「洗濯機の上に、どう考えても皿は置かへんって。」親密な他人 hkr21さんの映画レビュー(感想・評価)
洗濯機の上に、どう考えても皿は置かへんって。
これは、ちょっと…。
黒沢あすかさんが好きなので観に行きましたが…。
俳優のお二人は、とても良かったです。
ただ、脚本、演出が苦手なタイプでした。
皿で指を切って、唇で舐めるアップのシーンが、もしかしてエロいと思っているのかしら?
もう、王道過ぎて…。
あれ、ストーリーの中で必要??
でもって、そのシーン撮りたいがために、皿割りたかったために、洗濯中の洗濯機の上に置いたん?
日常生活で置かんで普通。
さらに、あの瀬戸物のような皿では、なかなか指切らんし、
せめてグラスだわな。
今の時代、都会で子ども乗せたままのベビーカーを放っておかんって。
いいねん、そういうシーン撮りたいなら撮れば、せめて、リアル感を出してくださいな。
監督の自己満足のドヤ感シーンで、
自分の好みじゃないものが一個でもあると、あとが全部、つまらなくなってしまうのです。
※もしかしたら、男性だと気にならないシーンかもね。
バックハグの体制で、カミソリで髭を剃ってあげる、髪を切ってあげる...。
髭生えてないやん。髪型そこまで変わってないやん。
青い羽根はどうなったん?
そのシーンを撮りたい、コンテンツを入れたい!を優先するより、
まずは、ストーリーをきちんと構築して欲しい。
自分の妄想の中では、辻褄合っているのだろうけど、わたし、置いてけぼりでした。
理解力がないのかしら。
もう、なんだか、すべてのドヤ感シーン、コンテンツが女性監督の妄想って感じがしてしまいました。
それも、昭和感覚の。
ただ、黒沢あすかさんは、とても素晴らしかったです。
声のトーンが心地良くミステリアスで、非常に魅力的でした。
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