スワンソングのレビュー・感想・評価
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Amusing Small Town Drama in the Classical Sense
A German hairdresser who's earned the respect of a rural midwest American town embarks on a cross-village journey to beautify the corpse of a long-lost faithful customer. It's a humorous design constructed on the reflection of American community, and to some degree an exploration on the homosexual culture that was hidden until recent years. The actors' indie presence shine line like major stars.
最後は見事な仕事っぷり
えー!実話?
怪優
やはりカリスマ
かつては人気を博していたゲイのカリスマ美容師が、長年の顧客であり親友の死化粧をすべく旅するお話。
すっかり歳をとって、老人ホームで退屈な毎日を過ごしていたパット。ある時弁護士から、かつての長年の顧客であり親友のリタが死化粧をパットにして欲しいと言い遺したことを伝えられる。
もう何年もブランクがあるのと、リタとの確執の戸惑いから1度は断るが、リタの家に行く旅は始まる。
ショーの幕開けのキラキラした登場の仕方だったり、老人ホームで車椅子の女性に咥え煙草でヘアセットを施したり、おじいちゃんなんだけど、カリスマ性がキラリ☆
旅の間はいろんな人との出会いで帽子や服をゲットしたりして、だんだん感を取り戻していく感じがワクワクする。
いろんな確執があったかもだけど、リタの死化粧を完璧に仕上げるのはパットしかいない。あれは素晴らしかった。そしてこれが最後の仕事だと、そっと棺桶にシザーを忍ばせる。
そしてパットも逝くのか。
泣けた。泣けたのは最後までパットがキラキラしてて素晴らしかったから。
職人はきっちり仕事をする
歩んできた道を再び解放した先にある清々しさこそ 人生の到達点なのかもしれない
ヘアメイクドレッサーとして一線で活躍してきたMr.パット。
今は、老人ホームで余生をただ消化しているように過ごしているある日、
昔仲違いしたままの大切だった親友女優の死を知らされる。
その彼女からの遺言はパットに死化粧を施してほしいという。ものだった
アーティストであるからこその意地とプライド。
老いにより過去の自分にできた事ができなくなってしまうことへの恐怖や時代や流行の変化。そして何より紛れもなく老いていた自分。
ある意味、それは彼にとって自分の一番大切な人生の核を失っているようだったが、
大好きで大嫌いだった彼女を思い、心のしこりに突き動かされ、
そこからの主人公の葛藤と解放の混在の様は実に眩しく描写されていて
あの頃の自信とプライド、そして忘れ得ない友情と情熱を必死に手繰り寄せる姿は胸が苦しくなるほどに楽しそうで美しい。
1990年代の社会が抱えていたHIVという現実に直面した病の恐怖
本人たちの生死は勿論、社会から畏怖される憤りや悲しみ。
彼らが彼ららしくいれる世界の大切な友人や恋人との絆が
とても直球的に映像として美しく素敵だった。
【終活】という言葉があるが
これこそが本当の人生の【終活】だと思う。
会いたい人に会いに行き
見てきた場所を目に焼き付けて
やりたいようにやっていた頃のようにまた思い切ってみたり、、
そして、ありがとうと言いたかったのに言えてなかった人
ごめんねと言いたかったのに言えてなかった人に
ちゃんと今の心を伝えに行く。
そして
“自分の人生は、まぁ素晴らしかったかな。と清々しく思えれば最高!
やっぱり一度きりの人生。
最期まで諦めたりしないで、後悔しない人生にしておきたいな。と思わされた力強く優しい愛に溢れた素敵な作品
ウドキア凄い。
物語の勉強になる
ロンググッドバイ
人生ラストの教訓・ジワジワ来る作品
はじまりは、『老人ホームから抜け出すちょいワルイケじいさん』だと思った。
歌もいいと感じた。
眼光の鋭さもスゴいと思った。
これは面白くなりそう!!ワクワクした。
が、お墓参り以降ラストの死化粧までのエピソードにジワリと来るものがない。
主人公が実はどんな人間なのかも、今一つ掴めかねるところもある。
多分主人公が
【過去に生きている話し】だからかな。
いくら過去を賛美しても、もうその時には戻れない。
頑張って自分もアップデートしていくしかないのではないかな。
主人公がラストに彼女と和解したシーンは良かったと思う。人が人を赦すって一番難しい事だと思うから…。
彼女に死化粧を施し自分にも化粧をしていた。何故唐突に?と思っていたら、そういう訳かと幕引きに合点がいった。
自分にいよいよ死期が迫ってたり、そろそろ寿命かも知れないなと考えた時に、怨みやワダカマリが残ってると、やはり安らかにあの世に行けないだろうと思うのでしょうね。
出来るなら悔いなく逝きたい。…とわたしも思う。
教訓としてこころに刻んどこう。
作品全編、暗め。というか重い。
観終わってからスカーッとはしなかった。
昨夜から老人の映画ばかり立て続けに観たが、何故人間は老いてまで生きなければならないのか…?
それを語るには若すぎて、答えは出ない。
スワンソング
いくつになってもキレイでいたいのです。
瀕死のおじいちゃん白鳥、最後のダンス
実話ベース。
白鳥は死ぬ間際に最も美しい声で鳴く。転じてアーティスト最後の作品を指す。生活保護を受け、老人ホームで暮らすパットはゲイで元カリスマ・ヘアメイクドレッサー。元顧客の遺言で「死化粧」をする為に故郷へ帰る。道すがら昔の顧客達と出会い、愛する人も金も名声も失った自分が彼等の中に生きていることを知る。
瀕死のおじいちゃん白鳥の最後のダンスは、可愛くて格好良かったです。
人生を、こんなふうに綺麗に締めくくれたらいいですけどねぇ。
主人公をウド・キア。名優です。
大好きな個性派ジェニファー・クーリッジ。
哀愁、笑い…人生の黄昏期を迎えても蘇る情熱。
人生賛歌。
派手さはないけど、良作です。
ぜひ。
丁寧に作っているからこそのテンポが…
お洒落にアレンジされた懐メロがBGM。 聴き逃してしまうほどの音量で常に気分がいい。
会話・仕草・眼差し… 申し分なく極上。
だけどテンポは悪いや。 その分 老人が歩く速度のロードムービーは途中で出会う人々がみな善人で心和むけどね。
あの「悪魔のはらわた」のウド・キアがね・・ いい年の取り方しました...
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