「仲間割れ」サイキッカーZ odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
仲間割れ
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昔、スプーン曲げでブームになったユリゲラーをモチーフに日本でも超能力に目覚める者が出現という設定、ユリゲラー自体が手品師まがいで超能力者と言うのには如何わしかったから彼を持ち出したのは軽率な便乗、脚本の失敗でしょう。
アキラを中心とする社会貢献を目指すサイキッカーZという善意のグループと自由闊達な活動を目論むダークネスという超能力者たちのいざこざをダラダラと描きます。ただ、人より優れた能力を持ったとしてもすべての者が正義や社会貢献に活かすとは限らない、そもそも人の生き方、価値観は様々という本質をついているところは評価できます。
冒頭からメディアの取材に応えるようなアキラのサイキッカーZ結成の背景説明の様な独白から不自然で、出てくる超能力者の設定も単能でバラバラで能力取得の説明もなく、能力を見せるシーンはまるで稚拙な紙芝居。クラウドファンディングで自主製作したらしいがXmenなどのハリウッドの超能力映画と比べると全てがチープなB級映画でした。
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