「つまらなくはなくむしろ面白い」ペルセポネーの泪 Scottさんの映画レビュー(感想・評価)
つまらなくはなくむしろ面白い
クリックして本文を読む
ロケ地は千曲市なのかな。
どう見ても普通の地方都市というか、農村というかなんだよね。この映像を観ていて「いいな、千曲市」とはならないの。
せめて冬の雪景色とか、作物の緑がある時期とかに撮影できなかったんだろうかとか思いながら観てたの。
話は進んでいって、主人公・男が騙されて指輪取られちゃうんだけど「さすがに、それ、騙されないでしょ」と無理あったな。
しかし、なぜか主人公・男は大金を手に入れ豪遊三昧。でも、豪遊が近所の人を呼んで、ちょっとした宴会だったりしてしょぼい。温泉宿で女中さんに踊ってもらってるんだけど、それ、面白い? いまどき?
そしてさらに話は進み、なんだか同じところをグルグル回るシーンがやたらあったりして、実は、主人公二人はペルセポネーとアドニスの生まれ変わりであることが分かり、主人公・男をやたら苦労させている奴は冥界王・ハデスの生まれ変わりであることが分かる。そして時間が巻き戻り、物語の流れをやり直す。
「えー!」とはならず、「そうなんだ」と思ったけど、信越放送創立70周年記念で作る作品を、この作りにするかね。ギリシア神話と千曲市にどんな関係が!
でも、その創立70周年を無視すれば、話は面白かった。生まれ変わりも、そんなに無茶な描写じゃないと思ったしね。
舞台が千曲市なら、話の内容はなんでも良かったんだろうけど、この作品が千曲市や信越放送もしくは長野県の魅力を高めたかというと、そこは疑問だったな。ただ温泉宿は、由緒ある宿っぽくて、いいなと思ったから、戸倉上山田温泉にとっては良かったかもね。
コメントする