対に買えない違法物を匿名で売買できる闇サイト、シルクロード、を立ち上げた。支持者を集めたシルクロードは、警察にもマークされたが、絶対に身元がバレない強固なシステムとビットコインでの決済で匿名性を確保した。捜査官リックは、問題行動を起こしサイバー犯罪課へ異動させられた。アナログ人間のリックはサイバー犯罪課では足手まといな存在だったが、昔ながらの捜査方法でロスとの接触に成功し、彼から金を略奪し・・・てな話。
実話を基にした話らしいが、これを10年前に気づいて実行してたのなら素晴らしい先見力だと思う。
金儲けの仕組みは難しくてよくわからなかったけど。
リックは運が良かっただけのように思った。
ビットコイン買っておけばよかったw
現場第一主義のアナログ刑事リック・ボーデン。麻薬王を捕まえるために18ヶ月捜査をしていたのに王を怒らせてしまったことで大失態を冒し、パソコンも使えないのにサイバー捜査課に異動させられた。
IPアドレスの追求が不可能なほど、暗号化された闇サイト。自分たちはサイトを立ち上げ管理するだけでドラッグによって巨額の富を得るという仕組み。ドラッグ版amazonとか言ってたけど、日本で言えばドラッグ版○ルカリの方がわかりやすいか。詳しいことは描いていないので、今後の模倣犯罪を防止するためかもしれない・・・
ちょっとアウトローのリック刑事(ジェイソン・クラーク)とシルクロード開設者ロス(ニック・ロビンソン)との攻防が中心となり、リックを閑職に追いやったサイバー捜査課を出し抜くところが面白いと思っていたのに、やっぱり道を外れてしまいましたな。最初はYouTubeで買い物するとか言ってたのに、nobというHNでチャットを巧妙に使い・・・と、信じられないほど上達ぶり。
フィクションをふんだんに取り入れてるにもかかわらず、それほど面白いエピソードが作られたわけでもなく、なぜか犯罪史実を淡々と見せられた気分になってしまいました。言ってみれば“実録モノ闇サイト顛末”といった感じ。
『リチャード・ジュエル』の兄ちゃん(ポール・ウォルター・ハウザー)こそが凄いとも感じたし、元情報屋のダレル・ブリット=ギブソンも何かと凄い。
meat eater
世界を変えたいと息巻いて、ネットで違法薬物売買サイトを立ち上げた男と、彼を追う警察の話。
ドラック版アマゾンとも呼ばれる巨大サイトに成り上がったことで不安に苛まされる犯人に、問題行動を起こし18ヵ月の捜査をムダにすると共に更生施設送りとなり、サイバー犯罪課へ異動させられた超アナログ刑事が、独自の捜査で迫るストーリー。
飛ばされて来たし余りにもデジタルが苦手とはいえ、随分ナメた若僧のボスに放置される中、昔のツテを使ってお勉強すると共にアプローチしていく展開だけど、えっ?そうなの?
実際の事件をモチーフにしているとのことだけど、プライドとかないんでしょうかね…。
これはこれでとも思ったけれど、結局のところがこのオチでは中途半端でちょっと残念だった。
今週は結局本作品が本命か準本命になると思うけど…。
今年19本目(合計292本目/今月19本目)。
予告でも触れられていたように実話ものであるため、あることないこと書けない映画になってしまっています。
ストーリーの展開は他の方も書かれていますし、そもそも実話ものなので調べてしまうと終わりという論点もありますのでそこはざっくりカットします。
内容は「そこそこ」マニアックな字幕で、情報セキュリティに関すること一般(ビットコインなどは常識で、ハッシュ関数といった語まで出てくる)がどんどん出てきます。今は高校でも「情報」という科目ができましたが、そこまではやらないんじゃないか…と思います(資格だと、基本情報技術者試験レベルの情報セキュリティの知識はないと詰まる)。
一方で真似をする人が出てきても困るので(もっとも、ダークウェブだの何だのといったことは、スクリプトいたずらのレベルをはるかに超えているのも確か)、意図的に「そりゃないでしょ」という部分は入っており(ネタバレ回避。一般的なIT技術の知識があればわかります)、一応は「真似してもこれはダメですよ」という点はちゃんと「対策」はなされています(もっとも、ダークウェブだの何だの実際接続するような方は、どこに「対策」があるかなんてすぐわかるし、それを「回避」してやっていくと思いますが…)。
結局のところ、私も含めて「ほぼほぼすべての想定層」にとっては、程度の差こそあってもITの情報セキュリティの技術・知識はあるものの(差・質)の違い、扱われている技術自体もそこそこ高度だし、「一般人に用事がない」ダークウェブだの何だといった内容なので、「じゃ、かえってダークウェブに接続してみようか」とか考えてもダメですし、どう取るか…という点は結構難しいところです。
今週(21日の週)は、他作品に「そこそこの地雷作」が存在し(ザ・ミスフィッツ。詳細はそちらにて。)、消去法的にこちらか、「コーダ・あいのうた」が本命準本命で来るのではないか…という感じです。
すると、多少「情報セキュリティに関して詳しすぎる内容で見る人によっては理解が難しいところ」があるとはいっても、史実に基づく以上はそうせざるを得ないし、逆にこうしたIT技術を「かみくだいて」説明した結果、真似をする人が出てきたり、誤った情報を伝えてしまうほうがむしろ怖いので、それらを考慮すると「減点なし」というところです。
※ ただ、他作品との評価の兼ね合いで(特に「ザ・ミスフィッツ」)、本作品それ自体はITに関する技術をかなり前提として要求しますので注意が必要です。
【世間を知らない頭だけは良いボンボンが”世界を変える”と立ち上げた闇サイト。対峙するは問題行動によりサイバー犯罪課に異動になったアナログ麻薬捜査官。”金を稼ぐなら、額に汗して働け!”と思った作品。】
ー 実在した闇サイト「シルクロード」が2013年にアナログ手法による麻薬捜査官により、検挙されるまでを、虚構を交え、スリリングに描いた作品。
天才的頭脳を持つボンボン、ロス(ニック・ロビンソン)は、違法薬物を匿名で売買できるサイトを、ダークウェブに開設する。
仮想通貨ビットコインを活用し、巨額の売り上げを成し遂げるが・・。-
◆感想
・”悪”VS”悪”だが、問題ある麻薬捜査官リック(ジェイソン・クラーク)の方が、一枚も二枚も上である。
経験に基づいた数々の、ロスを罠に嵌めて行くシーンが痛快である。(違法だけれど・・)
・世間知らずのロスの愚かしき後半の姿は、印象的である。
- あんな輩であれば、GFは見限るし、ゲーム感覚で仮想通貨を使って金稼ぎ。
”あのなあ、金は額に汗して働いて得るんだよ!”とついつい思ってしまった。
彼の、あのような思想に走ったバックボーンをもう少し丁寧に描いて欲しかったなあ。-
・リックには、”学習不全”の可愛らしき娘がいるのだが、対応できる学校の入学費用4万$など、手元には無い。
- サイバー犯罪課に異動になった彼は、パソコンも使えず、年下の上司からも馬鹿にされている。だが、彼はそんなことは気にせず、サイバー犯罪課から情報のみ手に入れ、ロスの手下カーティス(ポール・ウォルター・ハウザー)の家に乗り込み、ロスを恐喝していく・・。-
<今作のストーリー展開は、相当粗い。
が、リックが娘のために、ロスを罠に嵌め、大金をせしめる過程は面白かった作品。
ラスト、刑務所ですれ違う二人の姿。
その後のテロップも、シニカルであると思った作品である。
”金を稼ぐなら、額に汗して働け!”と思った作品でもある。>
実話をもとにしているためか爽快感はない
本作は自由は権利だと考えて世界を変えたいとロスが
ドラッグを売買できるインターネットサイト『シルクロード』を作り出す
それはtorとビットコインを使い身元がわからなくとも取引ができ
ブームを起こす
その取引は1日100万ドルを超えてします
過去の麻薬捜査の失敗によって
サイバー犯罪課に左遷をされてしまったリックが
シルクロードの管理人を捕まえようとして
他のメンバーに煙たがられても
独自の捜査を行う
そして、リックは『シルクロード』の副管理人を捕まえることができ
それを足掛かりにし、ロスを追い詰めようとする
また、『シルクロード』が話題になっていることで
政府に目を付けられ
ロスが焦っている姿は小物っぽいなと思った
リックが捜査で過激になっていくよりも
ロスがシルクロードをメディアに語って有名にしたり
ロスが追い詰められるなかで
『シルクロード』では扱わない自動小銃や
殺人依頼をしていき
挙句の果てにドラッグによって死人がでたりして
ロスのほうが過激なイメージ大きい
リックは捜査で手にしたビットコインを換金したりする理由も
一応娘のためという建前があるから
そう感じないだけかもしれないが
結末はサイバー犯罪課によって
ロスが逮捕され、シルクロードのビットコインを換金したりしたので
リックも逮捕されてしまった
ただ、ビットコインを換金したことで得たお金は
一応娘の教育費に使われている描写があるので
イマイチ、リックの捕まった罪がわかりにくいな
あとは、情報屋とリックの関係性はいろいろとよかったが
実話を元にしたためか、
あまり爽快感はない映画なので
ちょっとそこらへんを求めていた自分としては
期待外れかなと思った
天才の理想の世界は儚い...
希望と堕落は紙一重なんだなと、改めて思わされた
ニックの天才の鬱々とした感じが美しかったし、ジェイソンはアナログおじさんまっしぐらで適役だったし、若者に邪険に扱われるのは感情移入してしまった...。
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