「命の重さに差はないはずだけれど・・・」モスル あるSWAT部隊の戦い ニコラスさんの映画レビュー(感想・評価)
命の重さに差はないはずだけれど・・・
作品の冒頭に「製作者の意図で字幕が表示されない部分がある」との説明が出る。
「サウンド・オブ・メタル」ではバリアフリー字幕を初体験させてもらったが、今回は行間を読めとの意図だろうか(字幕が無いことにストレスは感じず、ストーリーを追う事にも問題はなかった)
結末は皆さんのレビューで把握していただくとして、戦争(今回はISIS相手なので国ではないから厳密には戦争ではないかもしれないが)では生命がそれぞれの個人(人格)からかけ離れ、単なる「敵」だからとの理由だけで奪われて行く。
それでありながら、家族を想い自らの命を賭してまでも行動に出なければならない。それを眺めているジレンマが心にどんどん広がり重い気分になってしまいました。
皆同じ一つの命であるはずなんですけれど。
争わなければならない理由は有る筈です。が、争わなくても生きていける世界がいつの日か来ることを願うばかりです。
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