雨を告げる漂流団地のレビュー・感想・評価
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見るか迷ったけど見てよかった
評判があまり良くなかったので見るか迷いました。Netflixなら何時でも見れるので、延ばし延ばしに。
でも見て良かったです。
小学生が主人公なので、話はちょっと子供っぽい。そなことするかね、、、とか、そりゃ小学生だからね。
小学生が主人公の場合、少し大人に成長するか、大人に気を使っていたりなどが私の泣きポイント。
話の前半この辺りが薄いので、そんな都合よく?とか細かいところが気になってしまいましたが、後半はちゃんとポイントついてくるのでウルっときた。
Netflixはお世話になっていますが、映画はやっぱり映画館が良いかな。
小学生の頃を思い出しました。
大人になって忘れていた。
子供の喧嘩、自分の感情が理解出来ない、
変わりゆくものを受け入れられない葛藤が上手く表現されていたと思う。
物や環境が無くなっても残る関係や思い出について、再度気付かされた作品だったので
実体験もあり、泣けました。
団地が幸せそのものであった夏芽の視点だと
話が分かりやすいのかなと思います。
その他考察 (個人の意見、すいません)
使われなくなった建物視点
人々の幸せに使っていた時を手放せない状態 or 心残りがある=漂流
航祐と夏芽視点
団地にいた頃の未練、建物とのバイバイが出来ずにいた状態=漂流
ストーリー
ノッポくんと遊園地の擬人化が現れますが、
お互いに晴れやかにお別れしたことで、
建物たちの天国に辿り着くことが出来た。
道中の黒い影は、人も建物も後悔してしまうようなことがあれば、思い出に囚われるという
地獄に落ちてしまう表現かと思いました。
ここまで解釈するのに難解だったので楽しめる人と、そうでない人が居るかと思うので、4.5にします。
ここまで読んでいただいた方ありがとうございました。
2022年アニメ映画最高傑作
2022年映画館鑑賞50作品目
9月26日(月)イオンシネマ石巻
6ミタ0円
監督と脚本は『ペンギン•ハイウェイ』の石田祐康
脚本は他に『神様はバリにいる』『田沼旅館の奇跡』の森ハヤシ
近々取り壊し予定のすっかり廃墟になった団地にいた同い年の同じ小学校に通う男子児童3人女子児童3人
ひょんなことから一面海の世界に団地ごとワープ
団地にはのっぽくんという不思議な少年もいた
団地は海を漂流している
サバイバル
冒険ファンタジー
ピンチピンチの連続
笑いあり涙あり
少年少女は元の世界に帰ることができるのか
予告編から面白そうだった
娯楽映画としては充分に合格点
むしろ感動したので傑作の部類
絵は好きだ
オール声当て専門はいまどき珍しい意欲作
残念な点はある
観覧車の少女は登場が唐突すぎる
おそらくカットしたんだろう
あとフロリダに行きたいなどと悪態たれな令依奈って女の子いるけど僕はわりと好き
松井菜桜子が声当てをしていたトト子を思い出した
アニメでも実写でも色々なキャラがいた方が面白い
模範的な良い人ばかりでつまらんよ
レビュアーの中にはイライラとマジギレしている大人もいて逆に怖い
ときには叱るが温かく見守るじゅりちゃんを見習ってほしいものだ
ツギハギだらけのループする悪夢
え?
「ペンギン・ハイウェイ」大好きです。確かに「猫被り」で少し違和感を感じてはいたのですが、本作で爆発。久々に途中退席を真剣に考えちゃいました。
主人公二人がダメ。というか「なつめ」が壊滅的なんだろうな。あと「のっぽ」も「そ~じゃなくね?」感が終始漂い、終盤の熱い(つもりの)展開の頃には気持ちが絶対零度になっていること請け合いです。
他のレビューさんが言いたいことは分かる。
他のレビューさんが言う通り、2時間10分とストーリーに対して話が長い印象があります。
先にマイナス点を上げれば、
小学生と言えば小学生。漂流団地というようにサバイバルシーンもある中で仲が良く一致団結して壁を乗り越えるかと思いきや、またすぐに仲間割れを起こす。もう少し一致団結してる姿を映して欲しかったです。一致団結、仲間割れの流れを2、3回は繰り返してるので視聴者も飽きてしまい「?」となる点かと思います。
さて、ここからは自分が言いたいことを言わせてもらいます。
自分も小学生まで団地民で、取り壊しにより転校しました。下の階には家族同然の幼馴染もいました。今は中々ないあの団地の人間関係や空気感。それが瓜二つに表現されており、映画を見ながら凄い感動し、当時の思い出が鮮明によみがえります。
夏芽がわかままとか往生際が悪いとかコメントありますが、それは違います。あそこが私の家だったんです。命に変えても守りたかった居場所なんです。自分も団地から引っ越しては取り壊しするまで何度も足を運びました。今でも正直あの団地が取り壊された事を寂しく思います。さて、漂流団地はそんな夏芽と航祐の2人がずっと居たかった居場所にお別れを言う映画です。
元団地民の皆さん。あの懐かしい頃に戻ってみませんか?
とても謎めいていて、感性で楽しむ映画です。
結論からいうと、観終わった後に、「???」となる映画です。
謎めいた感じのストーリー展開なので、一生懸命に謎を解き明かそうと頑張るんですが、どうしても理屈では理解ができなかったです。
おそらく、細かい理屈で考えずに、「直観」、「感性」で観る映画なのかなーと思います。
過去のしがらみに囚われた子供たちが、いろいろな経験を共に乗り越えていく中で、
信頼関係を回復、構築していく展開には、学びがあります。
映画の内容とは直接関係ないですが、気付きのシェアです。
子供って、ちょっとしたことで誤解し、それをずっと引きずり、回復させるタイミングを逃しがちです。
その辺を大人が察知し、臨機応変に対応していくことが大切だなと感じました。
面白いそうなのになにかが足りない
取り壊される予定の廃団地を探検しようとした小学生を乗せ、なぜか突然団地ごと海の上に…と言うストーリー。
①団地の雰囲気とかエモさもありつつなんだけど、なんかちょっと感情移入しきれず…小学生達が大人びたことを言い過ぎてる感じ。近頃の小学生はこんなこと言うのか?と思う反面、幼稚にバカバカ言い合う…高学年ならなくもないけど、なんか違和感。
②安じいのエピソードがいまいち弱い。団地の魂?はのっぽくんじゃなくて安じいの姿で出てくるぐらいでも良かったのでは。
③漂流してるけど団地内と言う限られた場所での話なので、同じところでグルグルしてる感じでちょっと中弛み。色んなことが起きると言えば起きるんだけど…
と言うことでつまらなくもないけどなんかイマイチで星3つ。
夢の中にいるみたい
↑息子に訊いた本作の感想です。
今回のレビューは私ではなく、息子の感想を書いています。Netflixで鑑賞、私は観れなかったのですが、子ども二人無我夢中で見ていました。
星5つのうち4つとのこと。満足度も高いみたいです。
小学生の子どもたちが「感動した!」と。人と人との助け合いや、温かさを感じたと息子は言っています。
作品全体を占める雰囲気が良い
ペンギンハイウェイと同じ柔らかい人物作画と明るく澄んだ夏の空気感を感じる背景が最高の作品。
他評価のレビューではすとーちー上の説明の少なさに難色を示されている人が多いようだけど個人的にはそれほど気になるレベルではなかったので楽しめた。ペンギンハイウェイでも結局のところお姉さんの正体がきちんと説明されずに終わった記憶があるがそういう点が気にならずにあの作品が楽しめた人なら今作も十分に楽しめると思う。
ペンギンハイウェイと同様作画のやわらかさや子供が主人公として活躍する点など、一見子供向け映画のようでかなり大人向けに作られた作品だと感じた。例えば今作の大きなテーマにはノスタルジーが挙げられる点。
子供のころに住んでいた団地、遊びに行った遊園地、プール施設など大人になった今施設自体が取り壊されて無くなってしまったり、もう行くことが無くなってしまったが、幼いころの自分を構成していたもの、それは多くの人が共通して持っているものだと思う。
今作はそういった思い出の詰まった建物が次々と登場し、描かれているキャラクターは少ないがそういったすべての建物に子供の姿をした付喪神が存在している。具体的に描写される付喪神は団地のノッポと遊園地(観覧車)の付喪神だけだが、プール施設で非常食をくれたのも付喪神だろうし、おそらく最初に流れ去っていった施設にも存在しているのだと思う。
そうして施設(建物)に人格を与えることでただの建物にしか過ぎないものを自分を作り育ててくれた一部なのだと認識し、感謝の念を抱かさてくれる付喪神という昔の人が作り出した概念を上手く使ったストーリーで、個人的には団地のノッポよりも終盤に登場する令依菜が幼いころに父親に連れて行ってもらっていた遊園地が一番感情移入できる施設で、幼いころに連れて行ってもらった自身の記憶を思い返すことが出来た。
そういった施設は自分の意志ではどうしようもなく無くなっていってしまう存在だが、形自体は消えてしまっても、そこで育まれた友情や愛情、思い出は消えることなく自分たちの中に残り続けている。ありきたりなテーマではあるが一つの個人が所有するモノではなく施設という日常風景の一部に焦点を当てた今作は昭和時代に作られた建物が次々と取り壊され新しい景色に代わっていく今の時代に過去を振り返り、温かい気持ちでノスタルジーに浸ることが出来るいい作品だと感じた。
「ひと夏の冒険と成長」を描いた傑作
子供たちの「ひと夏の冒険と成長」を描いた傑作です。いい年して泣いてしまいました。子供から大人までおすすめできる作品です。
ストーリーは十分わかりやすいです。最初は謎めいた要素が多いのですが、終盤にちゃんと種明かしがされます。『エヴァンゲリオン』や『バブル』のような、観終わったあとの「謎が残ったモヤモヤ感」「結局なんだったの感」がありません。
たとえば「ノッポ君」というあからさまに謎の少年が登場します。彼の正体は、最初のうちは謎のままで進行し、途中で「彼の腕に異変が起きる」という手がかりが出るけどまだ謎のまま、次に「彼の脚に鉄筋が見える」ことで正体が少しだけ見えて、そして後半に出てくる遊園地が大きなヒントになり(中学生ならここで正体に気づく)、ラストシーンで正体が明らかになります(ここで小学生でも正体がわかる)。なので小学生高学年くらいの読解力があれば十分に理解できるストーリーだし、それをわからせてくれる細かい演出が光りました。
(しかし昨今は『君の名は。』や『天気の子』ですら「ストーリーがわからなかった」という大人が多いので、そういった「SF要素(すこしふしぎ要素)を含んだ物語に不慣れな人たち」にとってはこの作品もわかりづらいのかなと思います。メジャーになる前の新海誠の作品がわかりづらいのは仕方ないにしても、『君の名は。』と『天気の子』は一般大衆向けに相当わかりやすく作られているので、さすがにこの2つのストーリーがわからないのは「SF要素のある物語に不慣れな人たち」なのでしょう。)
全体的には、「謎解きまたは回想シーン」と「ハラハラするアクションシーン」が交互に訪れるので、飽きが来ないように作られています。少し謎が解けたらハラハラするシーン、また少し謎が解けて回想が挟まってアクションシーン、という進行なので、だらけません。そんなに派手なアクションがあるわけではないのに、作画と音楽と声優の演技がすばらしいので、ハラハラして見入ってしまいました。子供どうしがケンカするシーンが多いのですが、主人公ではない男の子ふたりがコミカルな役目をするので、暗い感じがしません。
以降は細かい感想です。
まず、子供たちの描写がとてもうまかったです。「そうそう、子供ってこんな感じだよね」と思いながら観てました。特に、素直になれない男の子の声優(田村睦心)の演技がすばらしく、「これぞ男の子ーーーっ!」って感じでした。作画の良さと声優の演技のうまさが噛み合っているので、作品に没入できます。(最近の映画はジブリも新海誠も細田守も、声優ではなく役者を使うので、演技の不自然さや違和感を感じることが多く、気になって集中できないことがありませんか? やはり日本の声優は優秀だと再確認しました。)
ストーリー上、子供がケンカしたりいがみ合うシーンが多いのですが、素直になれない様子をケンカすることで表現しているので、ケンカのシーンでも「素直になれない男の子ってこうだよね」と思って観ていました。あるいは別のシーンでは、主役のふたりがいがみ合いながら力を合わせて重いものを持ち上げており、「ケンカしているけど心の奥底では信頼しあっている」ことがうまく表現されていました。なのでケンカやいがみ合いのシーンが多くてもそんなに気になりません。しかしこういった表現から読み取るのが苦手な人にとっては、「ケンカばかりしている映画」という印象になったかもしれません。
またひとつの登場物(アイテム)が複数の役割を兼ねているので、少ない登場物で多くのものを表現できていることに感心しました(尺が限られる映画ならではかも)。たとえば後半に出てくる遊園地は、謎の解明の大きなヒントになっているだけでなく、わめいてばかりの女の子(実は遊園地好き)の心情が変化する役割を果たしており、思わず心の中で「うまいな」とつぶやきました。
このわめいてばかりいる女の子は、何でも他人のせいにして非難するばかり。まるでクレーマーやモンスターペアレントのようで、いい印象がありません。しかしある時、その子を別の女の子(メガネを掛けたおとなしい子)が一喝します。それをきっかけに、おとなしかったメガネの子が行動力を見せる成長をします(作中でいちばん成長したのはこの子かも)。まあ行動力を見せたせいで大きな怪我をしてしまうのですが、今度はそれをきっかけに、わめいてばかりいる女の子が友達思いの一面を見せます。つまり、あるきっかけで子供が成長し、それがまた別のきっかけを生み出すという連鎖が起こります。話の転がり方が自然です。
「団地」という舞台装置も、最初は「なんで団地が漂流するの?」という唐突感があるのですが、観終わってみれば「そういうことか」と納得します。オープニングの、過去に時間がさかのぼって団地が表現される演出が、実にいいものだったと気づきました。二回目をみたら、もうオープニングで泣いてしまいそう。
映画としてとても満足できる作品でした。近年のジブリ作品に満足できていない自分にとって、また新海誠の二番煎じのような作品(←『バブル』!お前のことだぞ!)が多い現状を嘆いている自分にとって、本当にすてきなオリジナルアニメーションでした。制作会社のスタジオコロリドと、石田祐康監督、関係者の方々、ありがとうございました。また今まで存じておらず、申し訳ありません。過去作も含めて、これから注目していきます。
あの子供たちがこれから幸せでありますように。
ふわっとしてる
序盤はフロリダに行く女の子があんたのせいでこんな目にあってんのよ!とのっぽ君やなつめにキレるみたいな展開が3回くらい序盤で行われます。中盤で親友が怪我した場面でもあんたのせいで!ってキレます。この女の子がワンパターンでキレているので成長を感じられずなんかなぁって感じでした。またこのフロリダの女の子の思い出の地であった観覧車の建物にいた女性の掘り下げが全くなかったし説明なしにいきなり出てくるのでお前誰やねん状態が長く続いたのもモヤモヤしました。フロリダの子の回想シーンでも流すなりしたらもう少し観覧車のキャラを出した意味が出るかなぁと…
なんで団地は漂流しているのか、昔壊された建物達もなぜ漂流しているのか、色々謎はありましたが全く説明なくフワッとしたまま終わってしまったのが1番残念です。
全体的に謎
なんとなく、少年たちの夏の終わりの冒険的な物を
想像していたのだけど、
漂流する所から謎が始まり、
観てる者を置き去りに話は漂流して行く。
そんな映画でした。
過去に団地で何があったろう事は仄めかしてはいるん
だけど、何があったかはしっかりは明かさず、
なんとなく気まずい関係なナツメとコウスケ。
不協和音のまま団地で漂流する仲間たち、と
全体的に重い空気を感じて、
少年たちだけで漂流すると言うアニメならではの
ワクワク感を感じられなかったのが、
僕的には残念でした。
漂流の理由やノッポくんもイマイチ説得力にかけるし
クライマックスも謎展開と言う感じで
ポカーンとなってしまいました。
過去を引きずったままではいけない。
過去を糧にして素晴らしい思い出として、
前に進んで行かないといけないな。
そんなところでしょうか?
大人になろうとするがやはり子供
長い。
伝えたい事をこっちで考えるんだが、なんかピンとこない。ピンとこないままハッピーエンド。なんとなくの解釈でそーゆう事なのかな?こーゆう事なのかな?と考えてみるが、やはり謎。
一つ一つ困難を乗り越えそうで、、、やはり子供。
大人向けに作ったのか?子供か?
んーーー
映像や声優さんは申し分ないのに、脚本が同じ波形を繰り返しているような作品でした。
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