ハウス・オブ・グッチのレビュー・感想・評価
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レディーガガの熱演
アダム・ドライバーもアルパチーノも役者は全て良かった。
グッチに創業者一族は誰も居ないとは知らなかったです。
財布と鞄は昔、使っていたけど、あれはグッチ家が経営してた頃のだなあ。
映画としての完成度は高いし、ノンフィクションだから仕方無いけど、後味の悪い作品ではありました。
人の業とそれを超えていくビジネスの力
レディー・ガガがイタリア人女性を演じられるかと危ぶんでいたが、意外にもそれらしく見えた。創業家の骨肉の争いも凄まじいが、これだけ傷ついたブランドを再生させるデザイナーやビジネスも凄い。
同族経営で財をなすとこうなるのか…
極端な話かもしれないけど実にどこにでもあるような内容。ただそれがグッチという一流ブランドの話となると俄然興味がわいてくる。金があれば幸せ、ってことなんかっていうベタなことだよな。
レディーガガは山村紅葉みたいだし、アダムサンドラーやアルパチーノの演技も見応えあり。面白かった。
野心家
よかったよかった。人は誰しも巨万の富を得たら 野心がふつふつと湧いて人の不幸の上に自分の幸福を築こう。となるか。3時間弱の長丁場。中ほどよりやや、眠気が。だがしかし、ラストに行くほどまた目が覚めるお話に。25年か前に、ヴェルサーチもビルに入る玄関前で?狙撃されたのを思い出したよーな❓。大富豪は命懸けですわ。
グッチの歴史知らなかったから勉強になった
始まりがあれば終わりがあるという言葉がまさにそれなストーリー。どこまでがほんとに実話なのか確かめたくなる。(娘さん全然触れられてなかったので、気になる。)
俳優さんは、身長高くて洋服がとても似合っており、ビジュアルも楽しめました。
紂王と妲己
グッチの過去にこんな話があったのか、ということを恥ずかしながら今まで全く知らなかったので、それを知れただけで映画を観て良かった。
グッチ一族のキャラがみなとても個性的で、好きになってしまった。とくに主人公のパトリツィアの魅力はすばらしい。レディーガガがこんなに演技がうまいなんて知らなかった。
表面上はパトリツィアはお金と権力を求めてグッチ家を乗っ取る企てをしたように見えるが、映画では、純粋さもあって、共感できる人物になっている。パトリツィアとマウリツィオの新婚生活くらいまでのところはとてもほほえましい。
賢いが世間知らずで権力欲の無い、いわゆる朴念仁のマウリツィオをパトリツィアがあやつっていく過程は、まるで紂王と妲己のよう。こういうパワフルな悪女の物語って面白い。そのパトリツィアも精神的には占い師に依存していたというのは、考えさせられる。誰しも強い面、弱い面があり、自分しか信じていないような自信たっぷりな人も、どこか意外なところで精神のバランスをとっている。
「事実は小説より奇なり」とはこのことで、映画が事実の面白さを超えることができるのか、というところがこの映画で最も難しかったところではないか、と思う。グッチの事件のことをよく知っている人ほど、事実と映画との違いが気になったのではないか。
実際はどうだったのか調べてみると、マウリツィオの殺害以降の、警察の捜査や、パトリツィアの服役の詳細も非常に面白い。まあ、この映画では「二人の愛の物語」ということを主題にしたので、マウリツィオの死後については詳しくしなかったのだろう。
人物の描かれ方として一番実際とは違うだろうなと思ったのが、パオロ・グッチ。彼はこの映画だと自分にデザイナーの才能があると勘違いしている、かなりイタい変人として描かれているが、実際には、デザイナーとしては優れていたらしい。彼が彼の父やマウリツィオと対立した理由は、彼が愚かだったからではなく、グッチのブランド展開の戦略で意見が合わなかったから、というのが実際だろう。また、映画ではマウリツィオらの悪だくみにはまって著作権侵害で訴えられる、という展開だが、実際には訴えられても仕方ないようなこともしている。
ブランドとしてのグッチが真の意味で復活するのは、グッチ一家が会社からいなくなってから、というのは考えさせられる。同族経営というのは難しいということか。円谷プロを連想してしまった。身内ということでどうしても甘えが出たり、感情が入ったりして、合理的な判断ができなくなってしまうのかな。
グッチにこんな歴史が有るとは知らなかった。 リドリー・スコット監督...
グッチにこんな歴史が有るとは知らなかった。
リドリー・スコット監督、最後の決闘裁判に続き衰えを知りませんね。
アダムドライバーはあまり好きな俳優ではなかったですが、今作は良かったです。
レディ・ガガ、強欲妻の怪演がハマる!
ガガ様凄いなぁ、後半に進むにつれ傲慢強欲性悪女へと変貌していくあの様!
メイク、衣装、体型、表情、セリフ全部がガガ様にハマってた笑
怪しい占い師を心の拠り所にしちゃったんだね、、、
煩悩や心の隙間を巧みに操られて、愛憎が過ぎるとこまでいっちゃった、、、
同時に経営の大事さを改めて肝に銘じた一作である。
その名はかくも甘く、魅惑的な響きを持つ。
いやあ贅沢な配役と豪勢な映像。それだけでも観賞の価値あり。とくに、周りを固める名優に引けをとらぬレディー・ガガ演じる、グッチ家を崩壊に導いたファムファタル、パトリツィアの魅力。若き頃の溌剌とした姿から、次第に欲望が濃くなっていく様が、その加齢を重ねていく容姿からみなぎっている。最後には「あの人」が殺されるっていう事件を知っていながら観る映画だけど、ファミリーの間で渦巻く愛憎のスリルは増すばかりで、画面に惹きつけられて興味が途絶えない。
そして今、グッチにはグッチ家の人間は一人もいない。なんとも上質のミステリー感。
お金持ちの悩みは尽きない…
予告編でブロンディのハートオブグラスのBGMと映像にすっかり魅了されてしまった。
高級ブランドGUCCIをめぐる愛憎劇を、レディーガガとアダムドライバーが好演。
GUCCI一族がファミリーといいながらさまざまな確執で追い落とそうとする姿はさながらゴッドファーザーに通ずるものを感じた。
おじさんの下世話な目からは、見えそうで見えないレディーガガの胸が気になる。笑
長いけど面白い
さすがのスコット君、やたら長い時間をあの手この手で飽きさせない。
ガガ君大熱演、最後は江青みたようでカッコよかった。
パチーノ君ど息子のおバカぶりも堂にいってました。
でも節目節目のシーンをもっとダイナミックに演出しても良いでしょう。
GUCCI婦人
ケーキの味を覚えて取り合いをして独占したがっている。という表現が劇中にありましたが正にその通りの映画でした。
レディー・ガガさんとアダム・ドライバーさんが雰囲気変わっていくのが良かったです。
現在のGUCCIに一族が居ないのは知りませんでした。
華麗なる一族
マウリツィオが円やかな味付けになってはいるが、淡々と展開しながらも長時間引っ張るのは、リドリー・スコットお見事です!と言った感じか。
グッチ家の面々は言うに及ばず、レディ・ガガが素晴らしい。「アリー・スター誕生」で魅せた輝きを更に増してパトリツィアを演じていた。演者の好演に気持ち良くはまる時代の楽曲達も良い感じにトリップさせてくれたし、トーンを抑え目に懐かしさを感じる画面にしているのも好みでした。
グッチ家
今のグッチには、グッチ家の人間が一人もいないと言う事実には驚きました。ガガの演じる女性との関わりが無ければ、グッチはどうなっていたのでしょう。結局は衰退していたのでしょうか。
文句なく楽しい
マウリツィオとの仲が壊れていくほどに占い師ピーナとの仲が深まっていく。ふたりのいる場所がどんどん親密度が増していくのがおもしろかった。最初はTV、最後はお風呂。
乗り物も効果的。カウンタックに乗った彼が、最後は自転車に乗り、何かを思い出して嬉しそうに微笑む。素朴で真面目な人なのに、大きな家に生まれてしまったのがかわいそう。
アルパチーノがエプロンして皿洗いしてたのがかわいかった。バカな息子でも愛さずにはいられない描写として秀逸。
衣装も素敵だけど、やっぱりトムフォードやフリーダジャンニーニの先進的なグッチに比べると野暮ったいデザイン。ガガの身体の迫力がすごい。
あのころ、日本人は金持ちだったんだなあと寂しく思った。
みんなイタリア語なまりで話してたけど、イタリア人がみたら鬱陶しそう…。
レディー・ガガがキャスティングされた時点で勝ち
お金持ちのドロドロしたドラマが好きじゃないけど、飽きることなく楽しめた。
アダム・ドライバーはじめていいと思った。
アル・パチーノとジェレミー・アイアンズの存在感半端じゃないけど、ガガさま全然負けてないていうかこの映画は彼女がキャスティングされた時点で成功だね。
音楽も懐かしいのたくさん聴けました。
全編英語だけど、イタリアの人が観たらどんな感じなんだろう。
ファッションもさることながら音楽!そして細いかけど車!
事実に基づくストーリーとしても楽しめたが、やっぱりファッションの映画だけに細かい装飾なども細部までこだわってた。
個人的に注目したのは車!名だたる欧州のスポーツカーがガンガン出てきて楽しくて仕方がない!極め付けはバイク!あそこまで雪道走らせる必要があったのかってくらい走行シーンが多かった笑。
まあそういう意味でもビジュアルで70〜80年代を表現していた映画だった。
ガガ様
期待値が高すぎました。
ガガ様、GUCCI というだけの映画に感じてしまいました。
PG12なので、もう少し激しい内容も期待しましたが、全くでした。
GUCCIのイメージも若干マイナスになるようにも感じてしまい、大丈夫なのかな?といらない心配もしてしまった。
ただひとつだけ。ガガ様(役)のしたたかさを少しは見習いたい。カッコイイほどに欲望にまみれていた。パーティーで初めて会った男から、グッチの名前を聞いた瞬間に自分の行く道を決めたような表情。カッコよかった。私にもその要素欲しいと本気で思った。
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