「現実と願望」母の聖戦 Pocarisさんの映画レビュー(感想・評価)
現実と願望
終幕後に、「〜に捧げる」と表示されて、ラストシーンの意味も深くなりますね。
願望が象徴されるシーンです。
母はなぜこんなにも必死になれるのか?ではなく、父はなぜただ現実に押し流されるだけなのか?という問いが残りました。
それと、中尉が本来まだ情報源として使えるはずのあの人をああしてしまう理由とか、あいつの兄も実は殺されているとか、各所に「見えないところに流れている物語」を感じさせ、それが「メキシコ麻薬戦争」の複雑極まりない構造を想像させてくれます。
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