「How dare you!」モスル あるSWAT部隊の戦い グレシャムの法則さんの映画レビュー(感想・評価)
How dare you!
否が応でも集中力を研ぎ澄まさなければ生きていられない。生きていたければ殺さなければならない。
分かりきったことであっても、こうしてリアルに見せつけられると、息が詰まる。
そこに至る過程も任務の目的も倫理観も主義主張も、何もかもがどうでもいい瞬間を一度でも経験したらPTSDになってもおかしくないのに、それが何度も何度も延々と続く状況。
以下は、前にも別のレビューで引用させていただいた
グレタ・トゥーンベリさんの国連での演説の一部。
現状に理解を示したフリをしていて、実際は手をこまねいているだけの世界の為政者たちに向けた言葉ですが、そっくりそのまま当てはまるように感じました。
(為政者たち…には社会システムの一員であり、選挙権も持っている私たちオトナも含まれる、と少しでも当事者意識を持つようにしたいと思います)
How dare you!
You say you “hear” us and that you understand the urgency. But no matter how sad and angry I am, I don’t want to believe that. Because if you fully understood the situation and still kept on failing to act, then you would be evil. And I refuse to believe that.
よくそんなことができますね!
あなたたちは言います。私たちの声は聞こえている、緊急性を理解していると。しかし、どんなに私が悲しくても、怒っていても、それを信じたくはないのです。もしあなたたちが本当に事態を把握していながら行動に移さないのであれば、それは悪でしかない。だから、私は信じません。