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映画レビュー
クルド人監督バフマン・ゴバディにとって、海とはどういう意味を持つん...
クルド人監督バフマン・ゴバディにとって、海とはどういう意味を持つんだろう。トルコのイスタンブールに暮らす音楽家のクルド人の主人公は、新しくマンションの一室を購入。そこからは海が見えるという触れ込みだった。妻と子どもは海を見たことがないから、その場所に決めたのだが、妻と子どもが事故で死亡。さらに、マンションの前に別のマンションが建ってしまい、海が見えなくなる。主人公はそのマンション業者に抗議するのだが・・・という内容。
クルドはイランやイラク、トルコ、シリアの山岳地帯にまたがって暮らしている。彼らにとって海は珍しいものなのかもしれない。
タイトルの「四つの壁」とは何を指すのだろうか。海を遮るマンション、そして居住区を分断する国境、そして、分かり合えない人間たちの心の壁などだろうか。幻想的な映像が大変美しく、クルド音楽も心地よい。ピンク・フロイドのロジャー・ウォーターズがプロデュースしていることに驚いた。
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ドラマチックが過ぎる
映像も音楽も内容も、濃~い感じで、あらゆるモノがドラマチックだった印象。それ故の面白みもたくさんあったけど、嫌な感じとか違和感も同様に感じてしまって、カナリア引いた目で見てしまいました。だから結末も、まぁそうなりますよね、といった思いで眺めていました、その絵づくりは全くの予想外だったけど─。