「ネットを鵜呑みにするな!映画館で小宇宙を感じろ」聖闘士星矢 The Beginning 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
ネットを鵜呑みにするな!映画館で小宇宙を感じろ
2023年映画館鑑賞25作品目
5月10日(水)イオンシネマ新利府
ハッピーナイト1300円
原作は昔ちょっこっとだけ読んだ
グロかった記憶
アニメの方はほとんど観ていない
原作漫画はリスペクトしていない
車田正美先生の絵は好みじゃない
そのためかわりと楽しめた
久々にハリウッドの底力を感じた
『マーベルヒーロー』とか『トランスフォーマー』だと今ひとつしっくりこないが元が日本の漫画のためか世界観をスッと受け入れることはできた
『ドラゴンボール』や『ガイバー』は期待外れもいいところだけど少なくともこれはそうじゃない
大コケらしいが『カリオストロの城』だって興行的には失敗だったしテレビだけど『機動戦士ガンダム』は低視聴率で打ち切りになったがこの作品もどちらかといえばそっち側
アクションがいいね
これこれこれだよ
マリンとの修行のシーンが特にいいね
結局最後まで仮面を取らず素顔を見せなかったのはハリウッド映画としては意外
空にぽっかり浮かぶ崩れかけの巨大な女神の顔の石像がシュールで芸術的
アテナに覚醒したらなぜか髪の毛が全部紫に
アニメっぽくなった
この白人女性わりと童顔で日本人男性の多くが好きなタイプかも
聖闘士の聖衣のデザインが全く違うが僕はこっちの方が好きだな
原作のデザインはハッキリ言ってダサい
それにしても真剣佑の上半身がすごい
顔と全然あってないので下手くそなアイコラみたい
決して悪くはないしむしろ良作の部類だけど『マリオ』を観るつもりで席に座ったのに始まったのは『星矢』じゃそりゃ嫌に決まってる
それにしても原作ファンはなぜ懲りずに実写映画を観てしまうのか
それが仕事ならともかくそうじゃないなら意味不明
その疑問にわかりやすく答える者はいない
きっと本人もわからないのだろう
続きを匂わせているがたぶんないだろう
日本の漫画が原作でもエンドロールはいつものハリウッド
おまけはないし本編終了したら退席する方が賢明