「リアリズムの極み」母の聖戦 あさちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
リアリズムの極み
年初に観そびれた映画をGEOでレンタルして鑑賞
メキシコ🇲🇽の誘拐ビジネスの現状を徹底的にリアリズムで描き切った作品
娘を攫われた母の執念が犯人たちを追い詰めてゆく
全く普通のお母さん、ヒーローみたいな力なんかあるわけなく
解決なんてできやしないけど、それがリアル😿登場人物たちも感情を爆発させる場面もほとんどなく淡々と話は進んでゆく
最後にテロップでメキシコだけで年間10万人の行方不明者と🙀
10年ぶりに誘拐ビジネスを検索してみて愕然🫨としたわ
能天気な我々日本人だけは誘拐は犯罪成功率の低い、割に合わない犯罪なんだと国内の状況と古い知識で勘違いしてる気がするけど、世界ではこの10年で営利目的の誘拐犯罪が爆発的に増加中。しかも政治絡みや金持ち相手じゃなくて普通の家庭がターゲット、1歳の赤ん坊から85歳の車椅子の老婆まで攫われてる。この映画でも40万円弱の僅かな身代金。
何も解決せず、希望もなく
救われない気分で映画は唐突に終わる
そこが更にリアリズム
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