「やはりカリスマ」スワンソング Qooさんの映画レビュー(感想・評価)
やはりカリスマ
かつては人気を博していたゲイのカリスマ美容師が、長年の顧客であり親友の死化粧をすべく旅するお話。
すっかり歳をとって、老人ホームで退屈な毎日を過ごしていたパット。ある時弁護士から、かつての長年の顧客であり親友のリタが死化粧をパットにして欲しいと言い遺したことを伝えられる。
もう何年もブランクがあるのと、リタとの確執の戸惑いから1度は断るが、リタの家に行く旅は始まる。
ショーの幕開けのキラキラした登場の仕方だったり、老人ホームで車椅子の女性に咥え煙草でヘアセットを施したり、おじいちゃんなんだけど、カリスマ性がキラリ☆
旅の間はいろんな人との出会いで帽子や服をゲットしたりして、だんだん感を取り戻していく感じがワクワクする。
いろんな確執があったかもだけど、リタの死化粧を完璧に仕上げるのはパットしかいない。あれは素晴らしかった。そしてこれが最後の仕事だと、そっと棺桶にシザーを忍ばせる。
そしてパットも逝くのか。
泣けた。泣けたのは最後までパットがキラキラしてて素晴らしかったから。
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