「ルッソ兄弟の作品だからというのではないけど」モスル あるSWAT部隊の戦い Masatoshi Matsumotoさんの映画レビュー(感想・評価)
ルッソ兄弟の作品だからというのではないけど
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アイアンマンの冒頭、原作アメコミだとベトナム戦争のシーンが、映画ではアフガンだったが、どこかスマートな戦争をしている米軍と泥くさいゲリラ戦争というなかで、
結局は人の生き死にに、スマートも泥くさいもない。
戦争ではそう、敵も味方もそれぞれ家族がいて、戦争に行った身内を案ずるのは変わりないし、味方が勝っても身内がなくなれば、喪失感は半端ない。米国もアフガンも、この映画だとISだろうが関係ない。身内が、仲間が死ねば喪失感を味あう。
しかし、内戦であれ、戦争は、死というものに真っ直ぐ向かっていたら、戦えないし自分が死ぬかもしれない。死に対して鈍感にならざるを得ない。それが戦争の非情さ。
そしてラストでわかるSWAT の任務。ある意味で、アフガンの経験を経てトニースタークが兵器産業をやめると決断するシーンに通ずるものを感じた。
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