「コレジャナイ感」聖闘士星矢 The Beginning しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
コレジャナイ感
通常スクリーンで鑑賞(字幕)。
原作マンガは未読、アニメ版も未見。
殆ど予備知識無しで観たわけですが、それでも分かるコレジャナイ感。星矢が覚醒するまでが冗長だし、肝心の聖闘士のバトルシーンの尺がかなり短くて肩透かし。新田真剣佑のアクションが見事なだけに、本当にもったいないと思いました。
そのフェニックスの聖闘士との対決も、なんの因縁も無いまま唐突に戦いが始まった感じで「ついに激突だ!」と云うカタルシスが皆無。戦いの決着もつかないので、よっぽど何をしてるのか分からない。もう一度言いますが、もったいない。
日本のマンガのハリウッド実写版に日本人俳優が主演として起用されるのはある意味快挙と言って良いですが(千葉真一の息子と云うネームバリューのおかげかもしれないが)、全体に漂う低予算感が悲しい。CGがイマイチでした。
原作では日本人であるキャラを外国人キャストに置き換えたことで生じる違和感を拭い切れておらず(星矢の姉なのに思いっきり外国人)、ハテナが終始ちらついて集中が妨げられたので、少しくらい説明があってもいい気がしました。
邦題は「The Beginning」ですが、本作限りかも…
[余談]
ニック・スタール氏、お久しぶりです(笑)。
役に恵まれない役者さんと云う個人的な印象があります。
「ターミネーター3」のジョン・コナーも微妙でしたし、本作の格闘家もいてもいなくても物語が成立してしまうような役であり、残念。私生活の苦労も含め、応援したくなりました。
※修正(2024/04/09)
同感です。
マリンさんは12宮あたりまでは「もしかして姉さん?」みたいなにおわせ方をしていましたが、ハーデス最終回で星華御本人が登場したため、別人となっております。