「ラストは制作陣のギリギリの選択」母の聖戦 よしさんの映画レビュー(感想・評価)
ラストは制作陣のギリギリの選択
誘拐された娘の奪還に動く、市井の母親の苦闘を描く物語。
シリアスに全振りした社会派サスペンス。
ヒーローもヒロインもBGMもなく、ただただ母の愛情と犯罪に蝕まれたメキシコの惨状を映します。
警察も友人も頼りにならず、信頼すらさせてもらえない状況に、心が重くなります。
それだけに、自らの危険を顧みず、恐怖に怯えながらも娘を求める母の愛情が心に迫ります。
大向こう受けする作品ではありませんが、完成度の高い作品だったと思います。
私的評価は4にしました。
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